朝食のリストラ

 川越市にあるいまの職場は船橋市の我が家から片道2時間かかります。

 朝9時始業で30分前には職場に着いていようとすると朝6時半に家を出る計算です。

 ……転勤して最初のころは毎朝サンドイッチを作って職場で朝ごはんを食べていましたが、メニューを考えたり、毎週末に具材を仕込んだり、いろいろ面倒なことに気がつき、それ以来おにぎりにしていました。

 おにぎりはごはんを炊いて鮭を焼いておけば、あとは型に入れて整形して海苔を巻くだけです。


 が、次第に仕事をまかされるようになって退勤が遅くなったり、首を傷めていたので仕事帰りに整骨院に通ったり、飲み会の帰りに川越で泊まらず帰宅したりするようになると、朝4時半に起きておにぎりを作るのが非常につらくなってきました。

 冷凍ごはんをチンしてあれやこれややっていると、なんだかんだで30分はかかっていることに気がつきました。


 そんななか、5月半ばから職場の先輩が3か月ほど入院することになりました。

 3人でやっていた仕事を残り2人でこなすわけですから、いくらか工夫の余地はあるにせよ、どうしても物理的な仕事量は増えることになります。


 ……実際に、5月はGWや新婚旅行で休んだ日が多くて17日しか出勤をしていないのに、月間の残業時間が17時間に達しました。

 世の中には月の残業時間が80時間とか100時間とかあるいはもっとすごい環境があるのは知っているものの、いまの職場は1時間も残っていたら上司から「早く帰りなさい」と言われるようなホワイトな職場です。

 実際、転勤してきてそろそろ5年になりますが、月の残業時間が20時間に達したのは1回しかありません。

 これがこの先2か月ほど恒常的になるわけです。


 朝6時半に家を出て帰ってくるのが21時半に近いような日々は、24時間のうち15時間を仕事と通勤時間に費やしている計算です。

 残り9時間のうち、睡眠時間として7時間はフトンに入っている(実際には6時間半前後で目を覚ましていますが)ので、そうすると寝る前に1時間、朝起きてから1時間しかない計算です。


 寝るのは帰宅して30〜45分後にできるとしても、朝起きる時間は出かける1時間15〜30分前が限度です。

 いままでのように出かける2時間前に起きて30分かけておにぎりを作っている時間はもはやありません。


 出勤途上の乗換駅では朝7時半から丸亀製麺や立ち食いそば屋が営業しているので、朝食を外食にする選択肢もありましたが、そうすると1日3食が外食になってしまいます。

 まぁ丼ならなんとかなるかな、といまのところ丼にすることにして家で食べています。


 日曜日に1週間分のご飯を炊いて丼の具を作り、1食分ずつ小分けにして冷蔵庫や冷凍庫に保存します。

 朝はごはんも具もレンジでチンしたら丼めがけてひっくり返すだけですから、ものの5分もあればできあがりです。


 これで、4時半に仕掛けていた目覚まし時計を、5時15分まで遅くすることができました。

 ……転勤してきた当初は4時に目覚まし時計をかけていたことを思えば、1時間以上遅くまで寝ていることになります。
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析