投資信託に手を出してみた

 サラリーマンを15年近くやって、しかも昨年末からはDINKSになって、それでいて暮らしはあまり派手にしていない(つもりな)せいか、普通預金の残高が年収を超える水準になってきました。

 ある程度のお金は普通預金に置いておくとしても、年収を超える額となるとちょっと多すぎる気がしてきます。

 一昔前なら定期預金を考えたでしょうが、このご時世で預金金利なんてたかがしれています。(新生銀行の2週間満期定期が年利0.03%)

 そういって不動産投資に目を向けるかといえば、オリンピックが近いせいかここ4〜5年くらい物件価格が上がっていて、いまは手出しするときじゃないなと思っています。

 じゃぁ株か、といってもあえてリスクマネーを突っ込んでもいい特定の銘柄というのも思いつきません。

 投資信託(ファンド)を買って運用はプロに任せる、という方法もあるでしょうけれど、ちゃんと増やしてくれるのでしょうか……?


 そんななか、数ある投資信託のうち、インデックスファンドを買って放ったらかしておく、という投資方法があると知りました。

 インデックスファンドとは、日経平均とかTOPIXとかダウ平均株価に連動するように資産を日々組み替えていくしくみの投資信託で、日経平均とかTOPIXなどの指標が上がれば価値があがり、その指標が下がれば価値が下がるものです。

 平均株価というものは、資本主義社会が崩壊しない限り長期的に見れば上昇を続けるものだという考えがあるそうで、たしかにリーマンショックなど一時的に下がるできごとはあっても下がりっぱなしということはなく、長期的な視点で見れば株価は上昇の一途です。

 バブル崩壊から20年以上経っても株価は元に戻っていませんが、さらに長期の視点に立ってバブル時代以前と比べれば現在の株価は十分高いわけですし、そもそもバブル経済というのは日本の話でした。

 そういう理屈で、これからも世界全体で平均的な株価は上昇し続けるだろうと期待をするのがインデックスファンド、ということでしょうか。

 別にどの企業が伸びそうだとかそういうのではなく、平均的な経済の伸び方に沿うように資産を形成していくもの、と考えてよさそうです。
(投資の素人が自分なりに解釈しているものなので間違っていたらすみません)


 そして、あらかじめ決めた指標に沿うように資産を組み替えていくしくみなので、指標が同じ投資信託ならどれを買っても同じ、ということです。
(まれに腕の悪いファンドは指標と乖離させてしまうようですが)

 そうすると、手数料が安いことだけがファンド選びの基準、と考えてよさそうです。


 さて、投資信託を始めるとなれば、確定拠出年金とNISAと相場が決まっています。……所得税が優遇されることはもちろんですが、それぞれ限度額が決まっていて、個人的にはその範囲ならリスクマネーにしてもよいかなと思える額です。


 確定拠出年金は60歳まで換金できませんが、手元にそれなりの普通預金残高が作れた今からなら、月々23,000円を給料から天引きし続けていくのは問題ありません。

 誕生日が来れば40歳というタイミングで始めるので、これから60歳まで20年間天引きし続けても(拠出限度額が変わらなければ)552万円ですから、そのくらいなら換金できずに60歳まで置いておくのでもなんとかなりそうです。たぶん。

 確定拠出年金は勤務先を通じて口座開設の手続きをしましたが、口座ができあがるまで数か月かかりそうです。


 一方、さっそく作ったNISA口座でとりあえずニッセイ外国株式インデックスファンドと、日興上場インデックスファンドTOPIXを半々買ってみることにしました。

 上場投資信託は、投資信託のメニューからではなく上場株式のメニューから入って行って買うのがすごく分かりにくかった!(楽天証券の場合)
(そして、同じ日興の「インデックスファンドTOPIX(日本株式)」という別の投資信託があって非常に紛らわしい!)


 上場投信は投信そのものの基準価格と市場価格に乖離が出ないの? 等々、不思議に思うところもありますが、Google先生に聞きながらやっていこうと思います。
author by よんなん
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