「おめーはがんばっちゃダメなんだよ」

IMGP9380.jpg 群馬在勤時、同じ群馬で2年上の本社採用の先輩から口酸っぱく言われた言葉です。

 この先輩、口は悪いですけど頭の回転が速くて面倒見もよく、いつも的確なアドバイスをくれる方でした。

 前々職・前々々職では、そりゃぁもうハリキッてやりたい放題やっては問題ばっかり起こしている、本社や支社の担当者から見れば困ったちゃん(に違いない)でした。

 本人はやりたい仕事が毎日できて楽しくって仕方がなかったんですけど。

 そんな場面で表題の言葉を言われれば、なんだよー、やる気があっちゃいけないのかよう、と思いますわな。


 そんな楽しい日々も、そこはサラリーマン。異動通知という紙切れ一枚で終焉を迎え、前職場へ移ることになりました。

 前職場の在籍経験も持つ上司は

「ひで君の次の職場は、いろいろ思うところがあるかもしれないけど、本社採用なら1年のガマンだから、『ふぅん、こういうもんかー』とそのまま受け流しておくのがいいよ」

と送り出してくれました。


 確かに、前職場に移ってみると、前々職では指導する立場で尊敬も多く集めていた方が、昇進試験に受かってしまったばかりに異動させられて「新入り」として怒鳴られながらミス連発で仕事をしているじゃないですか。

 え? 前々職場のボスは、素直なベテラン社員をうまくおだてて昇進試験を受けさせたかどうなんだか知らないけど、受かったらこんな仕打ち?

 自分も、あーあ、もうちょっと前々職やってたかったなぁ、いまの仕事、仕事の名前こそ聞こえはいいけど、実際はアレじゃん、扱う装置も似てるし、と思っていました。

 自然と、がんばらないで仕事をするようになりました。


 すると……どうも自分の評判がいいらしいんです。

 前々職の同期と飲んだときにも

「高橋さん、なんかすごく評判がいいみたいですよ」
「俺なんか○○さん(=前々職の大先輩)に『ようやくアイツにもピッタリの仕事がありましたね』って言ったら○○さんと二人で大笑いしちまったよハッハッハ」

と教えてくれました。


 ……とはいえ、半年も過ぎると徐々に要領を覚え、先輩方も私のキャラの「引き出し」をいくつも見つけて相手してくれ、自分でも「住めば都」と思えるようになってきました。

 また、前職に移って3ヶ月後に装置が新しくなり、こう言ってはなんですが、旧タイプを使って経験を積んできた怒鳴る側の先輩よりも、実際に新機種を扱う新入りのほうが仕事の細かい部分を知っている、というタイミングにも恵まれました。

 それと、職場の皆さんの顔ぶれや性格も少しずつ分かってきて、確かに1人くらいは「怒鳴りキャラ」が必要かも、と理解できるようになりました。

(職場の先輩全員が全員おっかないわけではありません…当たり前ですが)

 仕事そのものの楽しさは前々職・前々々職には及ばないものの、比較的規則正しい勤務で、自分の時間も楽しめるようになりました。

 実は、サラリーマンとして一番充実していたひとときだったのではないでしょうか。


 しかし、前々職の上司の言葉通り、1年で再び紙切れ一枚が出て現職場に来ました。

 ……前職場以上に思うところがいっぱいありましたが、そこは、そのうち「住めば都」になるさ、、、と考えることにして過ごしました。

 それにしてもなんにしても、人事部門は人のことよく見てるよなぁ。冒頭の先輩みたいに親しいわけでもないのに、自然と「がんばれない」職種にまわしてくれるんだもんなぁ。


 でも、待てよ? 去年の本社説明会で、技術継承の観点から本社採用の入社7年目以降は原則として職種を変えないで専門家を育成する、って言ってた気がするぞ?
(そのとき配布された資料をもう一度見たら、確かにそう書いてあった)

 そのうえ前職と違い、半年たっても「住めば都」になる気配がありません。

 もしかして俺、これから定年まで28年間と少し、ずっとこのまま?

 事業フィールドが広くて、いろんなことをやれて楽しそうな会社に入ったと思ったら、、、職種を変更しないだって?

 飲み会でも、「高橋君は、△△さんのラインに乗った」なんて言われます。

 ……△△さんといえば、前々々職時代の上司でもあり、「俺、この会社は何で本社採用をこんなにいっぱい採っている(=仕事が細分化されすぎている)のかなぁって思うときがある」と私につぶやいた方じゃないですか。

 そのときは「自分は、枠が大きくなかったらそもそもこの会社に入れなかった、いっぱい採用していてよかった、って思ってますよ」とノーテンキにお答えしたんですが、いま、まさしく自分がその立場に立ってるじゃんよ!

 あの……私って、機械のカラダを求めて銀河鉄道999に乗ったらアンドロメダへ着く直前に「ネジ」になれって言われた、あのときの鉄郎と同じなんじゃない?

 席が隣の先輩も「高橋君はこの仕事とっても向いてると思うよ」と言ってくれる通り、会社から見ればそうかもしれないけど、、、自分は全然ちっとも楽しくもなんともないんだ……。。。


 また、前職とは違い、がんばらないでいると仕事がたまる一方です。

 休み始めた最後のきっかけは、別の先輩を怒らせてしまって「まだ終わってないあの仕事、明日の朝イチまでな」と残業中に言われたことでした。(実際、締切は翌日だった)


 さて、こうして休み始めても、調子がいい日もあるとはいえ、基本的には何をやっても楽しくない日々です。

 以前も書きましたけど、うつ病薬の副作用らしい性機能障害で性欲も(自分で)満たせなくなりました。

 その辺のエロ動画を見てもなんとも思わないので、先日、精神科・心療内科での診察帰りに立ち寄ったTSUTAYAで借りたのは

「夢の大乱交 極上ハーレム480分スペシャル」 (冒頭の写真)

……あのね、数が多けりゃいいってもんじゃないでしょうが。


 結果はまったくその通りだったんですけど、昨日の飲み会(前項参照)で話したら、全員一同大爆笑でした。


 やっぱり、がんばれないでいると冴えてくるんですかねぇ?
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自分なんかいなければいいんだ

 実は、うつ病になってついに会社を休んで以来、こう思ったことが一度もなかったんです。「欝だ、死のう」っていうネットスラングすらあるほど典型的な症状らしいんですが。

 精神科・心療内科の最初の診察で「2つの約束」として「死なない」「会社をやめない」って、後者は分かるけど、死なない、って、何を大げさな、と思っていました。


 とはいえ、30歳を過ぎていい歳した子や兄が、結婚も仕事もしないで家でゴロゴロしていれば、やはり家族に好影響などあるはずがありません。


 ………きっかけは、明日から両親が1泊2日の旅行に行くことでした。

 家には自分と妹と飼い犬だけになるのですが、家事を分担してナントカカントカ……ややこしいことを考えるより、おのおのがセルフサービスということにして自分は新居で過ごそうかと考えたんです。
(犬の面倒はどうした、というのはさておき) 

 新居は当然ながら空き家状態で、1〜2週間に1回のペースで郵便受けのチラシを始末したり窓を開けたり水を出しに行ってはいますが、ガスレンジや給湯器なんて、はて、何ヶ月使ってないんだろうねぇ? フロの湯を沸かすにはちょうどいい機会です。

 夜も、ちょうど高校時代の友人と飲む約束をしており、新居なら乗り換えなしで帰れます。

 それに、髪も2ヵ月半切ってなくて伸び放題。……会社を休み始めのころは、床屋さんと30分も会話をするなんて無理! という具合でしたが、だいぶ調子もよくなり、行けそうです。
(最近までQBハウスでしたが、新居近くの床屋を行きつけの店に決めたのです)

 そのほか、通信教育の教材も新居へ持っていってしまって放ったらかしで、ちょっとは手をつけたいしなぁ、とか。


 おお、いいことばっかりじゃん! 妹も何なりと好きに過ごせてセルフサービス大いに結構だろうし、と思って話したら、とんでもない。家族から総スカンでした。

「よりによって留守番を頼みたいときに家を空けるとは何事?」
「新居に行くんなら家族が家にいるときにできないの?」
「お前のやっていることをまさしく『イジワル』というんだ」
「犬の面倒はどうするの?」(←これはごもっとも)
「さっきだって、調べ物を頼んだら『ご自分でおやりなさーい?』(←下手な真似)って、そういう態度じゃないか」
「お前考え方がおかしいんじゃないか?」

………

……



アタマがおかしいから精神科の世話になってるんじゃないかっ!


「そういうことじゃない、考え方のことを言ってるんだ」
「ウチにもいろんな患者さん来るけど、病気のせいなんかにされたらたまんないわ」
「そんなことだと、お前をそういう奴だと思わなきゃいけなくなるぞ?」

……



はいはい、僕は空気読めませんからね。そういう人だと思ってください。


 付け加えて何か言われましたが、ハッキリとは覚えていません。……確か、真人間になれみたいなことを言われた気がします。(家族としては当然のアドバイスですけど)


自分「バカとハサミは使いようだよ」
家族「はぁ?」


というやり取りでひとまずその場は終わりました。

 家の外では、親しい人の間で自分がいわゆる「KY」なのは「有名有名」(←某マイミクさん調で)な話です。

 もちろん、それがもとで口をきいてくれなくなった人だって大勢います(=確かに自分が損をしている)し、一方で一部にはKYなのを分かった上で相手をしてくれるありがたい人もいます。

 そういう、ごく一部のみなさんは“タカハシヒデノブ取扱免許”をお持ちなので、↑みたいなトラブルはあんまりありません。(皆無ではないですが)


 ……それでも、その場で部屋へ引きこもってしまえば進歩がないので、しばらく茶の間にいました。

 座椅子に寄りかかってボケーッとしていると、母親が台所で洗い物をしている背後から父親が明日の車中で読む本を示して「これカバンに入れておいてくれ」……と声をかける光景が目に入ります。

 そこで、自分の脳内蓄積データからは、母親には聞こえていないか当日忘れて父親が怒り始める数多の過去事例が出力され、、

「自分の荷物なんだから自分でやればいいのに」

という言葉が口から出てしまいました。


 実は、父親のカバンにはもう隙間がなく、まだ余裕のある母親のカバンに入れてもらう依頼だったのだそうで(まさにKY!)、まだ線香程度に煙が出ているところへマッチをつけて焚き木をくべる結果となり……

「すみませんすみませんすみません」
「悪かった悪かった悪かった」

と、昭和のいる・こいるのような言葉を残して部屋へ戻りました。。。λ.......


 1ヶ月と少し家でずっと家族と接して気づいたのは、父親もあと数年で「後期高齢者」という年代だからなのか、そろそろ診療所は徐々に閉めるか後進に譲りたいと考えているようだ、ということです。(あくまで推測)

 一方で、自営業者ならではの負債はまだ山のようにあるようです。(ただし伝聞情報)

 やめたいのに、やめられない事情がある。特に自営業者は休んだら収入ゼロです。


 そこへ、冒頭にも書きましたけど、30を過ぎた子が、結婚どころか仕事も休んで家でゴロゴロ好き勝手。

 「早く結婚しろ」と言えばプンスカし放題。

 そして、三食昼寝つきで実家に寄生した挙句、勤務先の福利厚生で(標準報酬月額の数割程度ではありますが)収入ゼロにはならないときたもんです。

(後日調べたら、これは社会健康保険の制度なので、自営業者の国民健康保険にも同様の制度がありました)


 いい影響なんか、あるわけないですよね。

 いくら産業医の先生が「大手を振ってゴロゴロしていいんですよ」とやさしくおっしゃってくれたって。

 父親も先生と同業で、一般人よりは病気に対する理解があるとはいっても、そこはやはり「人間だもの」。

 母親も、いつだったか洗濯物をたたみながら、このところ特にヒデノブの前で父親が怒りやすくなった、と言っていましたっけ。


 …自分のせいだ。

 ……消えてしまいたい。

 ………こんな自分、消えたほうがいいんだ。


 はじめてそう思いました。

 初診のときの約束がなかったら、いまごろ自分は警察署の霊安室にいて、父親が自分の検案書を作っていたんじゃないでしょうか。


 この家から消えるのなら、調子も徐々によくなってきたし新居へ生活拠点を移す、という格好の手段があるのですが、きっかけがきっかけですから。


 とにもかくにも、こんなふうに考えたのは初めてだったので、この場でこうして書きとめておこうと思います。
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そして案の定

 寝込んでいる自分がいたりします。やれやれ。

 徐々によくなりつつある実感があるとはいえ、4日連続で野球観戦(というか応援)なんかやってましたから。

 でも、サラリーマンの身でありながら、都市対抗でJR九州の全試合を応援でき、特に74年ぶりの決勝進出をナマで見られたことは、とってもよかったと思います。

 サラリーマンといっても病欠中ですが!


 さすがに4連戦(9/4〜7)はきつかったです。決勝戦は、ハッキリ言って無理して行ってました。

 東京六大学野球は、リーグ戦なので負けても次があるんですけど、都市対抗はトーナメント戦なので、見に行かなかった日に負けちゃったら……後悔してもしきれないですってば。

 まぁ、決勝は勝っても負けてもそこでおしまいですけどね。


 寝込んでいるとは言っても、会社を休み始めた頃のようなひどい頭痛は出なくなりました。

 やっぱりよくなりつつあるのだと思います。
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自立支援医療(精神通院)申請

 「原則1割自己負担」というキーワードで一時期物議を醸した「障害者自立支援法」では、うつ病で精神科にかかっても「原則1割自己負担」がうたわれています。

 大半の健康保険では3割負担なので、こういうケースでは逆に、負担が減るのですね。


 自分でも「やばいな」と思いかけていた頃に買った心療内科関係の本3冊のうち、2冊に書いてあり、わりと知られた制度なのかと思いきや、どうもそうではないみたいです。

 ひとまず住所(=住民票がある)の船橋市保健所で申請の書類をもらい、必要書類に主治医の診断書(所定様式)があったので先生にお願いしたら

「ほう、これはご自身でお調べになったんですか?」

と、珍しいケースのような話しぶりでした。


 専門医ではありませんが、同業の父親(内科)もこの制度を知りませんでしたし。


 さて、きょう午前中の診察で診断書もいただくことができ、書類はそろいました……が、診断書に書いてある住所欄が実家の住所(=住民票上の住所ではない)になっちゃってますよ。これまずいんじゃ?

 船橋市保健所へ電話で問い合わせ、診断書の住所欄が、療養のため身を寄せている実家の住所になってしまったが差し支えないか、という旨おたずねすると、


「これは『居住地申請』ができますので、住民票とは違うご実家の住所でも申請できますよ。ご実家はどちらですか? 浦安市ですか。それでしたら同じ千葉県内ですので先日お渡しした用紙がそのまま浦安市役所で使えます」


え? そうだったの? てっきり住民票がある役所で申請するのかと思っていました。

 ただ、1割負担でも低所得者には毎月の負担上限額が設定されるので、当局が住民税の課税状況を把握する必要があります。

 そこで、1月1日現在の住民票上の住所と違う場所で申請するには、1月1日現在の市区町村で課税証明書をもらって申請書類に添えることになります。

#サラリーマンなら5月頃に職場で配布される「納税通知書」でもよい…はず


 いっぽう私の場合、浦安から船橋へ住民票を移したのは今年の4月なので、むしろ浦安市役所での申請なら、あなたの課税状況を障がい福祉課が市民税課に照会しますよ? という内容の「同意書」にサインするだけです。


 電話ついでに船橋市保健所の方に「今回のクリニックは、申請書の控えではダメで受給者証発行後に『さかのぼって精算』と言われたのですが、どこまでさかのぼるのですか?」と聞いてみたら

「申請書の受理から受給者証の発行までおよそ6〜8週間かかるのですが、受給者証はたとえば今月中の受理なら受理日から来年8月31日までで発行しますから、その日付までさかのぼっての精算になります」

ははぁ、かかり始めまではさかのぼらないのですね、……って、受理日までさかのぼるなら、きょう申請して受理されれば、きょうの診察分まで精算できるということですか?

「んんー、日付上はそうなのですが、診断書の日付はいつになっていますか? きょうですか。そうなりますと……診断書の発行と申請書の受理の時間的な点を問題にされて難しいかもしれませんね」

なるほど……あのクリニックのロボット受付係(と私が勝手に呼んでいる)なら言い出しかねん、とは思いつつ、きょう申請してしまうに越したことはなさそうです。


 昼食後、浦安市役所第2庁舎(プレハブ)にある健康福祉部障がい福祉課へ自転車を走らせました。

 ……本庁舎は人口8万人を想定した規模なので、16万人を超えたいま、プレハブはもうひとつ第3庁舎まであります。いいかげん何とかしたほうがいいんじゃないのかな、という気はします。本庁舎丸ごと建て替えとか、近所のケーブルテレビ局跡のビルを本格的な第2庁舎にするとか、、、


 余談はさておき、船橋市保健所で申請書の記入例も渡され、同じ用紙でよいとはいえ、申請先が違うので白紙のまま持って行って職員の方に教わりながら記入しました。

 突然のアポなし訪問にもかかわらず、すでに浦安市民ではないにもかかわらず、親身に親切に応対してくださり、無事受理されました。


 さぁ、これで自分も「障害者自立支援法」の立派な適用者です。

 そんなにお金に困っているの? といえばそんなことはありませんが、医療費の自己負担が3分の1になると分かっているなら、もらえるものは……というのが人情ではないでしょうか。

 確かに、船橋市保健所で用紙を受け取ったときも、どう見ても通常の人、と思しき外見の方が申請をしていました。

 これだけ精神科・心療内科の敷居が低くなり、うつ病の診断が増えれば、この制度もいずれはなくなるか、健康保険の傷病手当金(休業補償みたいな制度)を受け取れる人は対象外になったりするのだろうと思います。
author by よんなん
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精神科・心療内科の診察(4)

 あさ9:20、一番乗りで診察です。

 こちとら、都市対抗野球で2日連続のJR九州のサヨナラ勝ち→準決勝進出で気分はルンルンです。


 受付を済ませ、「高橋さんどうぞ」と先生が呼ぶ声で診察室に入ると、

「いやー、まだまだ暑いですね」

と日常の会話から診察スタートです。そこへ

「そうですね、でも、朝晩はだいぶ過ごしやすくなりました」

等々、スイスイと会話が進んでいくものですから、先生が


「ずいぶんお元気ですね。私より高橋さんのほうがお元気なんじゃないでしょうか」
「調子のよいときがあまりによすぎると、違う病気を疑う必要が出てきます」
「そうですね、高橋さんのおっしゃる双極性障害もありますし、ほかにもあります」


いやー、そのわけはですねぇ……と都市対抗でのJR九州の快進撃をお話ししました。


 先生は野球観戦のご趣味はないそうで、「一度息子にマリンスタジアムへ連れて行かれました。まぁ私はビールを飲んでいただけですがね」とのことで、


「よくまぁあんなに暑い野球場へ…」


……しまった、暑い日の外出は控えるように言われていたんだ!

 そこは大慌てで、都市対抗野球の会場は東京ドームで、ドーム球場はエアコンがきいているんです、とご説明しました。。。


 今回も診察は30分未満にて終了で、心配していた「自立支援医療(精神通院)」の申請に必要な診断書も「うつ病」でいただくことができました。

 野球の話がなかったら病名が決まるまで延びたかもしれず、ホッとしました。


 さて、これで書類がそろったので申請できます。保健所で申請用紙を受け取ったとき、「申請から受給者証発行まで時間がかかりますが、ほとんどの病院・薬局は申請書の控えで1割にしてくれます」と言われていました。

 …が、ロボット受付係(←と私が勝手に名づけている)は

「受給者証をお持ちになるまで3割でお支払いいただきます。受給者証が出来上がったらさかのぼって精算します」

なんだよー! 本当の役所以上にお役所的じゃねーか! でもまぁ、最終的に同じならいいや、と提示された処方せんを見ると、次回まで15日分が処方されています。多いです。

 前回診察時は、先生に「次回は1週間後でも2週間後でもいいですよ?」と言われて、都市対抗の日程をチェックしていなかった私は、その場で「それでは2週間後で」とお答えして14日分の薬を処方されました。

 その後、きょうの試合はナイターだと分かり、父親にも「できるだけ頻繁に診ていただくものだ」とアドバイスされて、予約を変更してやってきたのです。

 あのう、来週の分まですでにお薬いただいてるんですけど…と言ったら、ロボット受付係は先生に一言確認すればいいものを、

「では、次回以降に調整でよろしいですかー?」

って、あのなー! さっき自立支援医療費の話をしただろ! 今回まで3割負担、次回からは1割負担(後日精算)なんだよ! 値段違うんだよ! よろしくねーよ!


 と思いつつ、社会人たるもの一歩家の外へ出れば、いくら精神病患者とはいえ「先にキレたほうが負け」ですぞ! こらえろ自分!

 が、冷静に話を続ける方法が見つからず、そのままお金を払って帰途につきました。
(ロボット受付係の勝ち!)


 領収証を見ながら、ああ、法律か何かで決まった所定様式の診断書に記入していただくのも自由料金(会社に出したのと同じ3150円)なんだ……と気づきましたが、まぁ、モトはすぐにとれるでしょう。
author by よんなん
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職場に潜入!

IMGP9317.jpg 先日、課長とお会いした際に

「仕事はみんなが手分けしてやってくれているから心配することないんだけど、高橋君にだけメールが届いていると僕たちには分からないから、一度メールをチェックしてくれないかな? 僕が代わりに見てもいいんだけど…まずいよね?」

と言われました。

 私が「うつ病」で休んでいることは、部署の中で仕事を肩代わりしてくださっている数人と、上司・総務・人事関係の方、それから偶然このブログを見つけちゃった人しか知りません。

……なので、他部署からは通常通りメールが送られ続けているはずなんです。

 課長に見ていただいても、業務用メールを使った私信といえば、同期社員との「栄転おめでとう」「飲みに行こうぜ!」的なメールや、職場旅行の幹事をやった際にネット予約をしたおかげでDMが来ている程度ですから、特に困らないんですよね。

 とはいえ、家に持って帰りたい私物もありましたし、自分でやることにしました。

 そのときも課長にお願いして私物を一つ持ってきていただいたのに……結局自分で行くなら、恐れ多くも課長のお手を煩わせることなかったです。。。


 それはともかく、現在の職場の業務は「メイン担当」「サブ担当」で割り振られていて、メールは基本的に一斉同報で両方に送られますから、万が一誰かが不慮の事故で突然いなくなっても会社の業務はひとまず回る仕組みです。
(自分は半人前なので、そこへメイン担当にいなくなられては困りますが!)

 ……が、ひとつだけ、自分が7月30日から突如休み始めた直前の、7月15日に異動されたベテランの方の仕事のうち「後任は高橋君です」とだけ紹介されている仕事がありました。


 さすがに、みなさんが業務にいそしんでいるところへ、「毎日が日曜日」の奴がノコノコやってきてメールチェックだけして私物を持って帰るなんて、とんでもない話です。

 「空調入ってないけど大丈夫?」と課長から心配されつつ、週末に来ることにしました。

#職場は築40年超の古ビルなので当時最先端だった(はずの)全館空調になっていて、休日などは出勤者がいる部屋だけ空調を入れる芸当ができない


 で、きょう、守衛さんにカギを借りて職場の自席へ。

 8月3日に半日だけ出勤して以来です。

 ほんの1ヶ月来ていないだけなのに、卒業した学校へ来て誰もいない教室に入ったときのような、なんだか懐かしいなぁ、という気分になります。

 ……いや、それは日曜日で誰もいないからで、平日になんてとても無理です!

 PCを立ち上げ……はて、パスワードなんだったっけ? と2回間違えて3回目でようやく入れました。(←パスワード類は紙に書きとめない主義)


 他部署は休日出勤をしている人がいるらしく、部屋の向こう側は電気がついています。

 ドアは別でも壁がないので、守衛さんの受付簿を見た時点でカギを借りなくても入れることは分かりましたが、他部署の人が先に帰ってしまうと、今度は自分が帰れなくなってしまいます。

 また、課長の心配とは裏腹に、空調が入っていて快適です。


 おーおー、さすが1か月となると結構メール来てるなぁ……あー! 8月13日の同期会の最終的な出欠の催促が2通も来てるよ!
(7月中旬だったかの1次集約では「参加」で返事していた)

 しかも2通目は宛先が僕だけで

「欠席による金銭トラブルを回避したいので至急返事をください」

うわぁぁぁ、、、、ごめんよ、ごめんよう、、、


 そのほか、案の定、↑の「後任は高橋君です」業務のメールが1通見つかりました。

 ……見てみると、

「9月14日未明(13日深夜)に工事予定現場の調査をします。来てね☆」(要約)

えええー! 「来てね☆」って、来週じゃん!!!

#メールの本当の本文はちゃんとした日本語です……念のため


 もちろん、このメールが来たのはうんと前で7月20日……おい! まだ自分仕事してたじゃねぇか!

 当然このときは、自分が行くつもりだったんですね。。。o....rz


 おーい、、、どうすんだー、、、、誰か代わりの人に行ってもらうにも、就業規則上、前月25日以降の勤務時間変更(特に日付をまたぐ業務)は面倒だぞー、、、

 だが仕方がない! 謝って謝って謝って謝ってでも誰かにやってもらわなければ、この会社の行く末が危ない!(少し大げさ)というわけで、職場の皆さんへ謝罪の言葉を添えて転送しました……。


 来たときは、ちょっとメールに目を通して、私物を片付けたら30分くらいで帰るつもりが、膨大なメールを斜め読みですっ飛ばしても気がつけば2時間経過です。

 メールの大半は業務のもので(当たり前)、軽く頭痛もしてきました。この会社は短時間勤務などの復職プログラムがないので、復帰はまだまだ遠いな、うぬぬ。。

 他部署の方が「○○部のカギ閉めますけどいいですか?」と聞きに来ましたが、彼は堂々とした休日出勤なので、ちゃんと会社へ来る格好をしています。

 自分は休日に「私物を取りに」来たつもりだったので、思いっきり普段着です……うわぁぁ、気まずい……。orz


 異動時のオリエンで、「休日に『忘れ物を取りに』来るときは30分以内にすること」って言われてたよな。。。

 さすがに2時間もいたら、、、休日出勤になっちゃうよな、、、サービス労働(タダ働き)はさせてくれないありがたい会社の反面、残業はともかく休日出勤は手続き面倒なんだよな、、、

 「病欠」の平日なら何時間いようが、「職場へ遊びに来ている」ことになるはずです(そもそも、病気で仕事できない状態の人が職場にいても仕事をしていないに決まっている)が、もともと労働基準法上の「休日」に当たる日に来ちゃいましたから……

 もちろん打刻はしていませんが、守衛さんのところにカギを借りて返す時間と名前が書いてありますし、メールの開封通知も送られますから、職場へ来て2時間も「メールチェック」という業務をしていたことは明らかです。


 まぁ、休日は休日でも、「病欠」にはさまれた休日ですから、どういう扱いになるんだろう、と思いつつ、職場を引きあげて東京ドームへ向かいました。
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「温」の日と「寒」の日

 きのうは、昼に家を出て、

・東京駅(八重洲地下街)の喫茶店で課長と面会
・新居の軽いメンテ(郵便受けチェック+窓を開け+水を流す)
・精神科・心療内科受診
・東京ドームで野球観戦(というか応援)
・そのアフター飲み

で、日付が変わろうかという頃に帰宅したら、きょうは、見事に起き上がれません。

 ……まぁ、食事のときは起きて茶の間へ足を運びましたが、ちょっとよくなったと思えばすぐこれです。


 精神科・心療内科の初診時に、「この病気は『三寒四温』的によくなっていきます」と説明を受けていたので、あぁ、きのうが「温」の日で、きょうは「寒」の日なんだな、と分かりました。

 本当は、午後の都市対抗野球でJR北海道の試合を見に行きたかったのですが、当然取りやめです。

 残念ながら完封負けで、次はありません。orz


 JR北海道の応援といえば、国鉄OBで札幌鉄道管理局時代からの野球部大ファン高田緑郎さんによる「羊蹄太鼓」は結構楽しみだったのですが、なぜか去年はなかったんです。

 いわゆる「地域の特色を出す応援」は「よさこいソーラン」でした……まぁ、これも毎年やっていて、自分でも踊れそうなほど見ていますが。


 さすがに高田緑郎さんはご高齢だからなぁ……と思っていたら、今年に入って「交通新聞」に訃報が掲載されていました。


 まぁ、体調もありましたが、「太鼓のロクさん」のいないJR北海道の応援席なんてつまんないよ……というのも、行かなかった理由の一つです。


 が、毎日.jpの応援団写真特集を見たら、サムネイルにロクさんの姿が!

 ええ!? なにこれ!? と思ってクリックして拡大すると、どうやら去年やらなかった「羊蹄太鼓」そのものは違う人がやったみたいなんです。


 そうかぁ、そうだったのかぁ……


 で、この背番号「693」(=ロクさん)のユニフォームを着て太鼓をたたいている方は……お孫さんかひ孫さんなのでしょうか……?

 写真から推測するに、やっぱりMCでロクさんのこと紹介したんだろうなぁ、聞きたかったなぁ、と、自分の病気を少々恨めしく思ったのでした。

#というか、病気じゃなかったらそれはそれで仕事をしていたんでしょうけど。
author by よんなん
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精神科・心療内科の診察(3)

 前回は、予約するまでオロオロしましたが、今回は「じゃぁ次は8月30日に来てください」と言われ、すんなり決まりました。

 前回から1週間しか経っていないので、目に見えた変化があったわけではありませんが、強いて言えば、毎日ゴロゴロしていたのがパソコンをやるのに起き上がって座るようになりました、といったお話をしました。

 ほう、パソコン、マッキントッシュか何かですか? と聞かれ、Linuxです、と答えると、へぇー、それはそれは……って、やっぱり世間ではそんなイメージなんでしょうかね?

 ……15分ほどで終わりました。

 タチの悪い精神科医だと、30分未満でも「30分以上」診たことにして360点(=3600円)請求するケースもあるようですが、明細を見たらきちんと330点になってました。(当たり前)

 、、、って、帰り道に気がついたんですけど、前回

「記入にはもう少しうかがわなければならない事柄がありますから、お預かりしておきます」

って言われた自立支援医療の申請に必要な診断書(保健所指定の様式)、今回もくれなかったなぁ……。


 てっきり前回は、診察の最後に渡したからそうなったのかと思っていたので、今回、30分以上かけてでも根掘り葉掘り聞いてくれればよかったのに……

 考えてみれば、自分には自己負担が減るメリットがあっても、クリニックの収入は変わりません。

 もしかして、却って健康保険7割分と支援医療費2割分の請求の手間だけが増えて面倒なのかなぁ、何だかんだいって書いてくれないのかなぁ、と、ちょっと疑心暗鬼になったりならなかったり。。。
author by よんなん
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精神科・心療内科の診察(2)

IMGP9310.jpg 会社を続けて休むには医師の診断書が必要なんだそうです。

 そんなの、父親に一筆書いてもらえば済む話……と思ったら、父親にはメンタルの先生に書いてもらいなさい、と言われてしまいました。

 メンタルクリニックは前回たいへん失礼なことをしてしまったので、どうしたものか……と思い悩んで何も行動を起こせずに数日が過ぎました。

 そのことで鬱々としていたら、先週の金曜、父親がしびれを切らしたのか先生に電話をしたらしく、自分が布団を頭からかぶってうずくまっている部屋へドカドカ入ってきて

「こういうのは本人の意思でないと受けられないっていうから自分で電話しなさい、(午後)3時半に待ってるっていうから電話するんだぞ? それでいいな? いいんだな?」

と言うと、私の「あー」とか「うー」とか返事にならない返事を聞いて部屋を出て行きました。14時ごろだったでしょうか。


 すっかり追い込まれた気分で、あああ、どうしようどうしよう、夕飯のときに電話したかどうか聞かれるんだろうなぁ……また怒られるんだろうなぁ……と思っているうちに時間が過ぎ、部屋の内線電話が鳴り、母親の声で

「3時になったら電話しなきゃだめよー?」

ええ? 3時半じゃなくて3時? って、もとより電話なんかできる気分ではないのでどっちでもいい話です。

#後になって考えれば、単に、午後の診療受付が始まるのが15時なのでそれ以降に電話をください、という話だったのではないかと思います。


 16時ごろになってようやく観念して落ち着いてきて、電話をすると受付の人が出ます。

 先日かかったときの診断書が欲しい旨と、次はいつ行けばいいのか、を聞くと、まさに事務的なトーンで

「診断書の発行には診察を受けていただく必要があります」
「前回、お薬は何日分もらっていますか?」

って、えー? 前回かかったときの診断を紙に書いてくれるんじゃないのー? と思いつつ、薬は家族も医者なので……とは前回のこともあって言えずにモゴモゴ言いよどんでいると、

「いつ来られますか?」

と話が勝手に進んでいきます。

 じゃぁ、一番近い日でいつ空いてますか? と聞いて予約をしたのが今日の18:10でした。……先生とはお話しせず、受付の方とだけで用件が済んでホッとしました。


 きょうは午前中に会社へ行って、途中で買い物も済ませつつ午後は(住民票がある)船橋市の保健所へ寄って自立支援医療(精神通院)の申請書類(=自己負担が通常の健康保険で3割のところ、1割になる)をもらって、夕方、心療内科のクリニックへ。

 電話をかけるまで散々ガクガクブルブルしていたのが、受付を済ませて診察室へ入ってしまえばどうってことありませんでした。

 先生もさすが専門の先生だけあり、(きっと怒り心頭だったに違いなくても)前回のことはおくびにも出さず、その後はいかがですか? とやさしく尋ねてくださいます。

 先週は知人と外出の予定(←コミケとは言えなかった)をとりやめたのが今日は新宿まで出かけることができたこと、きょう会社で産業医の先生と会ったこと、勤務先には復職プログラムがないので最初からフルタイムでの復帰(その代わり仕事を軽作業等に考慮)になること……等をお話ししました。

 すると、あちゃー、といったふうに目の辺りを手で押さえ、

「○○社(=私の勤務先)ほどの会社で復職プログラムがないんですか……出社しても満足に仕事も与えられないのはつらいですよ……それと、一旦復帰しても、もし再び休むようになると会社から信用されなくなってしまいますからね」

うぬぬ、、、これは最初自分でイメージというか目標にしていたような9月始めごろの復職だなんてとんでもなくて、長引きそうな予感……!

 先生のお話では、

・いまのあなたは、もとの元気だった頃を10とすれば、5にも達していません
・たいていの方は、8まで回復すると「もう元気です、復職します」と言い出しますが、とんでもない、それからやっとリハビリが始まるのです
・小さい会社なら短時間勤務の制度がなくても社長さんなどの裁量でできたりしますが、○○社ですと制度がないものは無理でしょうから、お給料はもらわずに少しずつ職場に行ったり、ということも考えましょう

とのことで、病欠ではなく休職という言葉も頭をよぎり始めます。


 薬に関しては、8月3日にうつ病薬「パキシル」を開始量の1日20mgから始めて1週間後から1日30mg、さらに1週間後から(8月17日〜)標準量の1日40mgを飲み続けています。……で、先生は、標準量になってから2週間後にひとまず見きわめをします、、って、それ来週じゃん!

 睡眠薬は、寝付けない日に短期作用型の「レンドルミン」を飲んでも夜中に起きてしまう、とお話ししたら、では中間作用型の「サイレース」にして毎晩飲むことにしましょうか、という話になりました。


 睡眠薬に関して以外は、診断書と先生からの処方せんをもらうためだけに来たようなもので(このクリニックは院外処方)、30分以内に終わりました。

#精神療法は30分を区切りに点数(=料金)が違う

 ただ、自立支援医療の申請に必要な診断書(保健所でもらってきた様式のもの)をお願いすると、会社へ出すのと同様にちゃちゃっと書いてくれるのかと思いきや、

「おお、これはご自分でお調べになったんですか? この診断書の記入にはもう少しうかがわなければならない事柄がありますから、今回はお預かりしておきます」

……って、あれれ、どんな記入欄があったかよく見ないでお渡ししてしまいましたが、診察の最初に渡しておけば話が早かったかな、、、と少し後悔しつつ診察は終了です。


 会社へ提出する診断書は3150円でした。……診断書の発行料のような保険がきかない料金は自由料金でお医者さんが好きに設定してよく、5000円でも1万円でも文句は言えない(なかにはそういう病院もあるとか)のですが、比較的良心的なお値段でホッとしました。

 次回は1週間後の8月30日(月)に予約ですが、こちらは「毎日が日曜日」なので、どの時間でもいいです(というか、自分で時間を決める判断力や決断力がない)、と受付で言ったら

「午前中ですと10時台と11時台、午後は17時台と18時台のどの時間になさいますか?」

だーかーらー、予約が集中しやすい時間帯があったら避けてくれてかまいません、そちらの都合のよいときに来ます、と付け加えたんですが

「10時台と11時台、17時台と18時台のどの時間になさいますか?」

なんだよ、電話のときもそうだったけど、お前ロボットかよ! って、まぁ、そりゃぁ、専門家の先生はともかく、“一般人”の受付係が頭のおかしい人を毎日毎日相手にしていれば、機械的に応対するのが一番無難だと思うのは当然ですよね。。。

 まともな人相手の個人商店なら、ウソでも「そうかい? じゃぁ11時台に来てくれると助かるねぇ」くらいの出まかせは適当に言うでしょう。たぶん。


 写真は、クリニックへの道すがら通りかかった、公団住宅にある「プリン公園」。

 プリン型のすべり台(?)があるので私が小学生の頃はそう呼ばれていましたが、いまも呼び方は変わらないんでしょうか?
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3週間ぶりの東京

 会社で産業医の先生が職場巡回にいらっしゃる、ということで課長も交えてお会いすることになりました。

 ……とはいえ、7月30日に事前の予告もなしに突如休み始めて以来、ただでさえベテランの方が7月15日に異動されて戦力不足が懸念されていたところへ、(まだ半人前とはいえ)私までが仕事を放り出してみなさんに肩代わりさせてしまっているわけで、合わせる顔がありません。

 課長は「仕事放り出して休みやがって」なんて思っている人いないよ、みんな協力してくれているよ、とおっしゃってくださったものの、職場の一角ではなく、同じ階ではありますが別室にしていただきました。

#課長からは、外部の場所を借りることもできるよ、とも言われましたが、さすがにそこまでワガママは言えませんでした

 ……ただ、常に不足気味の会議室を押さえていただいたためか、当初は午前11時からという話だったのが、午前9時からに変更、、、って、思いっきり普通の出社の時間じゃないですかー! 絶対誰かと顔合わせちゃうよ!

 いや、始業(9:20)の前に課長や総務課の方(=会議室の鍵を管理)が対応してくださる、というだけでありがたい話です。

 うつ病の大敵(?)「人混み」ですが、朝ラッシュ時の京葉線も各駅停車ならさほどの混雑ではなく(本や新聞も楽に読める)、東京駅からの中央線は下り電車なので、コミケには行けなかった自分にも大丈夫でした。

 ただ、最寄り駅の新宿駅を降りると、自然と歯がガチガチ震えてしまいます。

 10分ほど余裕があったので通常のルートとは違う道を歩き、違う玄関から入ります。……とはいえエレベーターは同じなので、出勤してくる社員のなかで知っている人に見られないように、、、と、顔をふせて、、というか、うつむき加減で会議室へ向かいました。

 歯のガチガチも、ビルに入る頃には我ながら観念したのかおさまってくれました。

 それでもちょっと早かったようで会議室では別の方が打ち合わせをしており、しばらく廊下をフラフラ……って、その廊下を続々と社員が出勤してくるわけで気が気ではありません。
(トイレの個室に引きこもろうにも、まさにトイレが職場の目の前)

 ひとまわりして戻ると、ちょうど総務課の方がセッティングし終えたところで、入れ違いに「どうぞ」と中へ通されます。同じタイミングで課長もみえ、もうしばらくすると産業医の先生がいらっしゃいました。

 課長がこれまでの経過をレジュメにまとめておいてくださったので、私が一からお話しする必要はなく、温和な雰囲気の先生から飲んでいる薬や休み中の過ごし方を尋ねられてお答えします。

 てっきり、会社“直営”の産業医の先生なので「なぁんだ、職場まで出てこれる元気があるなら仕事しなさい」とでも言われるのかと思いきや、とにかくゆっくり休んでください、家では大手を振ってゴロゴロしていいんですよ、というお話をしてくださいました。

 私は実家で休養中ですが、話し相手のいない一人暮らしの社員の場合はカウンセラーによるカウンセリングなどもやっていただけるそうです。

 さすが社員でもある先生なので、会社の勤務制度にも通じており、時短勤務などのいわゆる復職プログラムが勤務先にはない(!)ので、少しよくなってきたからといって安易に出社すると却って悪いですから、いまはじっくりとチャージしてください、復職の検討は主治医の先生が「次の診察は1ヵ月後です」と言うくらいになってからです……

 ……うわぁ、、それは、、、、結構長引きそうだ。。。

 安心して何でもお話ししやすい先生でしたが、唯一、薬についてのところで「おしっこが出にくい、ということはありませんか?」と聞かれて、小便はきちんと出るけれど同じところから出る違うものが…(過去の日記参照)という心当たりがあったものの、さすがに課長も同席されているところでは言い出せませんでした。
(ブログには書くくせに…)

 それはそうと、この会社に入って以来、グラスにコースターとストローつきで冷たいお茶を提供されたのは初めての経験でした。

 産業医の先生が同席されているから、とはいえ、破格の待遇に衝撃を受けました。

 1時間近くお話しして先生は別の所用で退席され、課長と新宿駅ビルにある喫茶店へ場所を移し、近況の情報交換をしてお別れしました。

 さすがに今回は職場の建物へ業務時間中に出入りする、というわけで会社へ行く格好で出かけました。
(同じ社内でも職場によっては普段着で出入りしても違和感ないですが)
author by よんなん
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