出産育児一時金直接支払制度とクレジットカードのポイント

 出産に伴う入院は保険医療の適用外ですが(帝王切開は保険医療)、健康保険から出産育児一時金42万円が出ます。

 健康保険からお金が出るのは後日なので、自費でいったん42万円を病院に支払わなければいけないのですが、平成21年(2009年)から直接支払制度ができて、あらかじめ病院に書類を出せば42万円は健保組合から病院へ直接支払ってもらえて、こちらは不足額を病院窓口で支払えば済む手段も選べるようになりました。

 ……妻が妊婦検診で大学病院へ行ったときに直接支払の書類を記入するよう言われて出してしまったのですが、支払いの時に後悔することになりました。


 いまどき大きな病院ではクレジットカードが使えるのが当たり前で、クレジットカードで支払えばポイントがついたからです。

 私のJALカードSuica(100円で1マイル)の場合4,200マイルをみすみす逃してしまったことになります。


 一方、健保組合への出産育児一時金請求書には医師または助産師の証明欄があります。……つまり病院に文書料を取られるということです。(直接支払なら請求書は不要=文書料も不要)

 今回妻が出産した大学病院のWebサイトを見たら、出産育児一時金請求書への証明は10月以降3,300円とのことなので(9月までなら3,240円だったと推測)、クレジットカードで支払う(立て替える)ときのポイントと文書料を天秤にかけることになります。


 今回の私の場合、3,240円で4,200マイルを買ったと思えば、おつりが出た計算です。


 多額の現金を病院へ持参しなければいけないのなら、防犯上も直接支払制度は有用ですが、クレジットカードが使えれば現金を持ち歩く必要はありません。

 幸い「42万円を支払ってしまったら銀行の預金がなくなり生活に困る」というような手元のキャッシュフローではないので、その点も心配ありません。

 また、クレジットカードは即時決済ではなく、JALカードSuicaの場合「月末締め翌々月4日払」なので、9月の退院時にクレジットカードで支払った費用が実際に銀行口座から引き落とされるのは11月4日(ただし2019年11月4日は振替休日=銀行休業日なので翌営業日→11月5日)です。

 健保組合がどれだけ迅速に手続きをしてくれるかにもよりますが、1か月くらいで支払われるならクレジットカードの引き落としよりも入金のほうが早いのではないでしょうか。


 もし次回があるなら、直接支払制度は使わないようにしようと思います。
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投資信託に手を出してみた

 サラリーマンを15年近くやって、しかも昨年末からはDINKSになって、それでいて暮らしはあまり派手にしていない(つもりな)せいか、普通預金の残高が年収を超える水準になってきました。

 ある程度のお金は普通預金に置いておくとしても、年収を超える額となるとちょっと多すぎる気がしてきます。

 一昔前なら定期預金を考えたでしょうが、このご時世で預金金利なんてたかがしれています。(新生銀行の2週間満期定期が年利0.03%)

 そういって不動産投資に目を向けるかといえば、オリンピックが近いせいかここ4〜5年くらい物件価格が上がっていて、いまは手出しするときじゃないなと思っています。

 じゃぁ株か、といってもあえてリスクマネーを突っ込んでもいい特定の銘柄というのも思いつきません。

 投資信託(ファンド)を買って運用はプロに任せる、という方法もあるでしょうけれど、ちゃんと増やしてくれるのでしょうか……?


 そんななか、数ある投資信託のうち、インデックスファンドを買って放ったらかしておく、という投資方法があると知りました。

 インデックスファンドとは、日経平均とかTOPIXとかダウ平均株価に連動するように資産を日々組み替えていくしくみの投資信託で、日経平均とかTOPIXなどの指標が上がれば価値があがり、その指標が下がれば価値が下がるものです。

 平均株価というものは、資本主義社会が崩壊しない限り長期的に見れば上昇を続けるものだという考えがあるそうで、たしかにリーマンショックなど一時的に下がるできごとはあっても下がりっぱなしということはなく、長期的な視点で見れば株価は上昇の一途です。

 バブル崩壊から20年以上経っても株価は元に戻っていませんが、さらに長期の視点に立ってバブル時代以前と比べれば現在の株価は十分高いわけですし、そもそもバブル経済というのは日本の話でした。

 そういう理屈で、これからも世界全体で平均的な株価は上昇し続けるだろうと期待をするのがインデックスファンド、ということでしょうか。

 別にどの企業が伸びそうだとかそういうのではなく、平均的な経済の伸び方に沿うように資産を形成していくもの、と考えてよさそうです。
(投資の素人が自分なりに解釈しているものなので間違っていたらすみません)


 そして、あらかじめ決めた指標に沿うように資産を組み替えていくしくみなので、指標が同じ投資信託ならどれを買っても同じ、ということです。
(まれに腕の悪いファンドは指標と乖離させてしまうようですが)

 そうすると、手数料が安いことだけがファンド選びの基準、と考えてよさそうです。


 さて、投資信託を始めるとなれば、確定拠出年金とNISAと相場が決まっています。……所得税が優遇されることはもちろんですが、それぞれ限度額が決まっていて、個人的にはその範囲ならリスクマネーにしてもよいかなと思える額です。


 確定拠出年金は60歳まで換金できませんが、手元にそれなりの普通預金残高が作れた今からなら、月々23,000円を給料から天引きし続けていくのは問題ありません。

 誕生日が来れば40歳というタイミングで始めるので、これから60歳まで20年間天引きし続けても(拠出限度額が変わらなければ)552万円ですから、そのくらいなら換金できずに60歳まで置いておくのでもなんとかなりそうです。たぶん。

 確定拠出年金は勤務先を通じて口座開設の手続きをしましたが、口座ができあがるまで数か月かかりそうです。


 一方、さっそく作ったNISA口座でとりあえずニッセイ外国株式インデックスファンドと、日興上場インデックスファンドTOPIXを半々買ってみることにしました。

 上場投資信託は、投資信託のメニューからではなく上場株式のメニューから入って行って買うのがすごく分かりにくかった!(楽天証券の場合)
(そして、同じ日興の「インデックスファンドTOPIX(日本株式)」という別の投資信託があって非常に紛らわしい!)


 上場投信は投信そのものの基準価格と市場価格に乖離が出ないの? 等々、不思議に思うところもありますが、Google先生に聞きながらやっていこうと思います。
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楽天カードを作ってみた

 5月の新婚旅行でベトナムをビジネスクラスで往復したら、ANAのマイルが6,000マイルほど貯まりました。

 JALならば6,000マイルあれば「どこかにマイル」でどこかへ行けるのですが、ANAはそういうのがありません。


 日ごろ「JALカードSuica」でJALのマイルをせっせと貯めている身には、2016年にベトナム航空の提携先がJALからANAに変わったのが非常に悔やまれますが、四の五の言っても仕方がありません。


 職場にはJALカードもANAカードも両方持っている陸マイラーの方もいらっしゃったので(すでに他職場へ異動)、この際だからANAの陸マイラーも目指してみるかと思うことにしました。


 JALはJALカードが一番マイルがたまるとされているように、ANAもANAカードが一番かと思いきや、ANAカードはショッピングポイントをマイルに交換するのに手数料がかかったりいろいろ面倒なルールが目白押しです。

 そんななか、Google先生が「楽天カードは2ポイントでANA1マイルに交換可能」と教えてくれました。

 楽天カードは100円で1ポイントなので、JALカードが100円で1マイル貯まるのに対して、2ポイントが1マイルとはあまりうまみがなさそうですが、「楽天スーパーポイント」と共通なのが文字通りポイントです。

 楽天市場や楽天ブックスなど楽天のサービスで買い物をすると、支払い手段に関わらず100円で1ポイントたまるうえに、楽天カード決済で100円ごとに1ポイント付与、つまり楽天で買い物をしたときは100円で1マイル貯まる、というわけです。

 しかも楽天スーパーポイントからANAマイルへの交換に手数料がかからないうえ、楽天カードそのものが年会費無料ときています。


 ならば作らない手はない、とさっそく作りました。

 さすがネット流通大手だけあって、Web上ですべて手続きが済むのがすごいです。銀行印を押す必要もなければ、身分証明書はスマホのカメラで撮影して送信すればよいのでコピーを取って郵便で送る必要もありません。

 勤務先も金融部門でクレジットカードを発行していますが、Web申込でも最終的には引き落とし口座の銀行印を紙に押したものやら身分証明書のコピーなどは、郵便で送らななければいけないしくみです。


 1週間ほどでカードができあがり、まずは新規入会特典の2,000ポイントをいただきます……1,000マイルもらったのと同じです。

 楽天カードは「♪ザクザクポイント貯まる〜」とCMをジャンジャン流しているだけあって、楽天市場で買い物をすると「通常ポイント」(100円で1ポイント)のほかに、「楽天カード決済で+1倍」「楽天アプリから注文で+1倍」……と、ポイントが2倍3倍で貯まるしくみが結構あります。

 おおお、これならANAマイルもザクザク貯まっちゃうよ〜、と思ったものの、実はこれがぬか喜びで、ほとんどのポイントは「期間限定ポイント」です。


 有効期限が来るまでにさっさとマイルに変えればいいんでしょ? と思ったらそうではなくて、なんと、期間限定ポイントはマイルに替えられないことが判明しました。orz


 たとえば楽天カード入会特典で、先に書いた2,000ポイントのほかにカード決済をすればさらに3,000ポイントをくれることになっていますが、これが期間限定ポイント。

 年会費2,160円の楽天プレミアムカードでポイントさらに+2倍ということになっていますが、これこそ期間限定ポイントなので残念ながらANAの陸マイラー生活には何の役にも立ちません。


 それでも、これまでAmazonマーケットプレイスで買っていたものは同じものが楽天市場にあれば楽天で買うようになりましたし、本も本屋さんでなく楽天ブックスで買うことにして、検索エンジンも楽天ウェブサーチを使うことにしました。

 JALカードで光熱費から何から何まで決済して毎月500マイルくらいかそれ以上のペースで貯まっているのに対して、ANAは楽天のサービスを使ったときしか貯まらないので歩みはゆっくりですが、先月の旅行の6,000マイルが失効する3年後までにどこか往復できる程度のマイルは貯めたいところです。
author by よんなん
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家計の分担

 我が家は妻にもそれなりのアルバイト収入があり、「俺が一家を養っている」とかましてや「俺が妻を食わせている」ということは決してありません。

 そうすると家計をある程度分担することになりますが、いまのところ、光熱費等相当分として私が妻から毎月1万円をもらうだけにしています。

 最初は、毎月お互いが支出したものを持ち寄ってお金をやり取りするとか、光熱費の引き落とし口座を新しく作って2人でお金を入れて云々……などしようかなとも考えましたが、いまのところしていません。

 そもそも、平日は自分が3食とも外で食べるので、食事がほとんど別々なのです。……それぞれ自分で作るか買ってくるか食べに行っているのなら、それぞれが支出すればよい話です。

 そうするとあとは光熱費くらいです。ちょうど一緒に暮らし始めたのが冬で、電気・ガス・水道代が年間で一番かかる時期だったこともあり、それを基準に毎月1万円をもらい、料金はそれまで通り自分が払うことにして現在に至っています。

 光熱費があまりかからない春・秋などは1万円ではもらいすぎ……かもしれませんが、そのぶんは消耗品を自分が買ってきたり一緒にスーパーへ行ったときや外食時に自分が払うなどしているつもりです。(いくら余っていくら多く出してるかなど細かく計算してませんが…)


 家の維持費ですが、分譲に住んでいますから借家のように毎月の家賃が発生するわけでもなく、入籍を機に大きな家へ引っ越したわけでもなく、もともと自分が一人で住んでいた2LDKのひと部屋を妻にあてがったので、共同生活の前後で特にこちらで増えた支出はなく、いまのところ分担や負担はしていないです。

 もっとも、我が家で唯一エアコンがない部屋で、また我が家で唯一二重サッシにしていない部屋で、おまけに畳は何年も替えてなくてところどころフカフカですし、さらに押入れは私のものが半分くらい占拠していて、このありさまで家賃のようなものを払って(維持費を分担して)ほしいと言ったところで、さていくらとれる部屋なのか議論になってしまうでしょう。

 妻がこれまで大学近くのワンルームマンションで家賃から光熱費からすべて負担していたのが、(金銭面では)月1万円ポッキリ+新たな支出は大学までの定期券代なんてずいぶん妻に有利なのでは……という見方もできるかもしれませんが、上記のいきさつのほかに、いまのところ自分のほうが収入が高いこともあります。

 妻が再び常勤で働き始めたらとてもかなわないことは明らかですが、まぁそれはそのとき考えればいいんじゃないでしょうか。


 ただ実際に始めてみると、特に細かい計算をするのでなく一定額をやり取りするだけ、というのはそれなりに楽で気に入っています。
author by よんなん
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ちばぎんスーパーカード(私にとって)終了のお知らせ

 住宅ローンを千葉銀行で組むのに返済用の口座を開いたとき、銀行の担当者から薦められて「ちばぎんスーパーカード」(クレジットカード)を作りました。

 担当者のおすすめは

・提携ATMの手数料が無料になる
・携帯電話料金をこのカードで支払えば年会費も無料になる

の2点で、特に提携ATMの手数料が無料になるのは、それまで新生銀行を給与振込口座にしていた自分が千葉銀行へ乗り換える強い動機になりました。

 その後、ATM手数料の特典は千葉銀行のポイントサービス「ひまわり宣言」に統合されて、クレジットカードを持っている=ATM手数料無料ではなくなりましたが、給与振込口座やら公共料金引き落としやら住宅ローンやら積み重なったポイントを最後にひと押しするのがクレジットカードになっていて、引き続きATM手数料が無料になっていました。


 さて先日、このポイントサービスが見直されるという郵便が千葉銀行から届きました。(千葉銀行Webサイトにも載っています→PDF

 現在の取引条件では、現在「サードステージ」(最上位)でATM手数料がすべて無料になっているところ、新制度では「シルバーステージ」(上から2番目)で提携ATMは月4回目から利用手数料がかかるようになるそうです。


 もっとも、現金決済の機会は減ってATMから現金を引き出すのは月2〜3回ですし、千葉銀行のATMの利用回数に制限はないので、大勢に影響はない(とはいえ、我が家から最寄り駅までの間に千葉銀行のATMがないので、少し不便になる)のですが、この「シルバーステージ」はクレジットカードを持っていなくても維持できてしまいます。

 最上位のゴールドステージを目指すには、クレジットカードで年30万円以上を決済するか、年会費1万円のゴールドカードを作るか、千葉銀行のカードローンを組むかしかないようです。

 メインのクレジットカードはJALカードSuicaと決めましたから、ちばぎんスーパーカードの決済額を増やす選択肢はないですし、あとはカードローン(要は銀行がやっているサラ金)を組むしかないわけで、残念ながらサラ金からつまむほどお金に困る暮らしはしていないつもりです。
(借りてすぐ返してATM手数料より安い金利で済ませる家計術もあるようですが、ここでは考えないことにします)


 それに加えて、そろそろPHSをやめて格安スマホで音声通話も済ませようか考えつつあったので、そうするとカード年会費無料の特典からも外れることになります。
(MVNOの料金は携帯電話料金としてカウントされない)

 作った当時は持っているだけでスーパーなカードでしたが、見切りをつける時期が来たようです。
author by よんなん
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2台持ちと、タブレット+ハンドセット

 現在、電話はワイモバイルのPHS(W-ZERO3 ad[es])と、格安スマホ(データ通信専用)の2台持ちです。

 4月にワイモバイルからPHSの新規加入や機種変更受付を2018年3月で終了すると発表されました。

 PHSはW-ZERO3のようなW-SIM端末であれば、機種変更をしなくても端末さえ手に入れれば使い続けることができるので、これまで端末が壊れたときは3回続けて中古端末を手に入れてPHSを使い続けてきました。


 しかし、いわゆる格安スマホの通話プランも多彩になってきて、通話も含めて格安スマホに一本化するのが経済的なのかもしれないと思うようになりました。


 私と直接お会いした方はご存知かと思いますが、PHSはネックストラップで首から提げ、胸ポケットに入れて持ち歩いています。

 さすがにスマホは胸ポケットに入らないのでバッグに入れていますが、メール着信などのバイブレーションにほとんど気づきません。

 スマホで電話もするようになると、電話が鳴っても気がつかないことになります。


 職場で20代の若手諸君にこの点を訊いてみると、ほぼ異口同音に「(電話の着信に気付くのを)あきらめる」という返事でした。


 さて、今年に入ってスマホを買い替えたのですが、画面が小さい端末を買ってしまい、視力の悪化に拍車がかかったような気がしています。

 画面の大きいタブレット端末で電話ができないだろうか……と思うわけです。

 初代W-ZERO3で電話をするのも当時はかなり違和感がありましたが、タブレット端末で電話をする人を見るのはそれ以上に違和感あります。

 電話をする機会なんて1か月に数回レベルなので電話が鳴ったのに気づかないのも含めて割り切るのも一つの方法かもしれませんが、両親もそれなりに年を重ねてきて本当の緊急の電話がかかってくるかもしれない現実味も増してきています。


 Bluetoothか何かで接続する受話器があれば、タブレット端末本体はバッグに入れたまま、受話器を身に着けておくことができそうです。

 どんな受話器があるだろう、とGoogle先生に訊いてみると、一番多くヒットするのは補聴器のようなヘッドセットです。……これまであれは補聴器だと思っていたので、それを耳につけてる人を見かけては「耳が遠いのかな」と思っていましたが、あれ受話器だったんだ!

 ただ、電話をする機会がほとんどないのに、そういうのを常時耳の穴に突っ込んでおくのは少々抵抗があります。

 そうするとハンドセットということになりますが、ハンドセットはほとんど選択肢がないんですね。


 それ以前に、通話ができる7〜8インチクラスのタブレット端末というのも、ファーウェイかASUSしかないようで(参照)、バックドアの懸念が残る中国メーカーを避けるとすればASUS一択になります。


 あんまりそういうことを考える人がいないんでしょうか。
author by よんなん
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めざせ「陸マイラー」

 去年の9月に羽田から広州へ往復した航空会社がJALでして、手元にカードだけがあったJALマイレージバンクにとりあえずマイルをためておきました。……1800マイルくらいです。

 かつて、マイルは有効期限を延ばしやすかった海外の航空会社のマイレージプログラムで貯めていましたが、海外旅行から遠ざかっているうちにすべて失効させてしまいました。

 クレジットカードはビックカメラSuicaカードにしているので、陸マイラー生活とも無縁でした。


 JALやANAは3年でマイルが失効してしまうし、12,000マイル溜めないと国内往復できないし、マイルで引き換えられる特典航空券座席の予約はしにくい(らしい)し、成田からLCCが飛ぶようになってからは(レガシーキャリアにこだわらなければ)航空運賃そのものがリーズナブルになりましたし、あんまり関心がありませんでした。

 ……が、JALが「どこかにマイル」という、行先はJALにおまかせする代わり6,000マイルで国内線往復ができるサービスを始めました。

 そうすると「もしかして陸マイラーでも旅行できるかも?」と思っちゃったりするわけです。


 陸マイラー生活をするならJALカードを作るのが一番手っ取り早いわけですけれども、入会特典でもっぱらPRされている「入会搭乗ボーナスで最大5,000マイルプレゼント」を考えると、次にJAL便に乗るときまで先送りしたほうがいいのかな……とも思っていました。

 が、よくよく調べてみると、5,000マイルもらえるのは年会費10,800円の「CLUB-A」だけであって、年会費2,160円の普通カードは入会搭乗ボーナスも、毎年初回搭乗ボーナスも1,000マイルなのでした。

 毎年初回搭乗ボーナスは、入会搭乗ボーナスの翌年以降適用なので、要は、普通カードはいつ入っても、ボーナスの名前が変わるだけで年1回1,000マイルの搭乗ボーナスは同じなわけです。


 それで、いくつかあるJALカードの中で、日常的にJRを使うことが多いのでJALカードSuica(JRJAL)を選びました。

 Suicaにチャージして貯まるビューサンクスポイントもマイルに移行できます。……10,000マイルが10,000円分のSuicaにチャージできるのと比べて、600ポイントが1,000マイル(Suicaチャージなら400ポイントで1,000円分できる)とは少々分が悪いですが、6,000マイルで国内線往復できると思えば、6,000円でレガシーキャリアには乗れないですからそういう点ではお買い得と思うことにします。


 さて来年、どこかへ行けるでしょうか?
author by よんなん
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自動車保険の中断から6年半

 群馬在勤時代に乗っていた軽自動車をリース会社に返却して6年半近くが経ちました。(当時の記事

 そのとき解約した自動車保険は「中断証明書」を作ってもらったので、10年以内に自動車保険を契約するときは等級が引き継げます。

 勤務先はおおむね3年スパンで転勤する人が多いので、10年あれば再び群馬のような自家用車が生活に不可欠なエリアへ赴任することもあるだろう……と思っていました。

 しかし、残り3年半になった現在まで転居が必要な転勤がなく、中断証明書が途切れたタイミングで自家用車が必要なエリアに転勤して6等級スタートになってしまう最悪のパターンが少しずつ現実味を帯びてきました。

 はて、中断したときの等級はどうだったかな……と中断証明書を引っ張り出してみるとなんと「20等級」!!! 再び到達するのに14年かかるじゃんか!

 解約したときの保険料は年額25,040円で、無事故20等級の割引率は63%ですから、6等級だと単純計算で年額67,675円になる計算です。
(当時から年齢も重ねていますし、次に契約するときの正確な保険料は見積もってもらわないと分かりませんが)


 いま住んでいるエリアは日常生活に自家用車の必要性をまったく感じないので、マイカーを持たないまま自動車保険を何らかの形で一旦再開する方法はないかと考えるわけです。

 しかし、

・ドライバー保険は等級を引き継げない(三井ダイレクト損保のページ
・二輪自動車(バイク)保険も等級を引き継げない(前から知ってた)

というわけで、自家用車がないと中断している等級で自動車保険を契約できないようです。

 ……確かに考えてみれば、ドライバー保険とマイカー保険で等級を引き継げたら、ペーパードライバーが乗りもしないのにドライバー保険を契約し続けておくだけで、自家用車を手に入れたときに高い等級でスタートできてしまうわけで、保険会社はいい顔をしないでしょう。


 次に思いつくのは、実家のマイカーに自分が任意保険をかけることはできるのか……? ということです。

 どうやら、親族のマイカーに任意保険をかけることは不可能ではないようでしたが、中断証明書の発行に条件がありました。

 「おとなの自動車保険」のFAQ「中断証明書(国内特則)の発行条件は何ですか?」によると、

(1)保険期間中に中断する理由が以下のいずれかであること。
  ・お車を廃車、譲渡またはリース会社へ返還する。
  ・お車が車検切れとなる。
  ・お車が車両入替手続きにより、他の保険契約の対象となる。
  ・お車が盗難された。
  ・お車が災害により滅失した。

つまり、実家のマイカーに現在かけている自動車保険の中断証明書を取得するにも、自分がかける自動車保険の中断証明書を取得するにも、自動車そのものの名義人も変えなければいけないことになり、両親に事情を説明したりいろいろ面倒そうです。

 結局、なんらかの形で自家用車を持つしかないのか……と思うわけですが、このごろはリース車のサービスも多彩になってきて、ニコリースは2か月経てば返せますし、あとは短期間でも貸してくれて車庫証明も取れる月ぎめ駐車場さえ見つけられれば、10万円程度かけて2か月間だけマイカーを持つことを考えてもいいのかもしれません。

 ただ、いまの住まいに移ってからクルマを手放すまでの駐車場を探したときに、近隣の月ぎめ駐車場はどこも「何か月というような短期間の契約はお断りします」という返事だったので、それが一番のネックになりそうです。

 そのときの不動産屋さんの話では短期間の契約をしたがる人は車庫証明を取ったらさっさと解約して「車庫飛ばし」をするケースが少なくないそうで、それを警戒しているとすると短期間で貸してくれてしかも車庫証明も取らせてくれる貸し駐車場はなかなかないのかもしれません。
author by よんなん
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商品券は使ってしまうべきか

 勤務先で何か褒められるようなことをすると、褒賞として商品券をもらうことがあります。

 入社してかれこれ10年以上たつと、まぁまぁそれなりの額の商品券が手元に残るようになりました。


 個人的に、現金とクレジットカードや電子マネーを天秤にかければ、ポイントがつくクレジットカードや電子マネーを使うようにしています。

 商品券は現金同様にそれ単体ではポイントが残りませんし、家電量販店などでは商品券で支払うと現金や電子マネーよりも(お店独自の)ポイント還元率が低くなるケースもあります。


 そんなわけで、もらった商品券が使えるお店へ行っても、クレジットカードや電子マネーが使えるお店では、クレジットカードや電子マネーを使うようにしていました。

 商品券を消化する機会があったのは、群馬在勤時にときおり買い物をしたスズランデパートくらいだったでしょうか。
(クレジットカードや電子マネーは、スズランのクレジットカードしか使えなかった)


 さて、10年近くかそれ以上死蔵している商品券が引き出しから出てくると、

「商品券を使ってその分手元に残る現金を運用したほうが、カードのポイントよりお得なのでは…?」

とふと思ってしまったわけです。(いまさらかよ)


 メインにしているビックカメラSuicaカードは、クレジット利用でビューサンクスポイント0.5%、ビックカメラポイント0.5%の合計1%還元です。このカードでJRのキップを買ったりSuicaにチャージするとビューサンクスポイントが1.5%たまります。

 ざっくりまとめれば、Suicaが使えるお店で1.5%、JCBやVISAの加盟店では1%のポイントがつきます。


 一方、金利が0.1%の定期預金に預けておいたとすれば、商品券を10年以上放ったらかしておくくらいなら、商品券はクレジットカード(も商品券)も使えるお店で使ってしまって、そのぶんの現金を銀行に預けておいたほうがお得だったことになります。

 うーんそうだったか、、、と、あらためて銀行の預金金利を調べてみると、新生銀行の2週間満期定期預金が年利0.05%と知ってびっくりです。


 イオン銀行の何か特別なカードを作ると普通預金が年利0.12%などの例はあるものの、(銀行で運用する前提ならば)20年放っておいてやっとトントンなのか……などと思ってしまいました。
author by よんなん
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【東京電力管内】 夜間電力優遇プランの現状

 2016年4月の電力小売り自由化で各社から多彩な料金プランが現れるかと期待していたのですが、新電力の料金プランは軒並み東京電力の「従量電灯B」相当のプランばかりでがっかりの昨今です。

 しかも、東京電力が「おトクなナイト8・10」をはじめとする夜間の電力料金を1kwhあたり10円台前半に超優遇する料金プランを軒並み新規加入停止にしてしまいました。

 既存の契約は引き続き適用されますが、転居の際は再契約できません。

 東京電力の新料金プランにある「夜トクプラン」は、夜間料金が1kwhあたり20円台前半に大幅値上げになっていて、とても検討の対象にならない代物です。


 我が家は2年前から東京電力の「朝得プラン」(午前1時〜9時が夜間料金)にしていて、4月以降も引き続き従量電灯Bより2割くらい安く使えています。

 一番電気を使う冬の暖房は、就寝する20時〜22時台は灯油やガスの暖房で部屋を暖めておき、エアコンはタイマーで1時を過ぎてから動くように使っています。

 一人暮らしのうちは自分一人が心がけていればよくて、夜中の0時前後に部屋が冷えてきて目を覚ましても、もう一度火をつけて暖めて消して再度寝るなど一人でやっていればよい話です。


 来月から、我が家にもう一人住むことになりました。学生の方なので平日の昼を留守にする生活スタイルはほぼ同じで、電力の利用は引き続き夜間〜早朝がメインになりそうです。

 ただ「深夜1時まで電力の使用を控えてほしい」とお願いするのは無理があります。寝るときにはいったん暖房を切って夜中に目を覚ますなんて生活は、他人にお願いするにはひもじすぎます。

 洗濯物も増えるでしょうから、週末にまとめて洗濯するほかに平日の夜に洗濯をして風呂場に干して浴室乾燥機(電気式)をつけて寝る、ということも考えられますが、1時以降に洗濯機を回して干して寝ていたら、就寝するのは3時になってしまいます。

 3月までであれば、東京電力の多彩なプランから「おトクなナイト10」なり「半日お得プラン」なり、新しい生活スタイルに合わせて選べたのですけれども、時すでに遅しです。


 新電力比較サイトで、千葉県で契約可能な夜間の料金がお得なプランを探すと、数社がヒットしましたが、どれも夜間料金は1kwhあたり20円前後です。

 当面は現在の「朝得プラン」を継続して、21〜22時ごろから翌1時までの昼間料金適用は割り切ることにして、従量電灯Bより高くなるようであれば、現在選べるプランの中から再検討することにするしかなさそうです。


 他の送電各社管内だと、たとえば東北電力が「よりそう+ナイト12」などの新プランを用意していて夜間は1kwhあたり11円台で使えるのに、この東京電力管内の時間帯別プランの貧弱さといったら何なのでしょうか。
author by よんなん
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