「日帰り旅行」のカテゴリに入れましたが、1泊2日です。……サブカテゴリを増やしてもしょうがないので「日帰り圏への旅行」ということで。
仙台へ旅行することになりました。
新幹線で行けば日帰り圏ですが、仙台14時半ごろ集合、と、特に急ぐ必要はなく、こちらも時間はいっぱいあります。
かといって、在来線の各駅停車で行くにはちょっと間に合いそうにありません。
ところで、JR東日本が
昨年12月にプレスしたところによると、上野から仙台へ延々と直通する「ひたち」をやめるそうです。
「スーパーひたち」は学生時代に上野から仙台まで一度乗り通したことがありましたが、せっかくなのでもう一度乗っておくことにしました。
今回は上野からではなく、武蔵野線で新松戸へ出て常磐線に乗り換えたので、柏へ各駅停車で移動してまず「フレッシュひたち5号」に水戸まで乗り、そこから上野発仙台行き「スーパーひたち7号」のお世話になります。
新松戸からの常磐緩行線はE233系2000番台。
千代田線・常磐緩行線と言えば、東京メトロの運転士が唯一空気指令式の電磁直通ブレーキ(JR203系)を扱う路線ですが、JR東日本は新車の投入が始まるとあっという間に旧形式が減りますね。
新車は1日1両ペースで作れるってんですから、2週間に1編成ずつ減る計算です。
今日の目当ては「スーパーひたち」なんですけども、柏から「フレッシュひたち」に乗って、そういえば「フレッシュひたち」に乗るのはかなり久しぶりではないかなぁ……もしや2006年の夏以来? と思ってましたが、書いている2/24時点で振り返ってみたら去年乗ってました。
最近、物忘れが激しくて困ります。
水戸駅に着きました。
ほんとに、目当ては仙台行き「スーパーひたち」なんですけども、先に挙げたプレスによれば現在「フレッシュひたち」に使われているE653系は水戸駅には来なくなるので、この売店はどうするんだろうなぁ、と、どうでもよいことが気になります。
今晩世話になる友人に、おみやげを購入しました。……なぜか水戸駅で「銚電のぬれ煎餅」が売られていて、千葉土産にそれをチョイス。
あとは水戸から仙台まで、えっちらおっちら3時間かけて北上です。
JR東日本の特急は、特急を乗り換えるごとに特急券を買い直さなきゃいけないんですが、なぜか常磐線だけ水戸か勝田で乗り継げば(改札を出ない限り)1枚の特急券(通しの特急料金)でよいことになっています。
実際は「フレッシュひたち」と「スーパーひたち」が30分交互というダイヤで、30分待って特急どうしを乗り継ぐよりは「スーパーひたち7号」も停まる土浦まで普通列車で来たほうが(待ち時間を含めた)所要時間は短かったんですが、今回はありがたく活用させてもらいました。
「スーパーひたち」用651系電車は、国鉄が民営分割されてJR東日本が最初に手がけた特急型の新車で、ずいぶん気合を入れて作ったみたいですが自分は正面デザインのイマイチさに「カッコ悪ッ!」と思っていたもんです。(個人の感想です)
それが、引退するとなると「タキシードボディ」とかどうとかいう外観にある種の風格を感じてしまったりして……勝手なもんですね。
窓の日よけがブラインドではなくカーテン、というのは、懐古趣味の鉄道マニアにはたまらんでしょう。たぶん。
実用的にはブラインドのほうが便利だけどな!
11両編成は、いわき駅で後ろ7両を切り落として身軽な4両編成になります。
(繁忙期は11両のまま仙台まで行く模様)
写真は、いわき駅を出てすぐ右手に見える「自由党」の看板。
なぜか取り外されないままなんですよね。
車窓に海が見えたり、複線だったのが単線になって上野ゆきと行き違いの停車があったり、新幹線では味わえない車窓にすっかり満足です。
かつて上野と青森を結んでいた夜行列車には、東北本線の線路容量が足りないとかで常磐線経由も設定されていました(東北本線経由が「はくつる」、常磐線経由が「ゆうづる」)けど、考えてみれば東急の東横線+目黒線もびっくりの「壮大な複々線」で、国鉄というのはかようにスケールのでかい会社だったんだなぁ、と、どうでもよいことを思っておりました。
#「国鉄の都合」で常磐線経由だったので、運賃・料金は東北本線経由で計算できた
新幹線では貨物輸送をしていないので貨物列車にとっては現在も常磐線は変わらぬ大動脈ですが、旅客輸送にとってはもはやオーバースペックという印象です。(個人の感想です)
とはいえ、4両編成にコンパクトになった特急は、火曜日だというのにざっと見た印象でも座席の8〜9割が埋まっていて、仙台の求心力をうかがわせました。
車窓に「白松がモナカ」の野立て看板やホームセンターの「ダイユー8」が見えてくると宮城県で、岩沼駅から東北本線に合流して仙台駅には12:23に到着です。
(ダイユーエイトは福島の会社なんだそうですが……)