フォークリフト運転技能講習2日目

IMGP2765.jpg 月曜日に続く、2日目です。

 大型特殊自動車の運転免許を持っているので、走行に関する教習は免除になり、荷役装置の操作を中心に8:20〜12:30のおよそ4時間教習を受けます。

 午後もう一度おさらいをしてすぐに試験なので、午前中からひたすら試験項目の練習です。

 教習は雨天決行で、火〜木は雨続きだったのが今日になって雨が上がったので教習の環境は格段に向上。1台を3人で代わる代わる乗って練習練習。

 試験の一連の流れを覚えるまでは少し苦労しましたが、覚えてさえしまえば、勤務先と指差喚呼の仕方が違うなど思うところがあってもツベコベ言わずに「決められたことを決まった通りやる」だけですから、判断能力が鈍って会社を休んでいるような自分でも何も考えなくていい作業なら楽なものです。


 教習車はトヨタ車ですが、銘盤をよく見ると「豊田自動織機」。

 へー。トヨタ発祥の豊田自動織機という会社が今も残っていることは知っていたものの何を作っいるのか謎に思ってましたが、こういう製品を作っているのですね。

#実は繊維機械もまだやっているという事実


 試験の簡単な流れは、

・フォークリフトの外周を点検して乗車
  ↓
・エンジン始動
  ↓
・発進(ストップウォッチ計測開始)
  ↓
・車庫入れコースに前から入り、トラックの荷台に見立てた台から荷物を「二段取り」
  ↓
・クランクを曲がり、もう一つの車庫入れコースに入って台に荷物を「二段置き」
  ↓
・ゴールに到達(ストップウォッチ計測終了……制限時間を超過すると減点)
  ↓
・エンジン停止
  ↓
・下車


 荷役装置を操作するときは必ずサイドブレーキを引いてシフトをニュートラルに入れる(左のブレーキペダルでクラッチを切るのは試験ではNGで、サイド→シフトの順序は必ず守る)ことと、前に出るときは「前よし」、バックするときは「後ろよし」の指差喚呼を忘れずに。

 また、大型特殊自動車の教習では、左手でハンドルのノブをつかみ、右手はハンドルに“添える”と教わるのですが、今回は「右手はひざの上」。左手でサイドブレーキやシフトレバーを扱うときだけ、ハンドルが「ブラ」にならないように右手が登場します。

 最大の違和感があったのは、乗車するときと下車するときの「前よし、後ろよし」。……勤務先だと「右よし、左よし(、足元よし)」なんですけど、コベルコ教習所は「自分が向いている方向に対して右か左か」ではなく「車両の前か後ろか」で喚呼するようです。


 残り二人の方は意外に苦戦している様子でしたが、午後の試験は無事に全員合格。

 隣でやっている玉掛けの教習で指導員の喚呼がすごかったので、よーし前々職までみたいに喚呼バリバリやっちゃおうかな〜、なんて思ったりもしたのですが、我々の先生はゆるゆるだったので、ドン引きされない程度に。(ちょっと不完全燃焼)


kobelco.jpg 講習修了証は即交付です。

 労働安全衛生法に基づく資格なのですが、発行者は公的機関ではなく教習所なんですね。これであらゆるフォークリフトを(法律上は)操作できることになりました。

 終身有効です。
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運行管理者基礎講習 最終日

IMGP2463.jpg 無事に受講しているかのようにブログを更新していますが、疲労困憊も甚だしいです。

 初日が実働5時間半、2日目は6時間、たったそれだけの間、座学で講習を受けてただけなのに、3日目は朝からヘトヘトです。

 どうにか起きて支度をして会場へたどり着いたものの、講義の合間の休憩は、机に突っ伏せば即行で夢の中。

 勤務先は、月〜金の連続5日間、毎日実働7時間40分でデスクに向かえるようになるまで復職できません……。


 さて最終日は、最初に試問。昨日までの内容が25問出題されて、6割以上の正当で修了証交付となります。

 点が取れなかったらどうしよう、とガクブルしていましたが、カッコ穴埋めは選択、あとは簡単な計算問題と一問一答のマルバツ問題で、2問分からなかっただけでした。

 2問中1問は当てずっぽうで埋めたのが当たったので、もう1問のところで満点を逃したとなると、それはそれで悔しいものですね。
(会場には1人だけ満点がいた)


 2日目まで講習の講師は、ずっと国土交通省の方と、独立行政法人自動車事故対策機構の講師の方、それと警視庁の方だったんですが、最終日の今日の午後は日立物流の方の講義。

 これまで法令などの解説ばっかりだったのとは違って、トラック運送業者の視点からの実際の運用の話を聞くとこれは興味深かったです。


 16時終了予定が1時間近く早く終わって無事に修了証も受け取り、3日間おつかれさま、と自分に言い聞かせてまっすぐ帰りました。

 この講習修了をもって運行管理者の「補助者」になれるほか、あとは運行管理者試験を受けて合格すれば、国家資格が得られます。
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運行管理者基礎講習 二日目

IMGP2450.jpg 二日目です。

 講習を終えると手帳が発行されるのですが、明日の交付を前にそれが机の上に置いてありました。

 勤務先で取得した国家資格の免許証と見た目がひっじょーによく似ていて、さすがだなぁ、と思いました。


IMGP2451.jpg ヨコ開きなのが違うところですが、開いてみれば昨日持参した写真が貼ってあるだけで空欄だらけです。

 明日交付のはずが今日机の上に置いてあったのは……、

「氏名・生年月日を自分で記入するため」

だったんです! えー!! そんなところまであの免許証と同じですかっ!

 免許証の記入作業はてっきり発行する官庁がやると思っていた自分は、実は会社の事務方がやらされている(らしい)と耳にして衝撃を受けたものです。……どうりで21世紀になっても相変わらず手書きなわけだ。(システム化してもしなくても官庁の手間は同じだから)

 この手帳は記入を終えたら回収。……明日(最終日)の試問で6割以上取れていれば、基礎講習修了の証明欄(写真の次のページ)に公印を押されて返ってきます。


 きのう、きょうの内容は、基本的には労務管理が中心でした。

 うわぁ厳しいなぁと思ったのは、アルコール検査。

 警察が取り締まる道路交通法ではアルコール濃度何パーセント以上が酒気帯び、などの定義があるんですけれども、自動車運送業は 濃 度 に か か わ ら ず 酒気帯びは乗務禁止だそうです。

 酒を飲んで乗務するなど当然もってのほかですが、何気なく売られている栄養ドリンクや歯磨き剤にも微量のアルコールが含まれる商品はありますし、おかずの漬物にも気を配らないと、プロのドライバーとはいえないことになります。

 実際、「旅客自動車運送事業運輸規則の解釈及び運用について」という国土交通省通達の中で、営業所でアルコール検知器が正常に動作するかは

洗口液、液体歯磨き等アルコールを含有する液体又はこれを希釈したものを、スプレー等により口内に噴霧した上で、当該アルコール検知器を使用した場合に、アルコールを検知すること

こうやって確認しなさい、とあります。

 今月までが「猶予期間」で、4月からは点呼時にアルコール検知器の使用が義務付けられるそうで、濃度に関わらず、ということは、たとえば……赤・オレンジ・緑という3段階の警告灯で結果を表示する検知器なら、オレンジでもアウトということですね。

 しかも、乗務開始前点呼だけでなく、出先点呼、乗務終了後点呼でも検知器の使用が義務になるとのこと。

 まず考えられないケースとは思いますが、もし終了点呼で引っかかったら、運行管理者はどう対処すればいいんだ……。


 ただ、実態を鑑みてのことか、検知器は告示で

呼気中のアルコールを検知し、その有無又はその濃度を警告音、警告灯、数値等により示す機能を有する機器とする。
(旅客自動車運送事業者が点呼等において用いるアルコール検知器を定める告示)

としか機能を求めておらず、たとえば「警告灯」で結果が表示される検知器なら、出先の「電話点呼」では乗務員が検知器の表示灯を見た結果を口頭で運行管理者に伝えればよい、という運用になるようです。


 あの会社が規制に先がけて導入したアルコール検知器が他社でも相次いで導入された結果、すでにあの検知器が業界標準の模様で、告示はその性能に合わせたかのように読めなくもなく、あの会社の影響力は大きいなぁと思いました。
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運行管理者基礎講習 初日

IMGP2458.jpg 直感的な感想を先に書きます。

「こんな講習ありきの規制と、講習のための独立行政法人は仕分けしろ!」


 大型二種免許を取ったあたりから、本屋の資格コーナーに並ぶ背表紙に書いてある「運行管理者」という資格が気になりました。

 勤務先の業界で●●●役に当たる仕事のようです。……バス会社やタクシー会社、トラック会社でこの業務に就くには、国家資格が要るのですね。

 バスの運転免許も取ったことだし、勤務先の●●●役とも共通する部分がありそうだし、いっちょう勉強してみるか、と思ったら、試験を受ける前に「1年間の実務経験」が必要なんだとか。

 なぁんだ、バス会社にでも入らなきゃ無理か……と思ったら、「国土交通大臣が認定する講習」を修了すれば実務経験がなくてもよいそうです。ほう。

 調べたら、それが

・独立行政法人 自動車事故対策機構が行う「基礎講習」(3日間・8500円)

でした。


 ここまではまだ分かります。


 とはいえ、この時点ですら個人的には、こんなの旅行業務取扱管理者の受験資格に旅行業の実務経験か旅行業協会の講習を義務付けるようなもので、訳の分からんハードル作ってんじゃねぇ! と思うんですけれども。

#まともなサラリーマンやってたら決まった平日の3連休を作る時点で大変


 それが、国家資格を得て実際にバス会社などで運行管理者に選任されると、こんどは毎年

・独立行政法人 自動車事故対策機構が行う「一般講習」(5時間・3000円)

を受けなきゃいけないんですって!!

 えええっ!? なにそれ!?


 ええっと、全国に、バス会社、タクシー会社、トラック会社っていくつあるんでしょうね?

 運行管理者は営業所ごとに、自動車の台数に応じて(←なぜか乗務員の数ではない)選任が必要な最低数が決まってますから、膨大な人数ですよね。

 その全員が毎年、この独立行政法人へ受講料3000円を持って講習を受けに来るんですか!


 この独法、ウハウハじゃん!!


 それでも一応「規制緩和」があったそうで、平成13年(2001年)からは、事故を起こしていない営業所の運行管理者は2年に1回でよくなったのだそうですが。

 それだって、営業所の誰か1人が受けに行けばよいのではなく、選任されている運行管理者全員に受けさせるのです。


 中小の事業者ならともかく、たとえば公営企業(都営バスなど)だったり、ヤマトとか佐川とか日通みたいな大手事業者だったら、この程度の研修は自社でやれるんじゃありませんか?

 いちおう、受ける講習は国土交通大臣が認定したものであればよくて

認定を受けようとする者は、申請書に告示で定める事項を記載した書類を添付して国土交通大臣に提出しなければならない。
(旅客自動車運送事業運輸規則第48条の4第3項)
(貨物自動車運送事業輸送安全規則第23条第3項)

と、省令では一見、クロネコあたりの研修所が書類をそろえて持って行けば来るもの拒まずのようには読めますが、現実として認定を受けているのはこの独法の講習だけなのです。


 また、自動車乗務員の適正診断もこの独法が唯一認定を受けていて、乗務員を登用したときは必ず「自動車事故対策機構の」適正診断(初任診断:4600円)を受けさせなきゃいけないんだって! ……うーん、一斉に採用するのでなくぽつりぽつりと断続的に採用するなら、この値段は安いのだろうか。。。


 とにもかくにも勤務先の業界では●●●役に国家資格もなければ、毎年の研修も要らないばかりか、従業員の適正診断も自社でやるので、すっごく違和感があります。

 勤務先の系列で自動車運送事業を手がけているところは、ざっと思いつくだけでも4社〜5社思い浮かびますが、みんなこの独法にお金と「会社の手間」を貢いでいるんだろうか……。

 まるで江戸時代の「参勤交代」のようだ。。。
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四輪(実効)フルビットです!

menkyo2.jpg きょう、幕張の免許センターで晴れて大特二種の技能試験に合格しました。

 これで、我が国の道路交通法で運転免許証を必要とする四輪車はすべて運転できることになりました! (路面電車やトロリーバス等の免許は道路交通法ではなく動免省令による)

 実は、けん引二種は2回で受かったのに、大特二種の技能試験は5回目でようやく合格でした。

 理由(言い訳)として、大特一種の教習所を卒業した昨年12月から時間が経っていたこともありますが、何と言っても車種の違いが一番大きかったと思います。
(大特とけん引は、一種も二種も試験車両・試験項目は同じです)

 大型特殊車の試験車両には3種類あるうち、一種を取得した群馬県の教習所がフォークリフトみたいな「後輪操舵式」、幕張の免許センターが「中折れ式」と、勝手が違ったことが一番大きかったです。

 中折れ式は、前輪と後輪が同じ場所を通るので、内輪差(前輪操舵式で発生)や外輪差(後輪操舵式で発生)がなく、実は一番簡単なんですけどね。


 結論から先に書きます。幕張の車両と試験で最も注意すべき点は

・握り玉の位置がずれている(直進時に10〜11時の場所にこない)
  →左手は必ずしも握り玉を持たなくてよい(by試験官)
・右左折直後の「ふらつき」はすぐ取られる
  →試験車はハンドルの「遊び」がないので、右左折は「最徐行」でハンドルの切り過ぎ・戻し遅れを防ぐ(個人的見解)

この2点です。……これから幕張で大特の技能試験を受ける方は参考になさって下さい。


◆1回目(10月20日・1コース)
 大特一種の卒業証明書が期限切れ(卒業から1年)にならないうちに免許証にしておこうと10月14日に来て、その日に予約しました。

 予約の際に、何も記入されていないコース図をくれました。……けん引二種のときはこんな便利な紙くれなかったんだけど? と尋ねると、おそらく渡し忘れたのでしょう、ごめんなさい、とのことでした。(えー)

 試験車両がやってきての第一印象は「でかい!」この一言に尽きます。

 教習所の車は2速まででしたが、ここの試験車は3速まであります。

 初めての車種なので、乗車後は機器の操作方法を教わり、恐る恐る発進。……慣らし区間を終えて試験区間に入るとしばらくして「『円滑な走行』を心がけてください」と試験官。

 方向変換までは行きましたが、そのまま出発地へ戻るよう指示がありました。(試験中止)

 ワンポイントアドバイスは、方向変換時に周囲をミラーでしか見ていなかったこと(直接の目視が必要)、最後の停止位置がポールから離れ過ぎ、とのことでした。

 あと、全部2速で行くつもりが、一旦停止から左折する際にハンドルを切りながら発進しようとしたら動かなかった(「発進手間取り」をとられてもおかしくない)ので、やはり発進時は教習所と同様1速だなと自分で思いました。


◆2回目(10月29日・2コース)
 同様に、機器の操作方法を教わり、発進。……2速でガンガンぶっ飛ばして「円滑な走行」を実践します。

 方向変換も、後ろを目視。

 ですが、踏切へは行けず本来なら指示速度20km/hがあるはずの外周の直線から出発地へ戻るよう指示。(試験中止)

 ワンポイントアドバイスは、方向変換時に「左からは後ろを目視していた」が「右からは目視していなかった」こと、直後の外周道路へ出る「止まれ」の標識のところで優先道路を走ってきた車を意識したあまり左折大回りになっていたこと(中折れ式はバケットを縁石に沿わせればちょうどよい由)でした。

 ……大特車は運転席が中央にあるので、バックの際は左からも右からも後ろを向いて常に姿勢を変えながらやるのですね。。。(右ハンドルの普通車その他もそうだけど)

 一種の卒業検定のときは後輪操舵式で外輪差があったり、方向変換コースそのものも狭かったので、ぶつからないように自然とキョロキョロ見ていたのでしょう。たぶん。

 あと、教習者ではビニールのチャックだけだったドア(?)が、試験車はロックつきのちゃんとしたドアだということに気付き、「安全装置不適(ドア施錠)」取られたかなぁ、と思いましたが、それは謎。


◆3回目(11月30日・1コース…だったっけ?)
 旅行へ行ったりして1ヶ月あいてしまいました。

 試験官も3回目で、機器の操作方法をあらためて尋ねると「この車種は初めてですか?」と言われてしまいましたよ。。。orz

 で、バケットを上げずに発進してしまうなど、グズグズの結果に。……一応、踏切までは行けました。

 ワンポイントアドバイスはバケットを上げずに発進したことと、場所を具体的に挙げて「ふらつき」の指摘。確かにふらつきました。。。

 ……で、左手は必ずしも握り玉を持たなくていいんです、無理に持つからふらつくんです、って、えええー!

 教習所では「ハンドルは左手で握り玉を持って操作し、右手は添えるだけ」って教わるんですよ!

 ですが、幕張の試験車は直進のときに握り玉が10〜11時の位置に来ないんです。それで、握り玉を左手で持ったままだと、無理な持ち方になっちゃうんですね。


◆4回目(12月14日・1コース)
 今回は試験官が違います。……どうやら、9時に技能待合所で試験の概要を説明する方が大特の試験官の様子です。

 試験は順調に進み、はじめて外周での指示速度20km/hに入りました(そこだけ3速を使用)。残るは9番を右折して障害物の回避……と思ったら「15番(←手前の交差点)を右。点数があればやらせるんだけどな」と出発地へ戻るよう指示。(試験中止)

 ワンポイントアドバイスは「ふらつき」。それ以外はできている、特に安全確認、とのこと。

 前回よりはかなりマシになっているはずなんですが、「俺は高橋さんを初めて採点するけど、それでも『ふらついてる』って感じたわけだ」と試験官に言われては仕方がありません。

 言われてみれば、ふらつきを指摘されたのはすべて交差点での右左折直後です。「円滑な走行」を心がけ過ぎるあまり、スピードが若干出すぎてハンドルの戻し遅れが出ているのだろう、と自己分析。

 ……にしても、「特に安全確認はきちっとできている」と言われると、さすが自分の本業! と、ちょっと誇らしくなりましたよ。(謎)


◆5回目(12月20日・2コース)
 前回終了後の予約の際カウンターに示された用紙には「大特 1/5〜」って、そんなに先なの? と思っていたら、係の方が台帳をめくって「20日と21日は『新規の方』がいらっしゃいませんので6名まで受け付けます、どちらになさいますか?」と言って台帳には5人分の枠しかないところへ私の名前を書いてくれました。……よく分かりませんが、そういうものらしいです。

 予想通り、9時に試験概要を説明した初老の方が試験官です。

 前回の試験官の「それ以外はできている」を信じ、交差点の右左折のハンドル操作に細心の注意を払って、あとはそれまで通りやります。

 すると「2速は発進ギアです。出せるところは3速入れて20km/h出してください」……まじで!? 指示速度以外の場所は2速で出せるだけ出しておけばいいんじゃないの? 初めて言われたよ! とはいえ外周道路上だったので、所定の指示速度の直線より手前から20km/hでガンガン行きます。

 ですが、踏切を過ぎて「信号左折」の手前でも同じことをもう一度言われました。うっそ!?

 ……もう一度左折してすぐ先は「見通しの悪い交差点」なんですが、とにかく3速へ入れて一旦ガオゥム…と加速させたらすぐ徐行して通過。

 初めて完走して出発地へ戻ると、無口な試験官は「では降りてこっち来てください」ほんと!? 合格見込みだ!


menkyo3.jpg 免許証は、10月に大特一種をもらったときからのほんの2ヶ月の間に「新様式」になったそうで、「本籍」の欄がそのまま消えて、今までの免許証を見慣れた身には「氏名・生年月日」だけが分離しているのが違和感ありありです。

 せめてExcelの「行削除」みたいに、上か下に詰めればいいのに…。

 それと、記入は任意とのことですが、裏面に臓器提供の意思表示欄ができました。……まぁ、「ドナーになれる」状況に陥る人は交通事故に遭って運転免許証を身につけているケースも多いでしょうから、、、

 それはそうとワタクシ、3日後が「1回目の誕生日」でして、有効期限の観点からはちょっともったいなかったことをしましたね。(合格できたのに何を言うか)

 合格後、免許証の交付を数日間待ってもらうことってできるんでしたっけ?

 ……とはいえ、復職して元気になれば5年以内に大型自動二輪の教習所へ(週末に)通ってもう1つ新しい免許を取って本当の実効フルビットにするつもりでいますから、次の更新はその日から「5回目の誕生日の1ヵ月後」ということになるでしょう。


 一緒に合格した方も大特二種で、話を聞くと小柄なその方は踏切で「開けるのは窓ではなくドアでよい」と試験官から言われたそうです。……ということは、やっぱり大特の試験ではドアの施錠までは採点してないのかもしれません。

#試験車は車体が大きく車内も広い(=運転席から窓が遠い)ので、身長176cmの自分すら、窓を開けるときはサイドブレーキを引いた
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けん引二種取得にかかった費用

 けん引二種の取得にかかったのは、

・貸車手数料+受験手数料(1回目)=4600円
・貸車手数料+受験手数料(2回目)=4600円
・免許証発行手数料=2100円

合計=11300円

でした。

 たったこれだけです。

(一万円超の金額がなぜ「たったこれだけ」なのかは後述)


 もちろん、まさか練習もしないで試験を受けに行く人なんかいませんから、練習所の料金が別にかかることになります。


 けん引は、普通や大型と違って一種と二種で試験車両・試験課題はまったく一緒です。
(車両は教習所や試験場によってメーカーや車種の細かな違いの有無はともかく、大型一種=トラック、大型二種=バスほどの違いではない)

 すでに他車種の二種免許を持っていれば学科試験も要らないので、技能試験の合格ラインが70点か80点かが違うだけです。


 そんなわけで、私はけん引一種を教習所で取得して、ペーパードライバーにならないうちに幕張で二種を受けることにしました。

 けん引一種の教習所卒業には12万9250円かかりましたが、けん引一種の練習、それからけん引二種の練習にそれぞれ6万円程度かけたと思えば、それはそれでありかなぁ、、、ってそんなことありませんかね。


 ちなみに今回はじめて知ったのは、免許センターの技能試験料金って教習所の卒業検定料より恐ろしく安い、という事実です!


 私がけん引一種を取得した教習所は、教習を終えて最後の卒業検定(=免許センターの技能試験に相当)の料金が

14700円

だったんです。

 私は一回で受かりましたが、検定に受からなければ、次の検定料がまたかかります。
(おまけに再度受けるには技能教習の補習が1コマ必要なので、教習料金1コマ分も加算)


 教習がすべて終わったら卒業検定をすっぽかして免許センターの技能試験を受けに行ったほうがよいのでは? と思えるほどです。


 その辺は、教習で使っていた車両と教習コースと顔なじみの検定員(=指導員がやる教習所がほとんどのはず)で検定を受けられる、教習所ならではの利点がまずあります。

 プレッシャーとか(無用の)緊張感とかいうものが全然違います。

#私の勤務先で言えば、2年前に取得させてもらった国家資格の技能試験を、初めて操縦する場所と装置でやるようなもので、この業界のあの資格ではありえない話です。
(社内に養成所がない事業者でも、監督官庁の試験官が職場へ来て試験をする)


 それと、教習所は免許センターと違って土日も営業しているところが多いので、仕事を休まずに検定を受けられるというメリットもあります。(平日の休みがある人は関係ありませんが)


 けん引・大型特殊に限れば、一種の卒業検定(@教習所)は二種の技能試験(@免許センター)のちょっとしたリハーサルも兼ねられる、という点もあります。

#普通車・大型車は一種と二種で技能試験の課題が違います


 ちなみに、普通車(一種)は教習所に通わずに免許センターの技能試験をパスしても、応急救護講習・高速教習・危険予測の合計7コマは教習所へ受けに行って受講証明書をもらわないと免許交付になりません。

 すべての教習を終えたあとに卒業しないで技能試験を通過した人に教習所が受講証明書を発行してくれるかどうか、そこで中退手数料だの請求する教習所もありそうな気がします。
……調べていないので分かりませんが。
author by よんなん
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けん引二種合格しました

IMGP8229.jpg 「じゃぁ、指示があるまで待合室で待ってな!」


 ええっ!?

 合格でいいんですか?


……もちろん、受かるつもりで受けに来たとはいえ、そう思わずにはいられない試験でした。

 前回は最初の課題である方向変換で4回切り返しをしてその場で試験中止でしたが、今回は一応完走しました。


 試験官は前回の無口な若い方と違って、初老の割と気さくな方。

「今日は1コースだからね、右バックだ」
「1コースは初めてです」
「なぁに、右バックか左バックかの違いだよ。けん引1種はここで取ったんだろう?」
「いえ、教習所でとりました」
「そうかぁ、いつ取ったの?」
「1ヶ月前です」
「じゃぁ教わったとおりにやればいいや、ここじゃ教えられないけどな、ハッハッハ」


、、、そんな会話で慣らし区間を終えて試験区間へ。

 さっそく方向変換で、前回の反省からあんまり前へ出さずにバックを始めると、あ、しまった、前へ出さなすぎた、、、どうしよ、、、と思った瞬間

「バックで入れるだけならいいけど、『方向変換』だからね、それじゃ出られないよ」

 切り返し1回目。

 今度はもう少し前からバックを始め、凹部に無事押し込んでもう少し下げようかと思ったところで

「ん、前と後ろが真っ直ぐになればいいんだよ、これでいいの。サイド引いて意志表示して」

、、、切り返し1回は減点なしですが、慣らし区間での「ここじゃ教えられないけどな」という言葉が引っかかります。

 その後も、踏切で窓を開けて列車が来ないか音で確認したあと

「きょう暑いから窓閉めなくていいよ」

に続いてS字の進入で (教習所とは逆に左折で進入=実質的にクランク状態)

「窓開いてるんだから前輪の場所よく見て。ほら、あんなに右側開いてるじゃない。コースはギリギリに造ってあるからね。バックしてやり直して」


 ほかにも、交差点を徐行で右左折したつもりでいると

「ここは見通しがいいんだから、クルマが来てなきゃどんどん行く! 円滑な走行だよ!」
「見通しいいのに何度も確認して『発進手間取り』取られる人多いんだから!」

おまけに、最後の停止で左ウィンカーを出すのを失念したところ

「教習所じゃウィンカー出さなかったのかい?」


 私の頭の中では完全に、「完走はさせてくれたものの合格ラインは下回っていて、だから次回へ向けたアドバイスをたくさんくれたのだ」と思って試験を終えたのです。

 そこへ、冒頭の言葉が試験官から来たもんで、耳を疑いました。
(前回はワンポイントアドバイスのあと「次回の予約をしてお帰りください」だった)


 確かに、前段はあるにはありました。

 慣らし区間の会話のほかにも

「大型二種はここで取ったんでしょ?」
「それも教習所で取りました」
「うわぁ、けん引一種も大型二種も教習所で取ったなんて、高橋さんはお金持ちだねぇ」
「、、、そ、そのぶん、みっちり教えてもらいました。。。」

「けん引の教習車はメーカーどこだった?」
「ええっ!? そこまでは見てなかったです」
「いすゞとか日産とか日野とかあるでしょう、エンブレムを外している教習所もあるかもしれないけどさ」
「大型二種はいすゞだったんですけれども、、、」


 いわゆる一般的な(?)免許マニアは教習所で取れる免許も一発試験で取得していて、けん引二種を受ける頃にはコースにも車両にも慣れているところ、私は試験場のコースも2回目(しかも前回は方向変換の途中で試験中止)なら、けん引試験車も勝手が違うハンデを考慮してくれたのでしょうか?

IMGP8231.jpg S字の進入で指摘を受けてはじめて気づきましたが、教習車と試験車で前輪の位置が微妙に違う(ような気がする)んです。

 試験車は教習車より少し後ろに前輪があるので、教習所の検定と同じように進入したのでは“寄せ”が足りないわけです。
(逆に、試験車の感覚で教習所の卒業検定を受ければ、確実に脱輪する…はず)


 方向変換、S字ともに、やり直すよう指示されてからは一発で決まったことからも、最初の失敗は単に試験車・試験コースに不慣れなだけと受け取ってもらえたのかもしれません。


 それと、最後のウィンカーは、もし失念したままでも「合図不履行」で減点は5点です。……方向変換とS字が切り返し1回=減点なしでしたから、合否には影響なかったのかもしれません。


 それでも、試験官の言葉は「試験官補助」に当たらないのかなぁ…と待合室で1時間ほど待たされている間ずっと思っていたわけです。

 「試験官補助」は、補助ブレーキや補助ハンドルはもちろん、「口頭でこれに代わる指示を行った場合」もそうなのですよ。

 むむむ。。。


 とにもかくにも、何の縁もゆかりもコネもない試験官のもとで合格したことは事実です。

 今日は自衛隊の人が制服で受けに来ていましたけど、こういう人や、バス会社の人が社用で受けに来ていれば、やっぱり採点が厳しすぎることはないんだろうなぁと推測するわけです。

#ああいう人たちは一般人とは違い、免許を手にして自衛隊やバス会社に戻ったあとも引き続き訓練を受けることが分かっていますから。


 自衛隊の制服でも、バス会社の制服でもなく、私服で受験して無事受かったからには、堂々と胸を張っていればよいのですよ。ねぇ。

 出発点に戻る直前の障害物回避のあたりで言われた、「さすが教習所を出てるだけあってスジがいいねぇ」という言葉を信じたいと思います。
author by よんなん
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けん引二種技能試験 (1)

IMGP8199.jpg (1)ということは、次回があるということです。

 前職場での勤務上で平日休みだった今日に、幕張での技能試験を入れてしまったので、異動早々に有給休暇を取得してやってきました。

 けん引・大型特殊は、一種は教習所で取得できますが、二種は教習所では取れないので免許試験場での「一発試験」しかありません。


 ……というか、現在、日本国内に道路交通法上で「けん引二種」「大型特殊二種」を必要とする旅客運送車は実在しないんですね。

#連接バスは(法律上は)大型二種で運転可能のところ、バス会社が社内基準で課しているだけ


 なので、試験車両・コースはけん引一種と同じで、大型二種のようにバス型で試験をするわけではありません。

 違いは、二種は合格ラインが80点になるのと、採点が少々厳しくなる(らしい)という点だけです。


 受付が8時半から始まるところ、7:45頃に試験場に着いてコースを下見します。(幕張の下見時間は8:50までと、12:00〜13:20だけ)

 群馬県で通っていた教習所も広かったですが、ここの外周はもっと広くてすごいです。


 頭の中で 妄想 シミュレーションしながらコースを歩き、8時半になって受付。……「初めてですか?」と聞かれて「はい」と答えると、試験前に適性検査(視力検査)とのことで、さっそく受けたら、今回は深視力が機械でもOKでした。

#大型二種、けん引一種のときは、機械ではOKが出ずに別室でアナログなやり方で測ってようやくOKだった

 今回の結果は半年間有効とのこと。「初めてですか?」と聞かれたのは、2回目以降は検査が要らないからなんですね。


 受付番号は201番で、けん引では1番目です。

 さっそくけん引車が乗降場に来たので、一周して乗り込みます。


 最初の100mほどは採点対象外(=車両に慣れる)ですが、教習所の車両と違って初めて乗る車両でギアの切り替えがうまくいかず、まごつきます。

 試験区間に入り、どうにかスムーズに交差点を右折・直進して、試験官のペンも動かないままさっそく方向変換。……左バックです。


 って、あれ、、、思ったより早くトレーラーが折れるんですけど?? ありゃ、、、切り返し1回目。

 じゃぁ今度はハンドルを切るのを遅く……って、え、勝手にトレーラーが折れてゆく?? んんん??? 切り返し2回目。

 ああ、、やっぱり勝手に曲がってくよ! 直線バックってどうやるんだっけ、、切り返し3回目。

 そうだ、曲がったのを直すときは「曲がった方向にハンドル切る」んだった……で、凹部の手前でトレーラーが接輪することはなかったものの、逆にトレーラーを折るのが完全に遅れ、右前輪が接輪。


 も の の 5 分 と 経 た ず に 試 験 中 止 。


 あああー、せっかくの有給休暇が〜! 平日休みが〜!!

 試験官のワンポイントアドバイスは「安全確認に難がありますね。外の道路は刻々と状況が変わりますから、2回目以降もきちんとやりましょう」

……安全確認に難ありって、自分の本業的にどうなの!!!


 教習所のコースは、ハンドルを切らないのにトレーラーが曲がるなんていう路面のクセがなかったので、とにかく戸惑うばかりでした。

 そうか、、、幕張のコースはこんなクセがあるなら、凹部を通り過ぎたらあんまり前に出さないほうがよいようです。

 とりあえず、来週、もともと平日休みだったところにもう1日有給休暇を取得してあったので、そこへ予約を入れて帰途につきました。

 早く終わったので、浦安の部屋を片付けるのにちょうどよい時間ができました。orz
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規定時間で終わりました

 けん引の卒業検定を無事終えました。

 ……前回、きょう落ちると次回受けられる日は12月と書きましたけど、よく考えたら、9月1日に入所して教習期限が3か月、ということは12月では教習期限(=11月30日)に間に合わないことになります

 じゃぁ、今日落ちるわけにいかないんじゃないか! と気がついたのは、教習所の待合室で待っている間で、急にオドオドしてしまいます。


 大型二種のときは修了検定(=仮免許)も卒業検定も1人で受けましたが、今日は2人。

 …しかも、もう1人は1回落ちて今日2回目なのだとか。


 さて、検定を受ける教習生と検定員のほかにもう一人立ち会いが必要で、受検者が複数いれば受検者どうしで、大型二種のときの私のように他にいなければ教習所の人がもう一人乗ります。

 きょうは2人いるので、指導員以外の人の運転が見られる…とちょっと楽しみにしていたら、けん引は後部座席がないので立会いは物理的に不要なのだとか。。。(がっかり)


 検定の順番は、もう一人が先、私が後です。

 2回目だという人の検定の様子を見ていましたが、、、、方向変換で切り返しを1回、、、2回、、、、3回、、、、、4回。。。

 方向変換で4回以上切り返しをすると検定中止のはずですが、一応その後のS字、踏切も一通りやって戻ってきました。


 さて私の番です。

 まずは外周一周で指定速度50km/h。

 …外周へ出る左折でちょっと大回り気味になってしまいます。むぅ。


 交差点の通過をこなし、問題の方向変換。今日は右バックです。

 ハンドルを固定してそのままスッと入れるのはやめて、折って伸ばして折って伸ばして……とそのとき、


ポォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!


教習所の真横を走っている上越線に「SLみなかみ号」が気笛を盛大に鳴らして走ってくるじゃないですか!

 そういえば今日は土曜日だった! 気が散ってしょうがないよ!!


 どうにかこうにか1回で入りましたが、左折で出るにはどうにも左側の隙間に余裕がありません。。。

 さてどうしたものかと思いつつ「入りました」と告げると「ん、トラクターとトレーラーがまっすぐになってないね、直してください」。

 えー、すごい微妙にしか曲がってないよ、と思いつつ右へハンドルを切りながら一旦前へ出して、直線バックで収めます。

 これでついでに左側の隙間も作れました。


 無事、方向変換を終えてこんどはS字ですが、やはり緊張しているのか、接輪を(私が気づいただけで)2か所。

 そしてS字を出て踏切へ向かうのに一旦外周へ出るとき、片側2車線あるうちの右側に入ってしまいました。

 ……あれ、ここは右側でよかったんだっけかな、と非常に不安になりながらも、とりあえずスタート地点に戻りました。


 検定員のワンポイントアドバイスは「左折大回りが2回、S字での接輪」を指摘されました。


 自己採点すると、左折大回りが5点×2回=10点、接輪(脱輪・小)は5点×2回=10点、、そして右側車線通行で10点、これですでに合格ラインの70点です。
(方向変換の切り返し1回目は減点なし)

 さらに自分で気づかなかったミスがあれば、70点を下回って不合格になってしまいます。


 待つことしばし、「けん引の○○さん、高橋さん」とカウンターに呼ばれ

「○○さん、残念でした。検定員からアドバイスがありますのであちらへどうぞ。 高橋さん、合格です。書類をお作りしますのでお待ちください」

よかったよかった。


 大型一種の検定で合格した人と一緒に書類をもらいましたが、大型の人はB5、私の書類はA4です。

 「高橋さんは他県での申請になりますので、所定のA4で書類をお作りしています。群馬県で申請される方は群馬県警の都合でB5で作成しています」

へー。大型二種のときは1人で卒業したので気づきませんでした。

 それと、大型の人は教習所で申請書も作ってもらっていました。

 申請書といったって、免許センターに置いてある用紙に自分で簡単に記入できる代物ではありますが、そういえば大型二種の学科試験を受けに行ったとき、周りの人はワープロ打ちの申請書の人が多かったのが気になっていました。

 卒業時に教習所がサービスで作ってくれたわけですね。


 けん引は学科試験がないので、これで1年以内に幕張免許センターへ行けば自動的に免許が交付される段取りになりました。

 幕張は午後の受付もあるので、平日休みでなくても泊まり勤務明けで行けばよさそうです。
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教員免許申請しました

IMGP7960.jpg きのう、今年の前期科目で取得した単位を含めた「学力に関する証明書」(単位修得証明書)を出身大学の事務所で受け取り、その足で千葉県教育委員会へ行って申請してきました。

 写真は教育委員会がある千葉県庁。……県の収入証紙のデザインになってますね。

 証紙デザインの構図は反対側からのアングルですけど、今年は運転免許の申請だとか今回の教員免許申請だとかで千葉県の収入証紙を買う機会が例年より多い(笑)ので、一目で分かりました。

 本庁舎(写真奥)はちょっとしたタワーですが、20階建て、と勤務先の本社ビルより低く、ましてや群馬県庁(33階建て)のような代物ではないです。


 森田健作知事がこの建物のどこかにいるんだろうなぁ……と思ったら、この日は八ツ場ダムの視察で群馬県に来ていたのだとか。。。


 さて、在学生(私も今年度は科目等履修生)は大学を通じて申請もできるのですが、「教育職員免許法5条別表第1の備考9」にある例外規定で単位を満たす場合は大学で受け付けないそうで、個人申請となりました。

#新法(2000年〜)で若干増えた「教職に関する科目」の単位数を、旧法から必要単位数が大幅に減った(旧法下で余計に取得していた)「教科にする科目」で代用できる規定

 こういうとき、平日休みのある仕事はありがたいですね。


 それはそうと、教職員組合が支援する政党が主体の新政権に変わったからなのかどうか、「免許更新制の廃止」「教員養成課程は6年制」などと、教員になるためのハードルを医師並みに引き上げて、一度なってしまえば立場を生涯保証するようにも受け取れる話がチラホラ聞こえてくるようになりました。

 教員免許更新制(今年の4月申請分〜)には間に合いませんでしたが、どうにか現行制度で申請できてホッとしています。

 ……免許を取得しても活用する予定は今のところありませんけれども。


 さて、記入書類は以前にもらってあったものの記入の仕方が分からず、教職員課の免許担当へ行ってたずねると、丁寧に教えてくれたばかりか、「すぐ記入されるのでしたら、7階と9階に“リフレッシュコーナー”という、カウンターとイスのあるコーナーがありますからご利用ください」と親切に案内してくれました。

 中庁舎1階に喫茶室が、道路向かい側の県警本部1階にはドトールがあるので、教えなければ売り上げにつながったかもしれないのに。


 とはいえ、履歴書に高校と大学の入学・卒業時期を「年月日」で書かねばならないのには参りました。
(小中学校は、4月1日入学・3月31日卒業でよいと言われた)

 高校や大学に入学・卒業した年や月は覚えていても、日にちまでは覚えてないですよねぇ。

 ……大学の卒業日は、必要書類にあった卒業証明書に「3月15日」と書いてあった(31日や、卒業式があった25日じゃない!)ので分かりましたが、高校の入学日と卒業日はその場から出身校に電話して聞きました。

#なぜか電話番号は記憶にあった……現職場の電話番号も覚えていないくせに下らないことは覚えている罠。

 教育委員会の方は、卒業証書などでお確かめください、と言っていたものの、卒業日は分かっても入学日ってなかなか分かりませんって。。。


IMGP7945.jpg ところで、昨日大学で受け取った「学力に関する証明書」は、発行者名が「理工学部長」になってました。

 …出身大学の理工学部は2007年に再編されて3つの学部に分かれたので、「理工学部」は存在しないはずなんですが、、、2009年10月14日発行の証明書がこんなので大丈夫なんですかね??


 ともあれ今日は無事受け付けてもらえたので、このあたりが特に問題になったり、実は取得単位が足りないなんてことにならなければ、数ヶ月たって忘れた頃に「高等学校一種(理科)」の免許状が書留で届くでしょう。
author by よんなん
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