ペットの問題は犬猫そのものより飼い主

 空室になった貸家の修繕を前に、外壁と床下の診断業者に来てもらいました。

 本当は耐震診断もしたかったのですが、建築時の図面がないと難しいとのことでこれは見送りです。

 で、私とリフォーム会社、協力会社を含めて大人が5人、専門器具なども持ちながらものものしく家を取り囲んでいると、近所の方が話しかけてこられました。

 私が持ち主ですと応じると、先月退去したこの貸家の住人には、特にペットの悪臭に悩まされていたとのこと。

 私自身、強制退去執行後に家に立ち入ると2階建ての2階の部屋の荒れようと悪臭には目と鼻を覆うばかりでしたが、てっきり、悪臭も、ビリビリに破かれたふすまも、猫の仕業だと思っていました。

 私の実家ではかつて室内に犬を飼っていましたが、こんなことはありませんでしたので。

 それが、その方のお話では悪臭は犬によるものだったのだとか。

 入居時に申告されていたペットは犬一匹、猫一匹で、そのあと犬は死んで退去時には猫一匹になっていましたが、そのご近所の方のお話では犬が死んでほっとしていたところ、次は猫、それから鳥……云々。

 鳥は聞いてなかったけど、どうして2階の部屋に鳥の羽根まで散乱しているのだろうと思ったら、なるほど鳥まで飼っていたのか……。
(退去時の搬出物に鳥かごや鳥そのものはなかった気がするけれど)


 退去後の部屋を見た当初、部屋が荒れたのは猫のせいだと考えて、次の募集時は猫不可にしようと考えていました。

 しかし、どうやら猫がどうとかいう話ではなく、飼い主の問題のようです。

 ペットそのものを不可にしたところで、問題ある入居者が部屋を荒らすリスクは多少減らせるでしょうが、こちらはそもそも問題ある入居者には入ってもらいたくないのです。

 それには家賃を上げて敷居を高くしておくとか、入居の時点で値切るような人は断るとか、そういう手段のほうが効果的のように思います。
(前入居者は入居時に敷金値下げと入居翌月までのフリーレントを要求していた)

 家賃を上げるといっても築年数は古いので、高めの家賃を設定しても見合うような内外装を整えないといけません。


 善良な入居者に来ていただくことを前提に、今後の募集でペットへの門戸は開けておこうかと考えています。
author by よんなん
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