内科の医者選びは「腕前よりも近いこと」

 風邪をひきました。

 表題の言葉を思い出して、我が家から道路を挟んで向かい側にある内科にかかりました。

 腕前はさておき(きょうで2回目だけど、長引きそうな予感)、日曜も診療をしていて、さらに院内処方などとは、まるでボランティアでやっているかのような内科です。

 日曜にかかるのに定番の当番医だとか夜間・休日診療所は「病院が休みの間の応急手当をするところ」という性格上、薬が出たとしても次に病院が開く月曜の朝のぶんまでで、要は月曜に会社を休まなければいけません。

 この内科は休日加算は取るものの、所定の診療日として日曜午前に医院を開けているので、「次に来れるのは次の週末なんです」と申告したら、1週間分の薬を出してくれました。

 月〜金で働いている日勤職のサラリーマンにとって、何気なく大変ありがたいことです。


 さて、昨今の診療報酬(保険診療の公定料金)は、院外処方をする医院に手厚く支払われるようになっていて、

・院外処方 70点
・院内処方 42点
(1点=10円)

と、処方箋1枚書くだけで280円(3割負担で8〜90円)の差があります。

 しかも、薬の仕入れや在庫管理を外部の薬局にまかせてしまえば、有効期限がある薬の廃棄リスクを抱えずにすみます。

 零細(失礼)な個人医院では、薬品卸会社との取引でスケールメリットもないでしょうし、薬価も公定価格で決まっている以上、仕入れ値が高ければ利ざやも少ないはずです。


 かように、院内薬局をやる(経営上の)メリットがちっとも思い当たらないんですけれども、診察の会計時に薬も出てきてそれで帰れる、というのはありがたいことです。


 ……それにしても、診察を受けて、薬まで出てきて、初診が1340円、2回目が1150円とは、他の診療科に比べて内科の報酬ってのはこんなに安いのか、という気がします。

 自分がかかっているほかの診療科だと、院外処方(=薬局代は別)で1割負担470円=3割負担換算で1410円と今回の内科の薬代込より高いですし、半年に1回の歯科はもっとかかります。
author by よんなん
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