投開票

IMGP2634.jpg 船橋市に住民票を移して2回目の投票日です。(写真は、先々週の県議選のときのもの)

 これまでずっと実家に住民票があったので投票といえば(期日前を除いて)母校の小学校でしたが、これからは新居近くの小学校です。

 小学生の頃、Nゲージ(鉄道模型)の本に作例で出てきた小学校の体育館がカマボコ型の屋根をしていて、母校の体育館は三角屋根でカマボコ型の体育館なんて見たことなかった「現役小学生」の自分は非常に不思議に思っていたものですが、ちょっと歴史のある学校では珍しくもなんともなかったのですね。

 母校と違って、入口と出口の場所の都合なのか広い体育館のほんの片隅しか使っていない投票所には少々違和感がありましたが、小学校の施設に合法的に足を踏み入れられるのはこういうときくらいです。不審者だと通報されない範囲でなんとなく観察。(←十分怪しい)


DSC02118.jpg さて、日が暮れて19時ごろ家を出て日色健人君の選挙事務所へ。

 壁に模造紙を貼って、NHKの統一地方選特設サイト船橋市選管webページをプロジェクターで映す準備をします。……とはいえ、投票の締切が20時、開票所に投票箱を集めて開票が始まるのは21時過ぎで、それまでは集まった(気の早い)人たちに自分の失敗写真スライドショーをお見せします。orz

 だんだん人も集まり、時間が過ぎていく一方で、市選管ページは「22時半ごろより更新します」と書いてあるのになかなか更新されんなー、NHKも情報出ないなー……と思っていると、急に国道で車が止まる気配がして入ってきたのは当確を知らせに来た市長!

 えっ、えええ!? いきなりのできごとにカメラを構えるいとまもなく、市長は日色君に淡々と事実だけ告げて帰ってしまいました。

 日色君の中高の同級生、三浦さんがどうにか写真におさめてくださいました。(こちら

 前回の選挙ではここでバンザイ+ダルマの目入れだったんですが、「もしも前回の得票を割るようではバンザイできん!」というわけで、市選管ページの更新を待ちます。

 22時半の更新では、1000票。

DSC02188.jpg 23時の更新で……来た! 5000票!!

 これでバンザイできる!!!

 後援会長さんのあいさつ、日色君のあいさつに続いて、ボーイスカウトの後輩君の音頭でバンザイと相成りました。



DSC02291.jpg バンザイの前に三浦さんが帰ってしまったので、バンザイ写真は自分が撮ったんですが……あんまりうまく撮れたのがない。。。orz (ちなみに4年前の三浦さんの写真→こちら

 昨日と違って手ブレ防止機能もONにしたんですけど、、根本的に写真がヘタなんだな……「セミプロ」と「オタク」の違いってやつですね。


 バンザイのあとは用が済んだとばかりに皆さんゾロゾロと帰ってしまい、日色君とご両親、自分だけになります。

 その後、県議の方が何人か見えられたほか、副市長は来ると言っときながらいつ来るんだ、帰っちゃうぞ、と思いかけて日付が変わった頃にようやく副市長が来て、とりあえずの来客対応も済み、お開きとなりました。


 最終的には、

・0:55選管確定 ひいろ健人5222票

となり、初当選だった4年前の16位・3457票から大幅に積み上げての5位当選です!
(定数は50)

 これから2期目の4年間に期待大です。
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疲労MAX

 船橋市議選の選挙戦も最終日です。

 今回の選挙戦ではじめて雨の予報が出ました。……朝の船橋駅前での駅頭をそのまま延長して昼までやっていったん事務所へ戻り、昼食を済ませてモモタローに出かけたら土砂降りになりましたよ。

DSC01491.jpg で、モモタローはこんな感じでやっています。

 本当にメガネドラッグのCMみたいでしょ? ……昨日まではトラメガも日色君が自分で担いでたんですが、今日は雨でトラメガに袋をかぶせたので肩から提げられずボーイスカウトの後輩君が持ってくれました。

 連日のモモタローに加えて雨に降られ、すっかり疲労困憊で再び事務所へ戻ったら2階の休憩スペースでは泥のように眠っておりました。

 病気休職中だというのに明らかに「無理」をしていますが、今日さえどうにかなればまたしばらく休んでいいんです。


 夕方からは再び船橋駅前へ。

 他の2候補がいるところへ加わります。……さすがにマイクを各陣営が使ってはうるさいので、そこは譲りあいます、、、が、順番がこちらにまわってこない!

 うぬぬ、いつまでやるつもりだ! と、こちらはイライラするばかりですが、候補者本人は「余裕がなくなってきてる陣営もあるが、ウチはそのペースに乗らない」と意に介さない様子で、それを見て自分も少し余裕を持てました。

 翌日の開票結果を見ると、マイクを譲ってくれなかった2人はともに落選。……この日の時点でなんとなく感じ取っていて必死だったのですね。


DSC02056.jpg 19時には他の陣営がすべて帰り、20時まで最後の1時間は船橋駅北口にて。

 写真もバシバシ撮りまくったんですが、あとで見てみればほとんど手ブレ。orz

 おっかしーなー、一眼レフには手ブレ防止機能ついてるはずなんだけどなー、と思っていたら、翌日になって手ブレ防止機能のスイッチがOFFになっていることに気がつきました。o...rz


 20時になって我々は切り上げますが、拡声器を使わない活動はできるので新人候補がさっそく次にやってきました。

 こちらは選挙事務所へ戻り、夕飯のあとさっさと片付けて帰ります。

 西船橋の駅前でも別の候補が引き続き有権者に声をかけていましたよ。

(2011/5/2記)
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復旧の槌音

IMGP2681.jpg 月1回ペースになった心療内科の診察を受けに、浦安へ行ってきました。

 先月は液状化した泥を片付けた後の砂埃がすごかった浦安市内でしたが、でこぼこした歩道はならされ、段差のできた駅の入り口はアスファルトで沈下した部分を埋めて仮復旧されていました。

 土建屋さんは当分仕事に困らないだろうなぁ。

 実家も、敷地内の水道管の破損が分かり、修理に数十万円かかりそうだとか。


 まぁ、家が傾いて数百万円単位でお金がかかりそうだというお宅に比べればマシといえるのかもしれませんが、水道屋さんが来てくれるまで水が漏れっぱなしなので水道代・下水代もかかりそうです。


 さて、県議選ではひと悶着あった浦安市ですが、市議選は予定通りです。

 宮坂なお候補の選挙カーが通常通り街宣しながら走っていた一方、折本ひとみ候補の選挙カーはスピーカーなしでウグイスが車内から手を振るだけです。

 さらに折本陣営は背中に毎度のキャッチフレーズ「さぁ、いっしょに!」を印刷したピンク色のウィンドブレーカーを着た人が(無言で)自転車で歩道を走る「銀輪部隊」も。

 折本候補は前回の市長選でスッカラカンになったという噂を耳にしていたので出馬もびっくりでしたが、出馬していることさえPRできればよいという余裕の選挙戦ですね。

 日曜日の開票結果も余裕のぶっちぎりトップ当選でした。


 美浜西エステート前では共産党の元木美奈子候補の支持者が応援演説。……いくらマンションから誰も見てないからって、ポケット手で演説はよくないですよ共産党さん。

 帰り際には新浦安駅で元市民ネットの田所ゆか候補の姿が。……市民ネットの「2期で交代」の掟を破って前回単独で3期目の出馬したら支持を得られなかった田所候補はまだやる気でいるんですね。(結果は今回も落選でしたが)

(2011/5/1記)
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スーパー選対

 翌日の21日の話なんですが、ふと自分の幼少期にテレビでやっていた「超電子バイオマン」について調べていたら、手持ちのVAIOが「スーパー戦隊」を「スーパー選対」、「戦隊ヒロイン」を「選対ヒロイン」と誤変換してよこしました。

 ……いや、誤変換じゃなくて、本当に存在しそうだな。。。


 選挙事務所には日色君のご両親やご近所の方、ボーイスカウトの大先輩方が常駐していますが、モモタローは基本的に日色君と同世代以下の面々でやっています。

 若さあふれるメンバー…といえば聞こえはいいですが、いい歳した若いのが、やれ無職だ、休職中だといって仕事もしないで来ているんですから、ロクなものではありません。orz

 午前中は海神をモモタローしてまわり、午後は日色君と別行動になって「家来」だけで本中山地区をモモタロー。
(本人じゃなくても街頭演説=応援演説はできる……はず)


 投票率が低く、選挙カーも来ないという(市川市に編入したほうがよさそうな)飛び地の本中山6・7丁目の票を全部いただいてしまおう、とばかりに念入りに周りました。

 が、選挙後に公表された投票所別の投票率・投票者数では、「本中山6・7丁目集会所」投票所は、投票率26.18%、投票者数はなんとたったの559人!

 投票所別の得票は明らかにされないので、もしも559票が総取りならバカにできない数字ですが、まさかそれはあまり考えにくく、確かにまともな思考回路なら本中山6・7丁目をまわる時間があれば京葉道路の北側を固めたほうがいい、とどの陣営も考えるでしょうね。。。


DSC01155.jpg 夕方からは日色君、そして選挙カーも合流して下総中山駅北口で街頭演説。

 日色選対が「スーパー選対」といえるかは怪しいですが、「選対ヒロイン」ならいます!
(普段は選挙カーに乗っている)

 下総中山駅は所在地こそ船橋市ですが、市川市との市境に近く、市川市議選の候補者も入れ代わり立ち代わりやってきます。

 逆に、新津田沼駅は習志野市なんですが、新京成電鉄の松戸方面行きは新津田沼駅を出るとすぐに船橋市内へ入るため、JR津田沼駅から乗り換えて家路につく新京成沿線の有権者が多く通りかかることから昨夕の日色陣営は新津田沼駅で街頭演説をやったそうです。

 特に、船橋市議選だからといって習志野市で街頭演説をしてはいけない、市川市議選だから船橋市で街頭演説ができない、ということはないようです。

(2011/4/28記)
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きょうは休み

 昨晩の夜更かしがたたり、起きたのは8時半過ぎ。選挙のお手伝いは休みです。

 受講しているユーキャンの通信講座の添削が、金曜日が最終締切なので、きょうやるしかない、と午後にぼちぼち始めたらスイッチが入り、課題2つを仕上げて3つ目もそれっぽい形にしました。

 受講期間半年の講座を2年前の秋に始めて、締切は1年の余裕があって今年の2月まで……のところを、去年は1年間何も手をつけられませんでした。そりゃ、仕事も手がつきませんでしたから。

 年が明けてぼちぼち再開して、10ある課題のうち駆け込み的に4つ目までを出して2月が終わり、あとは残った教材を長い目で消化していけばいいか〜、と思って再び放ってあったんです。

 そしたら3月下旬になって「あと1ヶ月間添削します」という3月22日の日付が入った郵便が届き、あわてて再開。……こんなことなら、この1ヶ月放ってしまっていたのはもったいなかった。。。


 きょうの進み具合は、よく言えば「スイッチが入った」「宿題の神様が降臨」状況でしたが、「双極性気分障害」(いわゆる躁うつ病)という病名をもらって休んでいる状況下でこういう状態って気をつけなきゃいけないんでは? という気もします。

 きのうだって、なにやら気分が高ぶって深夜まで起きていたわけですし。

 このあたりは、木曜日の診察で主治医の先生にご相談するとしましょう。
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ついつい夜更かし

 きょうは、昼食を済ませてから出かけ、午後から日色健人君の選挙活動を手伝いました。

 手伝ったといっても、基本的にはモモタローの後ろからくっついて歩くだけなんですが。

 午前中は日色君とボーイスカウトの後輩2人で、「モモタロー」というには家来が1人足りませんでしたから(笑)、こんな自分でもいないよりはいいでしょう。


 午後は(確か)海神地区を重点的にモモタロー。


 きのうもそうだったんですけど、歩いている途中ですれ違う人に「こんにちは」と最近流行の“あいさつの魔法”をかけても無視がほとんどです。

 一方、トラメガ片手に細い路地を歩いていると、玄関先まで出てきて声をかけてくださるのは、ほとんどがご老人。


 政治家というものを身近な存在に思っている世代と、何かこう壁のようなものを作っている世代との違いを感じましたよ。……我々世代は、政治家ってのは(直接の知り合いでもない限り)関わっちゃいけない人みたいなイメージを持っている気がします。


 夕方、(確か)船橋駅北口に陣取って帰宅途中の皆様にアピールしたときは、自分と日色君で代わる代わるマイクを持ちました。

 選挙カーには乗らない、駅前でもなるべく直接有権者に声をかけている姿勢は、他の候補にないよいところだと(個人的に)思います。(通りすがりの有権者にはほとんど無視されてますけど…)


 船橋駅前はちょっとした繁華街でもあり酔っ払いも多く、自分がマイクを持っていると「本人にしゃべらせんかい!」と(なぜか関西弁で)怒鳴られましたが、いやいや、本人の主張が聞きたければそこにいますから話しかけてください……って、さっきあなた本人に絡んでたでしょ。

 20時に切り上げて事務所へ戻って夕飯、家へ帰るのは21時半過ぎです。


 さっさと寝ればいいのですが、頭は回転していて寝る気にはならず、かといって特に何をするでもなくtwitterのタイムラインを眺めていたら時間は過ぎるばかりで、結局寝たのは0時前でした。
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出陣!

IMGP2664.jpg 大学時代の知人で4年前に船橋市議会議員に初当選した、日色健人君が2期目の出馬、とのことで手伝うことにしました。

 告示日のきょう、立候補の届出を済ませてきた日色君の事務所に9時半ごろ出向くと、「出陣式の司会やって」ということで、久しぶりに人前でマイクを握りましたよ。

 前回は選挙のために借りた事務所でしたが、日色議員は去年の4月に常設の事務所を国道14号線脇に構え、今回はそこがそのまま選挙事務所になりました。


 写真は、街頭演説ののぼり。(正式には「街頭演説用標旗」)

 選挙管理委員会から渡されるもので、拡声器を使うときは掲げる必要があります。


 よその陣営では、名前を布にアイロンで貼り付けられる用紙にパソコンで打ち出して、なかには顔写真入りのものまで作ったりするところもありましたが、日色陣営は前回同様に筆で墨書きです。

 もちろん、街頭演説のときにはこの“公式のぼり”のほかに、もうちょっと目立つ私製の幟も持って行きます。


 さて、案外知られていないのが、選挙カーにまつわるルール。

 まず、選挙カーのレンタル費用、ドライバーの人件費は公費で負担されます。……カネがなくても最低限の選挙活動はできるしくみです。

 今回はレンタカー+支援者のドライバーという体制でしたが、前任地の群馬県高崎市ではタクシーを1台借り上げて選挙カーにしている候補者を見たことがあります。ドライバーのあてがなければ、そうしてタクシーごとチャーターしても代金は公費で負担してくれるわけですね。


 ここからがびっくりですが、まず、選挙カーには候補者が乗っている必要はありません。

 そして、走行中は「連呼行為」しかしてはいけないのです。


 Ω ΩΩ<な、なんだってー!!!


 誰しもが選挙カーに対して、候補者の名前ばかり連呼されてうるさい、と苦々しく思ったことがあると思いますが、連呼「しか」してはいけないという公職選挙法の決まりなのです。

 ちなみに、政策や主張を述べる「演説」を選挙カーでやるには停車する必要があります。

 また、選挙運動員に報酬を支払うと選挙違反ですが、選挙カーから名前などを連呼をする「うぐいす」(男性の場合は「からす」と呼ばれる)には報酬を支払ってよいことになっています。(ただし公費負担ではありません)

 これでは、選挙カーが世の中からなくならないわけです。


 個人的には、選挙カーなど走らせないほうが有権者の受けがよいのでは……という気もしますが、そこは「支援している現職の選挙カーが来ない」=「あいさつに来ない」と同義に受け取る一定の支持者層もいるようで、選挙カーは選挙カーとして日色陣営は走らせています。
(あいさつといっても戸別訪問は違反なので、結局、路上から拡声器での連呼に落ち着く)


 候補者本人は選挙カーなどには乗らず、徒歩で辻々をまわる「モモタロー」です。

 「モモタロー」というのは、メガネドラッグのCMのように、タスキをかけた候補者を先頭に運動員がのぼりを持って後からついて歩くのが似ているので、そう呼ばれます。

 実は公職選挙法には

第百四十条  何人も、選挙運動のため、自動車を連ね又は隊伍を組んで往来する等によつて気勢を張る行為をすることができない。

という決まりがあるのですが、数名程度のモモタローで「隊伍を組んで往来」とみなされた例はないようです。(珍走団のようなものを想定した条文と思われる)

IMGP2665.jpg モモタローに随伴する自分は、街頭演説で選挙運動に従事する人用の腕章を着用します。

 腕章は市選管から一定数を渡されるので、いくらボランティアといえども人数だけにモノを言わせた選挙はやれないことになります。


 出陣式のあと、昼食をはさんで午後1時ごろモモタローに出発し、夜8時まで延々と歩きっぱなしでした。

(2011/4/25執筆)
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久しぶりの「机上旅行」

IMGP2655.jpg 昨秋に北海道をドライブしたとき、沿岸バスの営業所で買っちゃった「萌えっ子フリーきっぷ」。

 今月いっぱいが有効期限です。

 つい買ってしまったフリーきっぷの有効期限が近くなって消化するための旅行をしたのは一昨年の「スルッとKANSAI2daysチケット」がありました。(1日目2日目


 北海道への往復は、羽田〜新千歳の往復に札幌での1泊がついたフリープランが18800円からあり、「延泊」ではなく「帰着日変更」を使えば札幌連泊をしなくても道内の滞在日数を延ばすことができます。(たとえばこんなの

 さてどう消化してくれようか、と図書館で北海道のガイドブックを片っ端から集めて目を通してみたら、沿岸バスの沿線に触れているのはたったの1冊。

 ここ、国道は「日本海オロロンライン」として有名なんですが、海岸沿いに稚内へ向かう車窓以外の見どころはあまりなく、上級者向けのエリアなんですよね……。


 まず旭温泉は押さえておくとして、苫前町の郷土資料館は前回冬季休館で行き損ねたからなぁ……と思ったら、資料館の開館は5月からですかっ! ぬはっ。

 どうせ札幌で1泊するんだし、北海道の大学野球でも見ようか……って、これも5月からですよ。


 サロベツ原生花園も4月じゃまだ枯れ野原だしなぁ。。。

 逆にこの季節は抜海港で野生のアザラシが観察できるのかー、って、そこはクルマがなきゃ行かれませんよ。


 昼に帰宅して、午後は沿岸バスwebサイトの時刻表と格闘して、あれこれ案を練ってみたものの、自分には2日券を1枚消化するのがせいぜいです。

 鉄道なら、無駄に行ったり来たりしても飽きることはないんですが、バスでそれを4日間続けられる自信はないんです。

 7800円は、北海道のローカルバス維持のために寄付をしたと思ったほうがよさそうだ…。


 下を見てちゃしょうがないですが、世の中には九十九電機でWindows7を買うともらえる「つくもたん」グッズを10万円払ってコンプリートしようって人がいるんだから(参照)7800円の浪費などかわいいもの、、、って、昨秋はまだ給付金ではなく働いていた頃の貯金で消費をしていましたから、自分で働いて得たお金だったら……と、自分への言い訳に必死です。orz


 でも、時刻表を繰っていて、オロロンライン沿道にはまだ行ったことがないところがいっぱいあることにも気づきました。

#昨秋のドライブでは稚内→増毛を半日で移動したのでほとんど素通り

 古丹別って羽幌線が通っていたのに国道からは外れた内陸にあって、バスも行き止まりの枝線になっています。

 たぶん、2000年か2001年に行った(はずの)廃線活動でも訪れなかったと思います。

 初山別の道の駅も、昨秋はスタンプだけ押して素通りしてしまいましたが、隣接の天文台は昼でも太陽が観察できるようで面白そうです。


 また気が向いたら、5月下旬〜6月にでも行けたらと思います。

 キップ買い直しだけど。……まぁ、5月から新デザインになることですし。

 都市対抗の予選か、北大と小樽商大の応援合戦あたりとからめたいですね。


 そういえば前も書きましたけど、近所の小学校には「時刻表クラブ」があって、毎週のクラブ活動(=授業)の時間で「机上旅行」をしているのだそうです。
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高校理科の復習

 原子力発電所の件、仕事はプロに任せて自分はいま自分がやれることをやればいいよ、と特に関心は持ってませんでした。

 新聞は毎日読んでいますが、圧力容器だの、何ベクレルだの、いろいろ書いてはあるもののどういう意味なのかはよく分かりませんでした。

 ただ、店頭で売られているものは大丈夫なんでしょうし、蛇口から出てくるものもちゃんと飲めるのでしょう。


 ところが、どうも政府と東京電力の言っていることや、その公式発表を垂れ流すだけの新聞は信用ならん、と言い出す人がちらほら出てきたわけです。

 ラジオではフリージャーナリストが「政府が散々風評を垂れ流しておきながら、我々が真実を伝えればデマ呼ばわりする」と言い、mixi上では知人が「政府はこう発表してテレビ・新聞も大したことはないように報じているがだまされてはいけない!」みたいに書くわけです。


 異なる2方面から同じ話を聞くと、ちょっとは影響を受けるわけですね。

 原子炉工学や放射線医学の難しいことは無理でも、高校の理科で習った核分裂の話くらいまではおさらいしておこうか……と、図書館でそれっぽい本を読んでみました。

 原子核=陽子+中性子とか、同じ元素でも中性子の数が違う同位体とか、不安定な同位体はα線(=ヘリウム原子核と同じ)やβ線(=電子+ニュートリノ)といった放射線を出して他の元素に変化(崩壊)する(=核分裂)とか、核分裂の際に熱が発生するとか、そういえば確かに習ったなーと思うことが多々ありました。


 話はちょっと横道ですが、科学者(理学系)の究極の関心は「宇宙は何でできているか、どうやってできたか」でして、元素周期表の空欄=宇宙や地球ができたときは存在したけどすでに崩壊して地球上から消滅したと考えられる物質を「加速器」で人工的に作ってみたり、「スーパーカミオカンデ」で宇宙から降ってくる放射線などを観測しているのですね。

 加速器は、元素に別の元素を高速で当てて核融合させて(ほぼ一瞬で崩壊して消えてしまうような)元素を作って観察するわけです。……合ってますか? >理学系の人


 あほだなー、と思ったのはウランの話。

 ウランにはそもそも安定な同位体がなく、常に放射線を出しながら崩壊し続けているんですが、たとえばウラン238で寿命が64.46億年(半減期44.68億年)と地球の誕生時(45億年くらい前)からの時間よりも長いので、そこらへん…といえば語弊があるでしょうが、鉱山を掘れば「天然ウラン」として出てくるわけです。

 で、ウラン鉱石に0.7%ほど含まれているウラン235という同位体は、一度中性子を人為的に(←重要)外からぶつけると分裂して中性子を放出してその中性子が隣のウラン235に当たり、当たられたウラン235も分裂して中性子を放出して……これを暴走させれば爆弾やチェルノブイリ事故に、中性子の動きを一定の管理下におけば発生熱を有効利用できる原子炉になるわけです。


 それはひとまず置いておいて、ウラン鉱石からウラン235を取り出した残り、これは単なる放射性同位体のかたまりで英語では「Depleted Uranium」(直訳:使い尽くしたウラン)なんですが、なぜかこれが日本語では「劣化ウラン」。またの名を「放射性廃棄物」。


 誰ですかこんな翻訳したの。

 掘れば出てくるものが、さも恐ろしいもののように聞こえるじゃないですか。

 まぁ、このウラン238に中性子を照射するとプルトニウム239になってまた別の使い道が出てきたりするので、一定の管理下に置いておかないとおっかないわけですが。


 さて、ここまでおさらいしてようやく新聞に書いてあることの意味が分かりました。

 「被覆管」はウラン燃料を詰めた管で、外側を覆っている「ジルコニウム合金」は膨大な放射性物質を管の中に閉じ込めて漏らさない役目を持つけれど中性子線は透過するので、核分裂反応的にはないのと一緒。

 「制御棒」は中性子線を通さない材質でできていて、ウラン235が分裂して放出された中性子が次のウラン235の分裂を引き起こすのを止める役割がある。→地震発生と同時に差し込まれて機能は果たしている。


 で、ウラン235の連鎖的な分裂は止まって、チェルノブイリ型の暴走事故が阻止されたのは官房長官が言う通りなわけですが、現在問題になっているのは一度分裂したウラン235から発生した不安定な元素が崩壊しながら収束に向かう過程ですね。

ウラン235に中性子を当てる(←これは止まった)
  ↓
ウラン236(不安定)
  ↓
クリプトン92(不安定)とバリウム141(不安定)と中性子に分裂(一例)
  ↓
クリプトン92は寿命1.84秒でβ崩壊してルビジウム92(不安定)に
  ↓
ルビジウム92は寿命4.49秒でβ崩壊してストロンチウム92(不安定)に
  ↓
ストロンチウム92は半減期2時間40分で崩壊して……
  ↓
………

と、不安定な物質はみるみるうちに崩壊して限りなくゼロへ向かうわけですが、まだ熱を出すんです。

 おお、まさに官房長官が会見で真っ先に説明していたことじゃないですか。

 いや、すごいのはカンペを作った官僚かもしれませんけど。


 で、電源がないので循環するはずの水が滞留してしまい、水は一定以上の熱を吸収すると蒸発するわけで、水が蒸発すると体積は5000倍になりますから圧力容器を内部から破壊してしまう心配が出てくるのですね。

 そりゃぁ、水蒸気を逃がさなきゃいけないわけだ。

 もちろん、一番望ましいのは、水を循環させてパイプ越しに(←重要)大気なり海水なりで冷やしてまた戻すことなんですが。


 で、蒸気を抜いて圧が下がった(+水が蒸発した)ところへやれポンプだ放水車だ海水だなんだと水を入れてやるわけですが、どうやらどこかから漏れているぞ、と。

 でも、ここで水を止めてしまったら同じことの繰り返しです。

 また、水に晒し続けておかないとさらに温度が上がって被覆管が熱で融けてしまう(もしかしたらすでに融けてしまった)かもしれない、これはとにかく困るから冷却最優先で漏れるのはあとでどうにかするしかない、というのが現時点なんでしょうね、きっと。


 点検中で止まっていた4号機の燃料貯蔵プールもほぼ同様、という理解でいいんでしょうか。>原発屋さん


 それでもでもやっぱり、一番いいのは、湯になった水をパイプで外へ引き出してパイプ越しに(←重要)熱を大気や海中に逃がして、また内部へ戻して燃料(というか、被覆管)を冷やしてやることです。やっと分かりました。 

 とはいえ、循環システムを復旧させるのには、しばらく時間がかかるんだろうな。

 それまでは漏れ出しも続きますよ……と。

 なので、できるだけ回収してタンクへ溜める一方、大気や海中に漏れ出た放射性物質は計測して監視しましょう、政府や東京電力はその情報の出し方が下手だ、ということで「今北産業」的にはいいんでしょうか。(なげーよ)

 でも結局、出てきた数字をどう評価するのか(食べるなとか、飲むなとか、逃げろとか)は、おとなしく専門の先生が言うことを聞くしか、自分にはできません。


 あー疲れた……みんな分かって騒いでいるんだとしたら、すごいなぁ。
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ひざかけ持参

 前職場以降の職場での私を知る方は、ひざ掛けを職場に常備していたのをご存知かと思いますけれども。

 火曜から毎日通い始めた船橋市立中央図書館は、どうやら節電で暖房が入っていないようで、火・水は何も持たずに行ったら2時間いただけですっかり冷えてしまいました。


 月末館内整理日で休館だった昨日をはさんで今日はひざ掛け持参です。

 (なぜか手元にある)キャセイ航空の機内ブランケットは薄くて軽いのに暖かくてよいです。


 さて、きょう図書館で読んだのは、住まいの本。

 「モダンリビング」という雑誌や、「東京人」のリノベーション特集

 新居のリフォームはリノベーションと呼べるほどのものではなかったですが、水まわりほぼ全取替えのためにキッチン・バスルームのショールーム通いをしたのには骨が折れました。

 ……楽しかったですけど、床の張替えと水まわり交換だけであれだけの労力でしたから、間取り変更を伴うレベルになると自分だけではたぶん無理です。

 建築家に依頼する、相談する、という方法もあるのか、とはじめて知りました。(ぇ

 『東京R不動産2』に出てきた物件「剥き出しのポテンシャル」も、建築家に依頼した作品だったなんて。(同じ部屋が『モダンリビング』でも紹介されてた)


 売主・買主・仲介不動産屋のほかに、センスのある建築士さんが一枚かんでいたんですね。

 読み返したら「楽しみながら、建築家と家を作っていった」とちゃんと書いてありました。


 先のことは分かりませんが、誰かが運よく後継者を見つけて実家を引き続き住居兼診療所として使うとなれば、いずれは家族構成の変化に合わせてリノベーションすることになるんだろうなぁ。

 あるいは、自分が新潟赴任を命じられれば、祖母が最期まで暮らしていた父親の実家を再生してみたいなぁ、なんて思ったり。


 ところで、建築家ってどうやって探せばいいんでしょうね?

 姉歯さんみたいな建築士では困りますし、かといって、自分の身の回りで大学の建築学科を出ている人は官庁やインフラ会社に勤めていて個人の住宅を手がけてくれそうにないですし、去年に旅先で知り合った方は事務所が岡山です。

 まぁ、捕らぬ狸の皮算用とはまさにこういうことをいうわけですが、そんな妄想をしながら図書館へ通っています。
author by よんなん
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