ショーザフラッグ
2019.04.28 Sunday | よんなん的戯言
また更新頻度がかなり落ちているんですが、そうこうしているうちに妻が妊娠しました。
私はいまの勤務先に入る前から、結婚して子ができたあかつきには自分が育児休職をするつもりでいました。
……ですが、実際に「妻が妊娠したので出産したあとはしばらく育児休職を取りたい」と宣言し始めてみると、世間であれだけ「男性の育児休業取得率の向上」が言われているわりに、周囲からは渋い反応も少なくありません。
たとえば
「権利だからなぁ」
世の中にブラック企業があまたあるなか勤め先は年次有給休暇は難なく取れる会社ですが、いちいち年次有給休暇を取る人にそんなこと言ったりしないわけです。
つまり、言葉にこそしませんが「法律で決まってるしダメとは言えないけれど、快くは思っていない」という反応です。
なかには
「お前が生む子供じゃないだろう」
「それでも総合職か?」
「昇職や栄転はもうあきらめるんだな」
という声まで耳に入ってきます。
一方、
「決して会社全体がそういう風潮ではない」
「そういう場面に出くわしたなら、それを変えるのこそ総合職の役目」
というふうな声も聞こえてきます。
確かに、私が入社以来順風満帆でここまで来ているならともかく、2010年から病気休職を経て、同期のみなさんとのキャリアの差が開く一方というか後輩にどんどん上位職へ追い抜かれるばかりというありさまです。
そこへ、さらに年単位で業務経験のブランクを自分から作ろうというわけですから「もう出世はあきらめろ」というのも、要は「業務経験のブランクが(病気と合わせて)10年近くできてしまったら逆立ちしたってもはや出世は無理」というのも分からないではないです。
また、たとえば「育児休職をするなら栄転の話は消える」と言われたとしても、逆にじゃぁ「育児休職をしなければ栄転するのか」といえばそれはきっと違うでしょう。
かなしいかな、異動が3年おきくらいにある総合職の世界で現職5年8か月(しかも自宅から通勤に片道2時間かかる場所)という立場に身を置いていると、実は育児休職をしようがしまいがもともと栄転とか上位職登用の話なんてないんじゃないか……くらいには考えます。
病気休職から復帰して以来、「自分の考えにこだわらない」を心がけてきたつもり(それでも「高橋には協調性がない」と言われている模様)ですが、ここへきてまずはハッキリ「私は育児休職します」と、ちょっとやそっと何か言われたくらいでぐらつかない程度に旗幟を鮮明にしなくてはいけないのかもしれません。
私はいまの勤務先に入る前から、結婚して子ができたあかつきには自分が育児休職をするつもりでいました。
……ですが、実際に「妻が妊娠したので出産したあとはしばらく育児休職を取りたい」と宣言し始めてみると、世間であれだけ「男性の育児休業取得率の向上」が言われているわりに、周囲からは渋い反応も少なくありません。
たとえば
「権利だからなぁ」
世の中にブラック企業があまたあるなか勤め先は年次有給休暇は難なく取れる会社ですが、いちいち年次有給休暇を取る人にそんなこと言ったりしないわけです。
つまり、言葉にこそしませんが「法律で決まってるしダメとは言えないけれど、快くは思っていない」という反応です。
なかには
「お前が生む子供じゃないだろう」
「それでも総合職か?」
「昇職や栄転はもうあきらめるんだな」
という声まで耳に入ってきます。
一方、
「決して会社全体がそういう風潮ではない」
「そういう場面に出くわしたなら、それを変えるのこそ総合職の役目」
というふうな声も聞こえてきます。
確かに、私が入社以来順風満帆でここまで来ているならともかく、2010年から病気休職を経て、同期のみなさんとのキャリアの差が開く一方というか後輩にどんどん上位職へ追い抜かれるばかりというありさまです。
そこへ、さらに年単位で業務経験のブランクを自分から作ろうというわけですから「もう出世はあきらめろ」というのも、要は「業務経験のブランクが(病気と合わせて)10年近くできてしまったら逆立ちしたってもはや出世は無理」というのも分からないではないです。
また、たとえば「育児休職をするなら栄転の話は消える」と言われたとしても、逆にじゃぁ「育児休職をしなければ栄転するのか」といえばそれはきっと違うでしょう。
かなしいかな、異動が3年おきくらいにある総合職の世界で現職5年8か月(しかも自宅から通勤に片道2時間かかる場所)という立場に身を置いていると、実は育児休職をしようがしまいがもともと栄転とか上位職登用の話なんてないんじゃないか……くらいには考えます。
病気休職から復帰して以来、「自分の考えにこだわらない」を心がけてきたつもり(それでも「高橋には協調性がない」と言われている模様)ですが、ここへきてまずはハッキリ「私は育児休職します」と、ちょっとやそっと何か言われたくらいでぐらつかない程度に旗幟を鮮明にしなくてはいけないのかもしれません。