時間湯
2006.05.03 Wednesday | よんなん的群馬
温泉に来たのですから、どこかで入っていこうと思うのです。
が、野沢温泉と同じく熱いことだけは私も知っている草津温泉で、18ある共同浴場のどこに入れば初心者でも入れるぬるさなのか、分かりません。
有料の大規模入浴施設(=おそらくは初心者向け)も何か所かありますが、大滝乃湯は入口に「本日は大変混雑しております」の掲示。
西(さい)の河原露天風呂も、次々と人が出入りしていて、混雑していそうです。
そんななか、共同浴場のひとつ「千代の湯」の前を通りかかったときに見かけたのが写真のポスター。
「草津ならではの入浴法 時間湯 体験してみませんか!」
これは面白そうです。
が、1日4回記されている営業時間の「14時」が近づいてきても、受付の始まる気配がありません。
ポスターに書いてある電話番号にかけても、誰も出ません。
「千代の湯」の建物の奥に時間湯の札がかかった「関係者以外立入禁止」のドアがあり、「関係者」に訊いてみようとドアを開ければ、そこが受付の由。
14時の回の参加者は、なんと私一人。
ゴールデンウイーク中ですよ??
外は人だらけで、ポスターに関心を示す人もかなり見かけたんですが、たぶん、参加の仕方が分かりにくいのでしょう。
ひとまず血圧を測り、550円を支払い、それから靴下だけ脱いで浴室に入るよう指示され、まずは神棚に2礼2拍手1礼。
で、脱衣場に戻って服を脱ぎ、フェイスタオルだけもって浴室に来るよう言われます。
確か時間湯って、湯もみから始まるのでは……と思っていた私は、ポスターの写真にあるような腰タオルも巻かずに湯もみをするのか??? と釈然としないまま、本当に小さいタオルだけなんですか? と尋ね返してしまいます。
なにしろ、入浴の指示をする「湯長」は、予想に反して10代後半だか20代前半くらいの女性なんです。
ところが湯長は何を言っているのかという顔で、結局、私の頭上を「?」の文字がくるくる回りながら再び浴室へ。
実際には湯もみは省略で、手桶を使って足と下半身を洗い流したあと、件の小タオルを頭に載せて、タオルの上から30回、湯をかぶります。
それから湯船に入り、ところどころ「湯長」の掛け声に「オー」などと返事をしながら、3分を過ごします。
最初:湯長「したくが宜しければソロソロ下がりましょう」
0分:湯長「揃って3分〜」 浴客「オー」
1分経過:湯長「改正の2分〜」 浴客「オー」
2分経過:湯長「限って1分〜」 浴客「オー」
30秒前:湯長「チックリ御辛抱〜」 浴客「オー」
15秒前:湯長「辛抱のしどころ〜」 浴客「オー」
10秒前:湯長「もうじきです」 浴客「ありがたい」
5秒前:湯長「いかがですか」 浴客「効きました」
最後:湯長「さあ効きましたらソロソロ上がりましょう」
湯船から上がり、腰掛に座ってほてった体を冷ましてから脱衣場へ戻ります。
脱衣場のカーテン越しに受付があって、湯長からカーテン越しに「熱くなかったですか?」と聞かれます。
そういえばちっとも熱いとは思わなかったのですが、46℃程度の湯温だとか。
湯もみがしてあるので、共同浴場の湯と比べて湯が「やわらかく」なって入りやすい由です。
……いつ誰が湯もみをするのだろう、と気にはなりましたが。
ちなみに、普段は2〜3人、多いときで5人くらいの参加があり、ここで体験したあとは「地蔵の湯」で行なわれている本格的な湯治向けの時間湯へ移る人が多いのだそうです。
後で調べると、共同浴場での時間湯を主催しているのは「湯もみ保存会」という私的な団体のようです。
が、野沢温泉と同じく熱いことだけは私も知っている草津温泉で、18ある共同浴場のどこに入れば初心者でも入れるぬるさなのか、分かりません。
有料の大規模入浴施設(=おそらくは初心者向け)も何か所かありますが、大滝乃湯は入口に「本日は大変混雑しております」の掲示。
西(さい)の河原露天風呂も、次々と人が出入りしていて、混雑していそうです。
そんななか、共同浴場のひとつ「千代の湯」の前を通りかかったときに見かけたのが写真のポスター。
「草津ならではの入浴法 時間湯 体験してみませんか!」
これは面白そうです。
が、1日4回記されている営業時間の「14時」が近づいてきても、受付の始まる気配がありません。
ポスターに書いてある電話番号にかけても、誰も出ません。
「千代の湯」の建物の奥に時間湯の札がかかった「関係者以外立入禁止」のドアがあり、「関係者」に訊いてみようとドアを開ければ、そこが受付の由。
14時の回の参加者は、なんと私一人。
ゴールデンウイーク中ですよ??
外は人だらけで、ポスターに関心を示す人もかなり見かけたんですが、たぶん、参加の仕方が分かりにくいのでしょう。
ひとまず血圧を測り、550円を支払い、それから靴下だけ脱いで浴室に入るよう指示され、まずは神棚に2礼2拍手1礼。
で、脱衣場に戻って服を脱ぎ、フェイスタオルだけもって浴室に来るよう言われます。
確か時間湯って、湯もみから始まるのでは……と思っていた私は、ポスターの写真にあるような腰タオルも巻かずに湯もみをするのか??? と釈然としないまま、本当に小さいタオルだけなんですか? と尋ね返してしまいます。
なにしろ、入浴の指示をする「湯長」は、予想に反して10代後半だか20代前半くらいの女性なんです。
ところが湯長は何を言っているのかという顔で、結局、私の頭上を「?」の文字がくるくる回りながら再び浴室へ。
実際には湯もみは省略で、手桶を使って足と下半身を洗い流したあと、件の小タオルを頭に載せて、タオルの上から30回、湯をかぶります。
それから湯船に入り、ところどころ「湯長」の掛け声に「オー」などと返事をしながら、3分を過ごします。
最初:湯長「したくが宜しければソロソロ下がりましょう」
0分:湯長「揃って3分〜」 浴客「オー」
1分経過:湯長「改正の2分〜」 浴客「オー」
2分経過:湯長「限って1分〜」 浴客「オー」
30秒前:湯長「チックリ御辛抱〜」 浴客「オー」
15秒前:湯長「辛抱のしどころ〜」 浴客「オー」
10秒前:湯長「もうじきです」 浴客「ありがたい」
5秒前:湯長「いかがですか」 浴客「効きました」
最後:湯長「さあ効きましたらソロソロ上がりましょう」
湯船から上がり、腰掛に座ってほてった体を冷ましてから脱衣場へ戻ります。
脱衣場のカーテン越しに受付があって、湯長からカーテン越しに「熱くなかったですか?」と聞かれます。
そういえばちっとも熱いとは思わなかったのですが、46℃程度の湯温だとか。
湯もみがしてあるので、共同浴場の湯と比べて湯が「やわらかく」なって入りやすい由です。
……いつ誰が湯もみをするのだろう、と気にはなりましたが。
ちなみに、普段は2〜3人、多いときで5人くらいの参加があり、ここで体験したあとは「地蔵の湯」で行なわれている本格的な湯治向けの時間湯へ移る人が多いのだそうです。
後で調べると、共同浴場での時間湯を主催しているのは「湯もみ保存会」という私的な団体のようです。