老人性色素斑(しみ)

DSC04659.jpg 私の顔を知っている方は、右(私に向かって左)の頬に1円玉より少し小さいくらいのシミがあるのをご存知だと思います。
(見苦しい写真ですみません)

 小学生の頃にこのあたりをヤケドした(キャンプファイヤーの火の粉が当たった)ことがあったので、その跡だろうと思ってました。

 見た目にそれなりに目立つ跡を作ってしまい、せっかく五体満足に生まれたのに、好奇心から火に近づいたいっときの過ちの十字架を背負っていくのだと受け止めていました。

見た目といえば、就職活動のときにNHKのアナウンス職でいいところまで残ったのですが(←過去の栄光)、よく書類やカメラテストや1・2次面接で落ちなかったな、と今でも不思議です。
(民放はラジオ局を含めて箸にも棒にも引っかからなかった)

 ところが昨年、何年ぶりかに会った何人かの方から「色が前より濃くなった」「ヤケドの跡と違うのではないか」と言われて、気にするようになりました。
(↑まったく無関係な2人以上の人から同じことを言われると本気にする人)


 この歳で皮膚がんだったりしたら……まぁ、このシミは社会人になるずっと前からあるので、今さら分かったところで全身に転移して手遅れに違いないですが。


 で、きょう平日の時間を確保できたので、評判のよい皮膚科へ行ってみました。

 すると、、、「日焼けはよくするほうですか?」と先生に聞かれ、なんのことやらと思っているうちに「老人性色素斑」という診断がつきました。


 老 人 性 ! !

 ……つまり、お年寄りの顔や手にあるのと同じ、あのシミだというのです!


 悪いできものではない、というのが分かったのはよいですが、10代の頃からあるのに。。。

 先生も「他に名前がなくってねー、ごめんねー」と言っています。。

 で、先生に言われて鏡をよく見ると、できかけもけっこういっぱいあります。orz


 ひとまわり薄くすることはできます、悪いものではないのでこのままでも特に問題はないです、とのことでしたが、ひとまず右上4分の1だけ処置してもらいました。

 液体窒素をひたした(検尿に使うくらいの大きさの)綿棒をジュワワワと押し当てて(特に痛くはない)、すると表面の組織が死ぬので、あとは3か月ほど放っておくとカサブタになってはがれるそうです。

 液体窒素なんてのを見るのは中学の理科実験以来ではあるまいか。。。


 「見た目」にかかわる処置ですが保険適用で、診療明細を見たら

「いぼ冷凍凝固法(3箇所以下) 210点」

とありました。……1点=10円で3割負担ですから単純計算で自己負担は約630円ということになります。(実際の支払額は初診料などを含めて計算したあと端数整理がある)

 生死に関わるものでないのに保険適用なのか、という意見もあるのか分かりませんが、こんなに目立つのに、私のように顔の見た目を気にしないで平然としていられる人ばかりではない、ということでしょう。
(自分は、ないに越したことはないと思っている程度)


 3か月後に自然にできあがりますから、残りもやりたくなったらいつでも来てください、と言われて診療所をあとにしました。

 数時間経つと、さっそく、処置したところがぶくぶくふくれてきました(一番上の写真)。……絆創膏などは特に必要なくて、洗顔も日常どおりでよいとのことですが、3か月もいじらずにがまんできるかどうか、、、

#(2013.2.16追記) 2日目にしてうっかりかゆいのを掻いた拍子にはがれてしまいました……大丈夫か、、、


 これまで、肌の手入れなどにはほとんど頓着しないで、L-システイン剤(ハイチオールなど)を飲むでもなく、日焼け止めなどろくに塗ったこともありませんでしたが、少しは気をつかおうと思いました。。。
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江戸東京博物館2 「松の廊下」

 「忠臣蔵」といえば大石内蔵助は伝記の学習まんがになってるし、大河ドラマにもなってるし、歴史でも習います。


 きのうのガイドツアー中、江戸城の模型の説明の中で、松の廊下の話がありました。

 松の廊下と聞けば、私のような理系人間でも忠臣蔵くらいは思いついて、どちらかといえば美談のような印象があるのですけれども、ガイドさんの解説はまた違った視点で面白かったです。


 松の廊下での刃傷沙汰は、現代に置き換えれば宮中晩さん会でピストルをぶっ放すようなもの、だそうで、なるほどそういうふうに言われれば、浅野が一方的に死刑になっても「けんか両成敗」だの情状酌量の余地はないだろうなぁという気もしてきます。

 社長がそんなことをして会社をつぶして社員全員を路頭に迷わせたようなもの、と聞けば、いっときの感情(発作?)に身を任せてそんな結末を招くとはろくなお殿さまではないなと思っちゃうわけです。
(私も他人のこと言えませんが!)

 討ち入りは、クビになった社員が起こした第二のテロ事件、となると、NHKの大河ドラマは時代考証ちゃんとやってんのか、という気分になったりならなかったり。


 「仮名手本忠臣蔵」は確かに「事実をもとにしたフィクション」ですし、格好のワイドショーネタがあったら、あることないこと読者や視聴者に受けるように書きたてる、というのは今も昔も同じなんだなぁと思ったのでありました。
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江戸東京博物館

DSC04644.jpg 江戸東京たてもの園には何度も行っているのに、通勤の途上である両国にある本館には一度も来たことがありませんでした。
(たてもの園は、江戸東京博物館の分館)

 こういう博物館の類は無料で入れるようになったので、元気だった頃の自分なら休みのたびに通い尽くしたのかもしれませんけれども、そういう手帳をもらえるということはそれなりなわけで、世の中はそういうふうにできています。。。

 3連休でどうにかゆとりができたきょう、やっと行ってきました。


 江戸東京たてもの園同様にガイドツアーがあり、まずそれに加わりました。

 江戸時代から東京オリンピックまでを対象に、人々の暮らしを展示対象としたもので、「お宝」はほとんどありません、とのこと。

 ボランティアのガイドさんは、自分でしゃべったネタに自分で笑っている、鉄道マニアにもよくいるタイプの方でしたが、なかなか分かりやすかったです。


 鈴木都政の最末期にこんなハコモノ作っちゃって……という評判を聞いたことはあるものの、展示物は全体的によくできている印象でしたし、5階と6階の吹き抜けにある日本橋は、5階の床が水面になる高さで再現してある、というのが面白いつくりです。

 よくも悪くも「本物」がないので、お殿様が乗る籠や、千両箱や、火消しの纏や、肥桶(模型)などを実際に持ったり乗ったりできるのは楽しいです。


 江戸ゾーンでは当時の商業の代表として「三井越後屋」がなかなかのスペースを割いて展示してあって、三井といえば江戸東京たてもの園にも「三井八郎右衞門邸」があるし、特定の民間企業(?)をこれほど前面に出すのもめずらしいです。


 そんなふうに面白い博物館でしたが、ガイドツアー1時間少々と、企画展示(≠特別展示)を見たらすっかり疲れ果ててしまいました。。。

 特別展示は尾張徳川家のお宝だそうですが、とても混雑しているという掲示があって、とても行けませんでした。


 特別展示もただで入れるので、「東京の交通100年博」のときに来ればよかったな……と調べたら、まだ手帳をもらう前の展示でした。

 どうにも時系列があやふやになっていけないです。
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「おさんぽ川越号」

DSC04595.jpg JR大宮支社の川越キャンペーンに合わせて、1月26日ときょう、「新習志野発川越行き」の列車が走りました。(JR大宮支社の発表

 大宮から日進のあいだを、乗客を乗せた営業列車がふだん走らない「川越貨物線」を走るのがめずらしいです。

 なかなか乗れないルートなのと、西船橋8:05発と普段会社へ行く時間より20分くらい早く家を出れば乗れそうだったので、川越に用はないというJRのねらいから思いっきり外れる客ですが、乗りに行くことにしました。

 先頭車に乗ったところ、車内は、本当に川越へ行く行楽客に見える人が2〜3割くらい、鉄道マニアっぽい人が5割くらい、あとは武蔵野線に乗ろうとしたらちょうどこの電車が来た、という感じの人でした。(見た感じの印象)


 さて、最大のメインイベントは、大宮駅11番線から日進駅までの1駅です。
(私は武蔵浦和〜与野・大宮操車場の武蔵野貨物線も初体験ですが、ここは「しもうさ号」が毎日走っているルートです)


 ふだんは、11番線からの下り電車は湘南新宿ライン(宇都宮線・高崎線直通)で、大宮駅を出ると立体交差へ向かうのですが、川越貨物線は一番西寄りの地平線を行きます。

 ルートは単に11番線から高崎線へ進出するときの1本となりなのですが、地平か高架線の上かの違いがあるので、大宮総合車両センターの眺めが非常に新鮮です。

 いったん上にあがった高崎線への線路が降りてくるとあとは同じ眺めで、高崎線と線路が分かれる、新幹線の下をくぐるあたりがすでに日進駅場内らしく、そこで川越線の下り線の線路に渡って川越貨物線の旅はおしまいです。

 日進、西大宮、指扇、と運転停車があって、なぜか乗降できる停車駅になっていた南古谷駅(川越の1つ手前)で降りて帰りました。……川越は降りたことが一度もなくて、JRのねらい通りに川越を散策してくるのも一つの考えでしたが、たまたま午後から別の用事があったもので。。


 川越貨物線を走る例はあまりないので、もしかしたら川越線電化・埼京線直通以来では? という話も耳にしますが、実際どうなのかはよく分からないです。

 ただ、埼京線開業間際の線路切り替え前は、大宮駅の地平ホームからまさにこのルートで川越線のディーゼルカーが走っていたはずで、なるほど、だから大宮駅の12番線には架線がないのか、と今さら気がつきました。

 Wikipediaによると、当時の川越線は現在の11・12番線から発着していたそうです。


 さて、「おさんぽ川越号」は115系電車の6両編成で、東松戸、南越谷、東川口で発車ベルが鳴らず、その旨のアナウンスがありました。

 1998年に開業した東松戸駅は6両編成の停止位置に発車ベルのボタンがないのはまだ分かるとして、武蔵野線の電車が6両編成だった頃からある南越谷駅や東川口駅は改修か何かのタイミングで更新しなかったのでしょうか。

 ……発車ベルがない(6両編成の営業運転を想定した設備になってない)ということは、車掌用の停止位置目標やら、列車の設定までにはいろいろ面倒な手順があったに違いない、、、などなどが気になってしまう性分です。
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ラジカセを買いました

DSC04570.jpg いまさらラジカセです。

 エアチェック(!)に使っているMDつきCDラジカセの具合がよくないので、ソニーのZS-R110CPというのを買いました。

 いまどき、家にいながら
「ラジオ番組を電波で受信して」、しかも
「録音して聴こう」
という、そんなもはや前世代的な需要に ばかみたいに しっかりと応えてくれるソニーみたいなメーカーが大好きです。


#インターネットでは「radiko」や「らじるらじる」などで雑音なく聞けるほか、NHKラジオの語学講座は録音しなくてもNHKが公式サイトで過去1週間分を配信している



 さて、今回買ったのはSDカードやUSBメモリにMP3で録音できて、しかも10番組まで録音予約可能、という、まるで私のためにあるような素敵な機種です。

 それに、時計にカレンダーがついていて、曜日指定もできますし、日付指定もできます。

 いま持ってるMDラジカセは、1番組しか予約できないうえ、時計が文字通り「時間」だけなので毎日同じ時間に動作する不便さがあったのが、飛躍的に改善しました。(旅行で数日不在にするときなどは録音をあきらめてた)


 ……で、何を録音して聴くのかというと、いちかわエフエムの番組です。

 コミュニティFM局でもインターネット配信するところが増えてきましたが、いちかわエフエムは「市川(とその周辺)でしか聞けないからいちかわエフエム」という基本スタンスで、それはそれで好きです。
(有線での再送信も、JCN市川でしかやってない)

 ただ、週末を中心に聴いている何番組かは、外出する時間帯だったり、もう寝ていたり(!)するので、こうして複数番組を録音できる機能がありがたいです。


 そんな今回買ったラジカセですが、さすがにラジオのタイマー録音以外の機能はしょぼくて、たとえばリモコンは使いにくいですし、このあたりは、まぁ……ごく少数の需要にわざわざこたえてる製品だからしょうがないよね。
(リモコンがなくてちょっと安いZS-R100CPでもよかったかもしれない)


 それはそうと、きのう有楽町のビックカメラへ行ったら、「ビックカメラ.com」(ビックの通販サイト)より高い値段で売ってましたよ!

 家電量販店って「他店より1円でも高い場合は店員にお申し付けください」などと言いつつ通販サイトの値段には応じてくれないイメージなのですが、さすがに自社通販の値段にはすぐに下げてくれました。(13800円→12800円)

 額面ではAmazonのほうがまだ1000円近く安かったのですが、10%+αのポイントがつくので、それを考慮するとお得、という次第です。


 ……あ、ちなみに、カセットはついてないです。

 ラジカセじゃないじゃん、と指摘を受けましたが、店頭でも「ラジカセ」売場でしたし、録音機能があるスピーカーつきのラジオで、(ウォークマンみたいな)ポータブルでもコンポでもないこういう形をしているものは、もはやカセットがなかろうが「ラジカセ」に代わる名前がないような気がします。
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コミケ83おつかれさまでした

DSC04345.jpg いまさらですが。

 昨冬に引き続き、「鉄道・メカミリ」と「評論」「創作」が別の日だったので、2回行きました。

 今回は本のことじゃなくて、関連する話など。

1.クレジットカード決済を導入するサークルが出現した

 去年、日経が報じていた楽天のサービスをさっそく導入しているサークルがありました。

 スマホやタブレット端末にカードリーダーを挿し、画面上でサインする方式で、その場では発行できない明細をメールで送るアドレスの入力など決済に比較的時間がかかるので、ネタとして以上の実用的な意味はあまりないかもしれないですが。

 日経の記事によると、楽天よりも先にペイパルのサービスが先に始まっていたのだそうですが、今回のコミケで見かけたのは楽天のでした。

DSC04347.jpg2.都バス急行05系統

 昨冬の帰りに、渋滞にはまる東京駅行きを横目にスイスイ走ってゆく錦糸町駅行きの都バスを見て、次回は乗ろうと思っていました。

 のり場はビッグサイトではなく「国際展示場正門駅」バス停。……ゆりかもめの駅の下です。

 昨冬に東京駅行き車内から見たときはあんまり混んでいるようには見えなくて、知る人ぞ知るバス路線……かと思いきや、そんなことはないらしく、国際展示場正門駅停留所でほとんど満員になってしまいました。
(「東京ビッグサイト東棟」や「新木場駅」では積み残しが発生)

 東16系統(東京駅行き)などが出ている「有明テニスの森」バス停まで行くとほとんど人がいないのですが、さすがにゆりかもめの駅の下では近すぎるのかどうか。

 急行05系統は東西線や都営新宿線、総武線の駅へバス一本で出られる、数少ない系統なのに、昼は1時間に1〜2本しか来ないんだよな……。

 東西線の駅なら、りんかい線で新木場へ出れば木11系統があるし、総武線なら東京駅へ出て快速電車や、新木場から京葉線で西船橋だってよいのかもしれません。

 都営新宿線沿線に住んでいるならこのバスに積み残されたら面倒に違いないですが、他にそんなに遠回りでない帰宅手段がある自分みたいなのは、本数が少ない時間帯に好んで乗らなくてもよさそうだという結論に至りました。

 行き先は錦糸町駅行きでしたが、亀戸駅の近くを通ったのでそこで降りて総武線に乗って帰りました。
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雪が降りました

DSC04455.jpg 予報では昼は大雨で、夕方ごろ「みぞれ」になるかも……という話でした。

 出かけるときは確かに雨だったのに、午前中に上野で所用を済ませているうちに外はすっかり白いのが舞っていました。

 予報では時雨量7〜8ミリ、雨だったら相当強い降り方のところを雪で降ってくるので、あんまり濡れずに済んだのはよかったものの、あっという間に積もり始めてびっくりです。

DSC04459.jpg このあたりで雪といえば、一晩中降ってやっと積もり始めるような感覚なのに、半日で駐車場はこのありさまです。

 冬タイヤで走ってるクルマなんかほとんどありませんから、都内を歩いてても、いつクルマがスリップして歩道へ突っ込んでくるかと思うと、外出も命がけです。

 そんななかでも山手線は定時運行していて、驚きです。……さすがに総武線は遅れ始めてましたが。

DSC04460.jpg で、どうにか帰宅して、こんな日に不要不急の外出はするものではないな……と思いつつも、どうしてももう一件、きょう済ませたい用事があり、駅へ行ったら総武線の上り電車が止まってました。

 向かう先である下り電車は走っていたものの、上り電車が止まっているのでは帰ってこれないわけで、京成は走っているにせよようやくここであきらめて引き返してきました。

 駅で止まってた上り電車、1つしかドアが開いてなくて、総武線のE231系電車に3/4扉締切の機能なんてあったっけ、と思ったら、非常用のコックを使って開けてました。

 なかなか珍しいものを見ました。
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初詣未遂

 新年早々、何かの事件か!? みたいなタイトルをつけちゃいましたが。

 我が家の徒歩圏に中山法華経寺がある(というか、部屋から見える)ので、初詣に行くのでしょう? とよく聞かれるのですが、今の住まいになってから行ったことがないのです。

 年が明けて3時ごろ、さすがに今年は行ってみようか、と思ってはみたものの、眠かったのと寒そうだったのとでとりあえず床に就きました。

 起きて、ひとまず1日過ごして、ニューイヤー駅伝の中継も終わり(コタツで居眠りしていたら終わっていた)、ぼちぼち……と出かけましたが、京成中山駅あたりからすごい人出で、嫌になって引き返してきてしまいました。

 コミケの人だかりは大丈夫なのに不思議なものです。
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2012年の大晦日は

 今年も一人で過ごす大晦日です。(去年の様子

 実家では父親が打ったそばを振舞っているのでしょうけれども、テレビのチャンネル争いやら面倒なことに巻き込まれずに過ごせて気楽です。

 予定はしていなかったものの、今年も紅白を最初から最後まで。(家族がいるとこれがなかなか難しい)

 年賀状をまだ書いていない、という例年にないマイペースぶりな年末進行です。
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早大鉄研60周年記念「西北の杜」号

DSC04255.jpg 見てください、この人だかり!

 早大鉄研60周年記念の貸切SL列車は無事に運行できました。

 日曜日とはいえシーズンオフに350人も集客して、どんなもんだい! という気分です。

 JR高崎支社では、愛好家団体によるSL貸切運転は初の事例ということで、個人的には、ワセダの鉄道研究会とそのOB組織(稲門鉄道研究会)として一味違うことができてよかったのではないかと思っています。


 やってみると前例がなかったのも道理、JRでSLを貸切運行するのには敷居も高かったです。

 ……別にJRがお高くとまっている、というのではなく、高崎支社にある2両の蒸気機関車は上越線や信越線での定期的な運行のほかにJR東日本管内各地でのイベント運行に引っぱりだこ、という特徴があります。

 各地ではSLが来るなんて一大集客イベントで、どこへ行っても大盛況になります。

 そのスケジュールを我らが愛好家団体(10年前の秩父鉄道SL貸切での実績では200人)のために空けてほしい、しかも土曜か日曜に……というのですから敷居が高いのは当たり前で、JRの営業窓口にノコノコ出かけてホイホイ貸してくれる話ではなかったです。

 接触を重ねるうち「平日なら…」という話にはなったものの、こちらも土日でないとサラリーマンや家族連れのOBが集まれませんから、そこが最大のポイントでした。


 2年前からJR高崎支社のほか沿線の自治体・観光協会・商工会とも接触を繰り返し、信頼を少しずつ積み重ねてどうにか実現のあかつきとなりました。


 群馬在勤の頃はSLなんか当たり前のように走っているイメージでしたが、こうしてシーズンオフにもかかわらず300人を超える大勢の人で賑わって、参加者に喜んでもらえている様子を見ると、蒸気機関車の魅力ってのはすごいなぁとあらためて思うイベントでもありました。
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