草津温泉〜万座・鹿沢口駅

IMGP1162.jpg 草津温泉からJRの駅に出るには、3つのバス路線があります。

1.JRバス、長野原草津口駅行き
2.草軽交通、軽井沢駅行き
3.西武高原バス、軽井沢駅行き(万座・鹿沢口駅経由)

 昭和30年代まで草軽電鉄(=東急グループ)が軽井沢まで走っていましたが、これは現在の万座・鹿沢口駅付近を経由するルートでした。

 草軽交通(=旧草軽電鉄)よりも西武高原バス(=西武グループ)のほうが旧電鉄線に沿っているのも、不思議なものです。

 で、今回は、西武高原バスで万座・鹿沢口駅へ出ることに。


 写真はその車窓で、吾妻線の電車とはだいぶ雰囲気が違います。

 起伏に富んだ高原の畑の光景は、まるで北海道のミニバージョンであるかのようです。



 さて、このバスの運賃は870円。およそ14kmの道のりですから結構な値段です。

 JRバスも長野原草津口駅からおよそ13kmを670円なので、バスという乗り物は長距離バスだと電車よりもお得なイメージがあるものの、近距離だとべらぼーな運賃設定という傾向のようです。
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時間湯

IMGP1155.jpg 温泉に来たのですから、どこかで入っていこうと思うのです。

 が、野沢温泉と同じく熱いことだけは私も知っている草津温泉で、18ある共同浴場のどこに入れば初心者でも入れるぬるさなのか、分かりません。


 有料の大規模入浴施設(=おそらくは初心者向け)も何か所かありますが、大滝乃湯は入口に「本日は大変混雑しております」の掲示。

 西(さい)の河原露天風呂も、次々と人が出入りしていて、混雑していそうです。


 そんななか、共同浴場のひとつ「千代の湯」の前を通りかかったときに見かけたのが写真のポスター。

「草津ならではの入浴法 時間湯 体験してみませんか!」

これは面白そうです。


 が、1日4回記されている営業時間の「14時」が近づいてきても、受付の始まる気配がありません。

 ポスターに書いてある電話番号にかけても、誰も出ません。

 「千代の湯」の建物の奥に時間湯の札がかかった「関係者以外立入禁止」のドアがあり、「関係者」に訊いてみようとドアを開ければ、そこが受付の由。

 14時の回の参加者は、なんと私一人。

 ゴールデンウイーク中ですよ??


 外は人だらけで、ポスターに関心を示す人もかなり見かけたんですが、たぶん、参加の仕方が分かりにくいのでしょう。


 ひとまず血圧を測り、550円を支払い、それから靴下だけ脱いで浴室に入るよう指示され、まずは神棚に2礼2拍手1礼。

 で、脱衣場に戻って服を脱ぎ、フェイスタオルだけもって浴室に来るよう言われます。


 確か時間湯って、湯もみから始まるのでは……と思っていた私は、ポスターの写真にあるような腰タオルも巻かずに湯もみをするのか??? と釈然としないまま、本当に小さいタオルだけなんですか? と尋ね返してしまいます。

 なにしろ、入浴の指示をする「湯長」は、予想に反して10代後半だか20代前半くらいの女性なんです。

 ところが湯長は何を言っているのかという顔で、結局、私の頭上を「?」の文字がくるくる回りながら再び浴室へ。


 実際には湯もみは省略で、手桶を使って足と下半身を洗い流したあと、件の小タオルを頭に載せて、タオルの上から30回、湯をかぶります。

 それから湯船に入り、ところどころ「湯長」の掛け声に「オー」などと返事をしながら、3分を過ごします。


最初:湯長「したくが宜しければソロソロ下がりましょう」
0分:湯長「揃って3分〜」 浴客「オー」
1分経過:湯長「改正の2分〜」 浴客「オー」
2分経過:湯長「限って1分〜」 浴客「オー」
30秒前:湯長「チックリ御辛抱〜」 浴客「オー」
15秒前:湯長「辛抱のしどころ〜」 浴客「オー」
10秒前:湯長「もうじきです」 浴客「ありがたい」
5秒前:湯長「いかがですか」 浴客「効きました」
最後:湯長「さあ効きましたらソロソロ上がりましょう」


 湯船から上がり、腰掛に座ってほてった体を冷ましてから脱衣場へ戻ります。

 脱衣場のカーテン越しに受付があって、湯長からカーテン越しに「熱くなかったですか?」と聞かれます。

 そういえばちっとも熱いとは思わなかったのですが、46℃程度の湯温だとか。

 湯もみがしてあるので、共同浴場の湯と比べて湯が「やわらかく」なって入りやすい由です。
……いつ誰が湯もみをするのだろう、と気にはなりましたが。


 ちなみに、普段は2〜3人、多いときで5人くらいの参加があり、ここで体験したあとは「地蔵の湯」で行なわれている本格的な湯治向けの時間湯へ移る人が多いのだそうです。

 後で調べると、共同浴場での時間湯を主催しているのは「湯もみ保存会」という私的な団体のようです。
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湯もみ体験

IMGP1136.jpg前項から続き)

 「湯畑」という源泉周辺が温泉街の中心らしく、そちらへまず歩きます。

 草津温泉は野沢温泉と同じように、いくつもの無料共同浴場があります。

 そのひとつ、「熱の湯」(ねつのゆ)の隣の建物で、観光協会が「湯もみ」の実演と体験をやっている様子。(公式サイト


 建物の入口は曇りガラスになっていて、湯もみの体験ができるらしいことは看板で分かるものの、お風呂に入れるのか、中のことはよく分かりません。まずは中の様子を知りたいのですが、建物に入るだけで200円というので、ひとまず代金を支払って入ります。


 入るなり係の人に誘導され、言われるままに靴と靴下を脱いで荷物を置いてカメラを預けて、3人程度人数が集まったところで湯もみ体験。(写真)

……預けたカメラで写真を撮ってくれる(むろん無料)のは良心的といえましょうか。


 係の人にやり方を教えてもらいながら一緒に何回かやると、「あとは皆さんで続けてください」なんて言われて放ったらかしにされてしまいます。

 いつまでやればいいんだろう、このあとどうなるんだろう……と思いつつ続けていると、次の人がまた3〜4人集まってきて、「それでは交代してください」となるシステムでした。

 結局、体験後はベンチに誘導されて冷たいお茶だけ提供されて一休みするのみ。

 1日6回の「湯もみショー」の見学も……と思ったものの、時間帯が早朝と夕方だけで、どうやら宿泊者を念頭に置いたアトラクションのようです。
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初草津

 群馬に来て丸2年になったというのに、まだ草津に行ったことがありませんでした。

 きょう、夜勤明けにふと思い立って吾妻線の終点のほうへ行ってみたくなり、ついでに草津温泉にも足をのばしました。

 仕事中に思いついて午前9時過ぎの勤務終了後そのまま吾妻線の電車に乗ってしまったので、ガイドブックの類は寮の部屋に置いたまま。

 どこが見どころなのかよく分からないまま、長野原草津口駅からJRバスに乗り継いで草津温泉バスターミナルについたのは11時半ごろでした。


 とりあえず、旅館組合作成の「旅館・ホテル案内図」という地図をバスターミナルで手に入れて、散策開始です。
(見どころマップのようなものがあるのかと思いきや、用意されていないようでした)

(つづく)
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高崎市新町

 「各地の名産品を持ち寄ること」

 去年の勤務先での1か月研修で一緒だった4人で集まった今日、こういう告知がなされました。


  普段、群馬土産なら焼きまんじゅうなんですけど、トースターなど、焼くものがないと食べられません。
 それじゃぁ、ハラダのガトーラスクかなぁ、と思い立ちます。

 実際には、当日の朝、高崎駅の土産物屋へ行ったら扱っておらず、別のものを買っていったのですけれど。


 帰宅してから、どこで売っているのか公式サイトを調べてみると、本社の所在地が「高崎市新町」とあります。

 なぁんだ、「新町」(あらまち)なら高崎駅の西口を出てすぐじゃないか……と思いつつ、おや? と思いました。


 いわゆる「平成の大合併」で、高崎市は1月23日に「多野郡新町(しんまち)」(=高崎線の新町駅があるところ)を合併しているのです。

 もとからある「新町」(あらまち)と、合併した「新町」(しんまち)って、どう区別しているのだろう、と。


 すると、同じ「高崎市新町」という表記でも、1月23日からは、旧多野郡新町のほうを指すのだと知ってびっくり。(参考←高崎市新町支所公式サイト)

 口でしゃべったり耳で聞くぶんには従来どおり「あらまち」「しんまち」なので、今まで気づきませんでした。

 もとの「高崎市新町」は「高崎市あら町」に変わったのだそうで。


 ということは、ハラダの本社は、高崎駅ではなく新町駅のほうということになります。

 ちなみに、高崎駅近辺では、高崎スズランの地下で扱っているそうです。
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ドトール? 何それ?

 「ねぇ、ドトールって知ってる?」
 「何それ?」

 高崎駅にできたマクドナルドで、隣にいた女の子2人組の会話です。

 「スターバックスとかタリーズよりも安いコーヒー屋で、埼玉とか東京に行くといっぱいあるんだって」
 「こないだ『ドトール行こうよ』って言われて何のことか分かんなかった」

と、“ドトール経験者”らしき人が説明しています。


 そういえば、高崎でドトールって見たことないな、と、群馬に来てそろそろ2年になるというのに初めて気づきました。

 高崎では、スターバックスやタリーズのほうが知名度が上なんですね。

 スターバックスは駅ビルにありますし、タリーズは駅西口から程近いところにあります。


 あとでドトールの公式サイトを見ると、「ドトール」という名前で営業している店舗が高崎にはないのでした。(高崎近辺では、前橋にひとつガソリンスタンド併設店舗があるだけ)


 全国区の店で群馬にないといえば、ダイエーもそうです。
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温泉センター諏訪の湯

IMGP0250.jpg クルマに乗って、水上まで日帰りでスキーへ行きました。

 さて帰り、水上まで来たのだから温泉に入って帰ろう……と思い立ちます。
 時間はすでに19時半。水上に林立する温泉ホテルの日帰り入浴はとっくに終わっているに違いありません。

 確か道の駅に日帰り入浴施設が……と行ってみたものの、はずれ。
(あとで調べると、温泉街の中に町営の施設があることが判明)


 公共の日帰り施設が数多くある渋川付近まで南下したのでは、21時を過ぎてしまいます。(たいていの施設は21時で閉まります)

 さてどうしようか……と、道路地図を見ると、県道61号線が上越線とすれ違うあたりに「諏訪の湯」という温泉記号が目に入ります。

 一軒宿なのか、日帰り施設なのかよく分かりませんが、とにかく行ってみます。


 県道から公営住宅へそれる道があって、そこからさらに分かれる道を入ってようやくたどり着きました。

 玄関のガラス戸には「温泉センター 諏訪の湯」の文字。(写真)


 「温泉センター」から連想する公営の大規模日帰り入浴施設とはかけ離れた、よく言えば「こじんまりとした」、悪く言えば「みすぼらしい」建物です。

 入浴料は大人300円。
 座敷でゴロゴロするなら、500円(入浴料込み)。

 雰囲気は、北海道の歌登にある健康回復村の向かい側にある「朝倉温泉」を思い起こさせます。
(↑分かりにくい例)

 さっそく風呂場に行くと、大人が5人も入れば窮屈なほどの浴槽。
 …でも「かけ流し」なんだそうで、確かに、流れてくる湯のぶんだけあふれていきます。

 「石けんは分離するのでおいてありません」の貼り紙どおり、石けんは満足に泡が立ちません。

 湯はぬるめで、長く入っていることができます。


 湯上りに、壁に貼られている新聞や雑誌に掲載されている記事を見ると、ボーリング業を営む一家が数十年がかりで掘り当てた温泉なんだとか。

 公営の大規模な施設もよいのですけれど、こういうこじんまりとした個人営業のところもいいなぁ、と、場所の分かりにくさも手伝って、何やら穴場を見つけたような気分になったのでした。

 営業は9時〜20時半、金曜定休。
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浪花屋のたこ焼き

IMGP0190.jpg 昨日、みずほ銀行に用があって高崎西口へ行きました。

 銀行を出て、さて、スズランのほうへ……と交差点を渡ると、非常に香ばしいソースのにおいが。


 あたりを見回して特定した発生源は、たこ焼き屋。


 ちょうどお昼過ぎでもあり、つい8個入り300円のたこ焼きを買ってしまいました。

 たこ焼きというと「銀だこ」というチェーン店になじみがありますが、こういう地場のお店で買うのは露店以外では初めてかもしれません。


 その辺のたこ焼きとは違って、注文するとウスターソースみたいな薄いソースをこれでもかと塗って水びたし……というかソースびたしにして渡されます。

 「元祖高崎名物」というほどの味かは判断しかねますが(群馬産の小麦粉が使ってあればOK?)、味そのものはなかなかで、全国どこでも同じ味のチェーン店よりはいいような気がします。

 今回はソースの香りにつられてたこ焼きを買ってしまいましたが、たいやきも売っているので、今度通りかかったらそちらを食べてみようかと思います。


 ……それにしても、たこ焼きを「健康食品」と謳っている店は初めて見ました。
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あのケーキ屋とあのホテル

 今朝の朝刊に折り込まれた求人情報紙を見ていたら

「ファッションホテル経営 木本製菓(株)ホテル事業部」

なんていうところの求人広告が出ていたんです。


 製菓会社がラブホテル……と意外に思いながら気になったので公式サイトを見てみました。

 すると、いつも上越線の上り電車が新前橋駅に近づくと左手に見える「ホテルティファニー」が載っていて、あ、あのホテルって製菓会社がやってるのかー、と、くだらない豆知識が身についたり。


 で、製菓事業のほうの公式サイトが見当たらないので、どんなお菓子を作ってるんだか……と思っていたら、ホテルの公式サイトの掲示板に

「ドンレミーはグループ企業です」

という記述を見つけ、高崎駅東口に直営店があって、コンビニ向けのケーキやらを作っているというあの会社か! と。

 (株)ドンレミーにも公式サイトがなく、謎ですが、確かに、iタウンページを検索すると、木本製菓も(株)ドンレミーも同じ所在地なんですね。


 だからどうしたと言われればそれまでなんですけど。
 (そういうホテルに用はありませんし)
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そば処「すかや」

IMGP0010.jpg きのうは、昼過ぎに勤務が終わり、新前橋駅近くの「すかや」で昼食。
(写真はざるそば大盛、650円)

 この「すかや」というそば屋は、群馬県内にいくつかあります。

 高崎駅の西口にもありますし、松井田やスズランデパートの地下にもあるそうですし、かつては高崎駅のホームで立ち食いそば屋も営業していたとか。

 チェーン店ではなく、それぞれ暖簾分けをした店だとかいう話を、職場の先輩から耳にしました。
 お店の人に確かめてみればよかったのですけど、今回は訊きそびれたので次回にでも。


 群馬の名物といえば、こんにゃくの他に「焼きまんじゅう」だとか「水沢うどん」「おきりこみ」など小麦粉を使ったものが多く、そば屋の系列店があるなんて、群馬らしいような気がします。
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