「俺は怒っているぞアピール」

 前回こんなことを書いたばかりですが、そのあと先週末から今週はじめにかけて、業務上のことで非常に憤慨していました。

 カーッとなって物に当たるのは小学生以来からの癖で、あと何か月かで不惑を迎えるというのになかなか直らないのですが、自分を別室に呼んで叱るでもなく諭してくれた上司はこんなことを言ってくれました。

「事務室で(また印刷すれば出てくるような)書類を破って見せるなど『俺は怒っているぞアピール』が有効なことも場合によってはあるが、アピールにならない怒り方はまったく意味がない」

 アピールにならない怒り方とは、要は「頭を冷やしてくる」と事務室を出てロッカー室で私物の傘をへし折って捨てたり、ロッカーの扉を凹ませることなど、誰も見ていないところでやっているもろもろのことをいうのでしょう。
(ロッカーの扉が凹んでいるのはあとで露見するのですが)


 ただ、本当に怒ってしまってからでは、なかなか書類を破ったくらいで気が済んだり、それで落ち着いたりなんかしないです。

 まだ理性が残っているうちに、アピールとして、ポーズとしてそういう行動をとるのでなければ、「俺は怒っているぞアピール」で終わらせることなんてできないものです。

 そうやって、怒るのも理性的にできるのが大人というものなのだろうなぁ、と39歳になっていまさら思ったりしています。


 それはそれとして、凹ませてしまったロッカーの扉は、少なくとも自分が次に転勤するまでに直すか弁償するかしなくてはいけません。
author by よんなん
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