2020年の都市対抗野球

 今年の都市対抗野球は、鉄道会社ではJR九州が予選の時点で出場辞退、ほかも過半が予選敗退して本選出場したのはJR北海道クラブとJR東日本(東京)だけでした。

 東京ドームでは応援団なし、チーム券なし、全席指定、試合ごとに全席入れ替え……とのことで、客席では単に野球をやっているのを見るだけになりそうです。

 席種は、内野席(=例年だとチーム席の場所)1,000円、特別席(=バックネット裏)2,000円、プレミアム席(=バックネット裏の放送席付近)3,000円とのことで、せっかくなのでプレミアム席を取ってJR東日本×ホンダ熊本を娘を連れて見に行ってみました。

 チーム券・チーム席はありませんが、ホンダ熊本は関係者がまとまった席を確保していたようで、3塁側内野席にそれっぽい一角がありました。

 応援団の鳴り物はなく、ストライクを取ったりヒットが出ると拍手が起こる程度で、審判の声や、ベンチからのヤジもよく聞こえます。……一度だけ神宮球場へ見に行ったことがあった、六大学と社会人のオープン戦に似た雰囲気です。(観客はそのときより多いので違いは拍手が大きいくらい)

 プレミアム席は巨人戦では「ダイヤモンドボックス席」と称するシーズンシートになっているようで、周囲の席2列分を1列で使っていて、しかも今大会の座席は1席おきの発売で、右の2席先は空席だったこともあり、抱っこひもから娘をおろして、ひざに載せたり右隣に座らせたりして観戦です。同じバックネット裏でも特別席との1,000円の差は補って余りあるほどの広さで子連れには快適です。

 しかし、さすがにアマチュアの試合は展開が早いとはいえ2時間以上席でじっとしているわけがありませんでした。

 途中で二度ほど売店やトイレがある通路に出て娘が歩きたいように歩かせて遊ばせました。例年ならすごい人混みになる場所ですが、売店もほとんど閉まっていて歩いている人はほとんどなく、娘には格好の広場でした。

 東京ガスからの補強選手で大活躍中の地引選手の先制ホームランも、ホンダ熊本の逆転劇も、通路にいる間に起こってしまってみることはできませんでしたが…。

 最初は拍手が起こるとまねをして娘も手をたたいていたのが、もう野球は飽きてしまったのか、席に戻ると早々にぐずり始めるのでハイハイン(乳幼児用のせんべい)を与え、持参した3袋(6枚)を食べ終えたあたりで試合が終わりました。

 再び抱っこひもで帰途につくと、あれだけぐずっていたのがすっかりおとなしくなり、帰りの電車では寝てしまっていたので、スポーツ観戦のときは抱っこひもからおろさないのがよいのだろうかと思いました。

 野球観戦はこれが今年最初で最後になりそうです。
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析