第一段階1回オーバー

090309-144332.jpg 大型二種の教習で、第一段階の技能みきわめをもらいました。

 8トン限定中型しか持っていないので、次は修了検定(=大型の仮免許試験)です。
(教習の最後に受けるのは「卒業検定」)

 これが終わると第二段階、すなわち路上教習に入ります。

 ……「復習項目」が3回あったのに、所定12回のところ13回で終わったのが不思議であります。


 さて、技能教習と平行して学科教習も受けてきましたが、指導員の講義と平行して使われるDVD教材(これ)に出てくる「吉田君と博士」もすっかりおなじみになりました。

 「吉田君」はたぶん役者なんでしょうけど、他に何か出演している作品はあるんですかね?


 この吉田君はタクシー運転手という設定(二種の学科教習は車種に関係なく共通なので)ですが、周囲の教習生も普通二種の教習原簿が目立ちます。

 これだけタクシー運転手の待遇低下が報道されている時代にどうして? と思うわけで、よく考えたらタクシーではなく運転代行をやるのに二種を取りにきているのかもしれません。

 ……にしても、勤務の合間に来ているので、周囲の教習生は次々と顔ぶれが変わります。(=どんどん追い抜かれている)

 二種の学科教習は月に2回しかないので、勤務や私用で受けられないと半月先まで待たねばならず、1月16日に入所して第一段階の学科(1〜7)をすべて受け終わったのは3月5日でした。。。
author by よんなん
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技能8・9時限目

IMGP6295.jpg しばらく更新していませんでしたが、その間に教習所には3回行きまして、今回は技能5回目です。

 2回目以降、1回につき技能教習を2時限ずつ受けていましたから、今回は8・9時限目です。


●8時限目 教習項目「10、11」(復習)

 教習原簿を見ると技能7時限目の「復習項目」に「10、11」って書いてあるということは、要は世間一般で言うところの「ハンコをもらえなかった」というやつ(=次回同じ教習を受ける)ですね。

 同じ教習を2回受けるのは、「4、5」「6、7」に続いて3回目でして、教習所を卒業するまで何回オーバーすることやら。。。orz orz orz

 ……教習料金って1コマ9500円なんですよ。。。 o....rz


 さて、その「10、11」は

10.鋭角コースの通過
11.あい路への進入

であります。
(教習項目「9.狭路の通行」=S字コースは一回でパスしたんですけどね)


 どちらも「車体感覚をつかむ」のが目的の項目らしく、やり直し(=切り返し)は3回までOKです。
(というか、鋭角は最低1回は切り返さないと通過できない)


 「あい路への進入」もそうですけど、にっちもさっちも行かなくなってしまったとき、ハンドルをどっちへ切ってバックすればこの大型バスが思ったとおりの場所へ戻るのか、ときおり分からなくなるんですよ。

 前回の指導員(1回目と同じ人)は「あーあーあー何をやっているんだい!」と、却ってこちらを焦らせるセリフ連発(=ミスを誘発する指導としか思えない)でしたが、今回の指導員からは失敗を踏まえてどのような感覚を身につけるべきかアドバイスがありました。


●9時限目 教習項目「12」(方向変換及び縦列駐車)

 縦列駐車は、技能教本にハンドルを切る目印になる地点が載っているので、私にもすぐできました。(鋭角の項目にも載せておいて欲しかった!)

 方向変換も、一旦“車庫入れ”したあとに幅寄せOKなので、バックで“車庫”に進入する際に後輪が縁石に乗り上げたり前輪が白線に乗らなければよいのです。

 しかも、普通車と違ってバスの場合は、後輪も前輪もサイドミラーで見えるんですよ。……見ながらやっていいのなら、失敗する度合いはグンと減ります。
(前輪はハンドルを切ったときしか視界に入りませんが)


#そういえば、普通車は縁石に乗り上げてもそのまま通過せずにバックして戻ればOKのところ、大型車は乗り上げた時点で検定中止でしたっけか。


 それと、指導員によれば、大型一種(=トラック)よりホイール間隔が短いので、小回りが利くそうです。

#トラックは運転席の真下に前輪がありますが、バスは運転席の後ろに前輪があるので、そのぶん後輪との間隔が短いんですね。


 難しいのは、検定時に「後方車体感覚」を見るとかで、後ろのポールとバンパーを50cm以内まで近づけて停車しないといけないことです。

 客室越しに後ろの窓の向こうに見えるポールを目視して、このくらいかな〜と思って停めると60cmだったり、じゃぁ今度は…と思うとポールが揺れた(=バンパーにぶつかった)り。

 少々反則技ですが、うまく停まったとき運転席の真横に何が見えるか、で覚えるのが手っ取り早そうです。

 ……これは、技能試験を試験場ではなく教習で使うコースで受けられる、公認教習所ならではかもしれません。


 このあと、学科教習「4」を受けて帰りました。

 今回は「旅客自動車に係る法令の知識」でしたが、衝撃だったのは

「バスの運転者は(中略)発車の際、直前に安全の確認ができた場合を除き、警音器を鳴らすこと」

って「安全の確認ができないのに発車する」のが前提、ということですよね?


 後で見るとテキストには↑のように書いてありましたが、教室で見たDVDのナレーションでは

「発車の際、安全の確認ができなかった場合は…」

ここで、きっと発車を見合わせなければいけないんだろうな、と思ったところへ

「警音器を鳴らさなければならない」

なんて続いたもんだから驚きましたよ。


 まぁ、それで事故は起きてないんでしょう。


 それと、「路線バスは、夜間、道路を通行するときは、室内灯をつけること」とありますが、夜行バスって減光どころか真っ暗になりませんでしたっけ?

 鉄道の夜行列車と違って、その点が過ごしやすいと思っていたんですが。

 ほのかな足元灯でもOKということなんでしょうか。

 ……その点、“ツアーバス”は実態として路線バスでも、「東京駅前で集合して名古屋駅前で解散する団体旅行ツアー」等々の形態をとっているので、もしも車内を本当に真っ暗にしても違法ではないんですね。
(ツアーバスは乗ったことがないので分かりませんが)
author by よんなん
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技能1回目と「学科3」

IMGP6186.jpg 入所して2回目の教習所です。

 16:50〜の「学科教習3」と、そのあと18:00〜技能1回目。


 教習所の駐車場にクルマを駐めると、すでに所内をバスが走っています。
 …先日いっしょに入所したAさんの1回目技能教習のようです。


 学科の教室へ行くとすでに初老の指導員の方がいらして、

「ああ、今日はいるのか。1人かな」

と言われます。(笑)


 時間までにはAさんのほか、普通二種の教習生が1人来て3人になりましたが。

 50分で一気に
「6 交差点などの通行・踏切」
「7 安全な速度と車間距離」
「8 歩行者の保護など」
の3項目を終了。

 一種の学科教習は1コマ1項目らしいですが、二種は「一度習っている」「3年以上の運転経験がある」のが前提で進んでいくんだそうです。

 群馬県では「車間2秒」(高速は4秒)と教えているんだそうで、千葉で免許を取った私には新鮮でした。


 さて、日が暮れて18時から技能1回目。

 バスなんて運転したことはおろか、エンジンをかけたこともないので、まずは乗り方から。

 普通車と違って、バッテリーのスイッチは別なんですね。

 ただし、教習車は実際にバス会社で路線バスとして使われていた車両(=中古車)だそうで、いくつかカスタマイズされていましたが。
(車外にあるドア開閉スイッチでバッテリーも投入できる仕掛け)

 もと路線バスとはいえ、教習用に助手席(観光バスのガイド席みたいな席)と、助手側にも速度計や補助ブレーキがついてます。

 あと、検定では中扉に目標物を合わせて停車する項目があるらしいんですが、この中古バスは前と後にしか扉がないので、中扉にあたる場所にシールが貼ってあります。

 この教習所は電車からも見えるので、あの変なシールはなんだろうとずっと思っていましたが、そういうことだったんですね。


 で、指導員(学科3と同じ人)が座席の調節方法から教えてくれ、ひとまずお手本で所内の外周を数周。

 じゃ、座ってみて、と言われて座ったものの、座席のレバーがすっかりガタついていて(さすが中古路線バス)ちっとも前後にスライドしません。

 ……前職で使っていた機械の操縦席と同じだな、、、、と思いつつ、あんまりもたついているとこれで教習時間が終わっちゃうよ、、、と焦ります。
(前職では、動かないときはあきらめてそのまま仕事してましたが…)

 クラッチペダルは座席を前後させて合わせるのは普通車と同じ一方、ステアリング(ハンドル)は背もたれを起こして調節するんですね。へー。
(ハンドルそのものも動きますが)

 ブレーキペダルは普通車と違って、かかとを床につけたまま踏むそうで。


 で、さっそく発進。

 動きません。


 ……アクセルだと思って踏んでいたのはブレーキでしたよ。orz


 ようやくバスが動きます。

 発進時の注意事項は、「発進の都度、旅客の状況を確認すること」…というのが二種独特ですね。
(ルームミラーのほか、目視で確認)


 走行中、指導員の方に盛んに注意されたのは「左ミラーをぶつけないように」。

 右側はハッキリいって普通車と同じ感覚でいいんですが、運転席から見ると左端は普通車と比べ物にならないほど向こう側なので、意識しておかないと普通にぶつけます。
(今回はぶつけずに済みましたが、、、数回縁石にタイヤを擦りました…)

 カーブを曲がるのは思いのほかすんなりできました。


 あとは、障害物をくぐるのをやりました。

 普通車の高さに設定されているバーをバスの高さまで指導員の方が上げるんですけど、え、あんなに高くないとくぐれないの? と思いつつバスをバーの下まで進めて駐車すると、確かにギリギリです。うひゃぁ。


 50分は案外長くて、10周くらいしたんじゃないでしょうか。

 ぐるぐる回るだけなら、(左側の感覚さえ克服できれば)どうにかできそうです。

 本当は、発進の手順とか注意される点はいっぱいあったはず(サイドブレーキを解除したときにブレーキペダルを踏んでない…とか!)なんですけど、1回目だからかそこまで細かいことは言わず、最後に

「『だんだん』だな。だんだん慣れていくんだね」

と言うのにとどめてくれました。


 たぶん、最初から「あーじゃねーこーじゃねー」(上州弁?)言われていたら、それだけで嫌になっていたと思います。。。


 今回は1コマだけにしましたが、次回(来週の火曜日)は2コマ予約しました。

 指導員いわく「2月10日までは昼はガラガラだけど、それを過ぎると高校3年生が自宅学習になって昼でも混むようになるからね」とのこと。
(バスは空いていても指導員が普通一種に押さえられてしまうそうです)


 次回はさっそく縦列駐車をやるみたいです。
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大型二種の教習所に入りました

 新前橋駅近くにある「群馬県自動車教習所」へ入所してきました。

 大型二種免許が教習所で取れるようになったのは2002年からで、それまでは「一発試験」しか手段がなかったからか、いまでも教習所に通う人は少ないようです。

 Web上で「大型二種」などを検索しても、出てくるのは一発試験の体験記ばかりです。

 また、バス会社の求人広告を見ると会社で二種取得の面倒を見てくれるところが多いです。……本当に大型二種を仕事で使いたい人は、さっさとバス会社に契約社員だろうがなんだろうが入社してしまうのがおりこうさんでしょう。


 ちなみに教習料金は、延長なしで420,200円。(8t中型所持の場合)
 教習時間は、学科教習19時限・技能教習29時限です。(1時限=50分)

 一発試験だと10〜20万円そこそこで取得しているケースが大半です。


 ですが、今回の教習所の技能教習料金は1時限あたり9500円で、練習所で練習するのと大して変わらないんですよ。

 一発試験が安上がりなのは、要領よく少ない練習時間でさっさと受かってしまうからでしょう。(あと、学科教習を受けずに済むというのもあるんでしょうが)


 ここで、今後の人生を想像するに、プライベートであの大型路線バスを運転できる機会はまずなさそうです。

 マイクロバス程度ならもしかしたらあるかもしれませんけど。

 あとは、勤務先を不用意に飛び出してしまって職に困ったとき……くらいですかね。


 で、1コマあたりの料金が同じなら、乗れる機会が多いほうがいいじゃないですか。

 順序立てて教えてもらえるうえ、卒業検定(=技能試験)は教習所で受けられるのですし。


 幸い、30歳・独身・その他諸々の修行のおかげで、このくらいの教習料金は魔法を使って(笑)どうにか用立てられるようになりました。

 結婚なんかしてたらこんなこと絶対無理だよね! あーっはっは!! (ぉぃ)


 さて、きょうは14:50から「入所説明」・「適性検査」・「学科教習1」でした。
 月に2回しかない入所日が今回たまたま休みでしたが、今日の入所者は私を含めて2人。

 教習所というと、学生時代に普通免許(今の8t限定中型)を取得した教習所の、必ずしも楽しいことばかりではない思い出がありました。

 今回は二種免許=旅客営業用ですから、もっと厳しいんだろうか、さっそく初日から怒鳴られるんだろうか…とガクブルしながら行ったんですけど、全然そんなことはなく、これなら楽しく続けられそうです。

 まぁ、普通免許と違って自腹で来ている人が大半ですから、怒鳴らなくても教習生のモチベーションは高いに違いないです。

 入所説明の先生は「60歳過ぎ」と言ってましたから、この教習所が交通安全協会の直営なのを考えると、定年になった元おまわりさんなんでしょうか?

 その割には、先日の免許更新講習の講師とは全然雰囲気が違って、好印象です。……千葉と群馬の県民性の違いなのかどうかは分かりませんけれども。

 教習車の予約方法を教わりましたが、ネット上やロビーの機械でセルフサービスで予約できる普通車と違って、配車係に申し出るよう言われます。……教習用の大型バスは1台しかないんだそうで。

 それだけ大型二種は教習生も少ないんでしょう。


 さて「適性検査」と聞くと、私の場合は足し算を延々とやる公文式のような某テストを思い浮かべるんですが、パソコンを使ってSPIの交通版ようなものをやりました。…教習所の事務員と思しきおねーさんが親切に応対してくれます。

 「学科教習1」は、なんと適性検査のときのおねーさんがジャージ+ウインブレ姿で登場! まじっすか!(こら)

 ……そんなことはともかく、二種免許の概要について習います。
 てっきり、緑ナンバーのクルマは貨物も含めて全部二種なのかと思っていたら、旅客営業だけなんですね。二種が必要なのは。(←そんなことも知らずに免許を取ろうとした人)

 まぁ確かに、クロネコヤマトのセールスドライバーの求人広告に「普通二種」が必要とは書いてないですし……。。。

 また、「大特二種」「けん引二種」は大型二種では運転できないことも判明。
(教習所でも取得できない)

 大特二種は雪上車の旅客営業(スキー場でたまに見かける)に必要ですが、けん引二種は必要とする車両が現存せず、まさしく趣味の領域みたいです。
(連接バスは、けん引ではなく大型で運転可能の模様)


 17:40に「学科教習1」が終わって、一応きょうのスケジュールは終わりですが、私は夕飯を済ませて19:00〜の「学科教習7」も受けて帰りました。

 ……こちらは、また別の教習生といっしょでしたが、やはり私を含めて2人。
(指導員も別の人でしたが、やはりさわやかな方でした)

 二種の学科教習(普通から大型まで共通)は月に2回しかないので、逃すと半月先(それも勤務や私用とかぶらないとは限らない)という少なさですが、普通二種・中型二種を含めても教習生の数も少ないんですね。

 「学科教習7」は「身体障害者などへの対応」で、車椅子に乗ったりアイマスクや酔客体験ゴーグルを着用して歩いてみたり。

 冒頭で見たビデオのロケ地がなんと浦安市内で、あ、あれは京葉線の高架で猫実川沿いの道で後ろに写ってるのは美浜中学校(or 入船北小学校)じゃん! とかどうでもいいところでニヤニヤしてしまいました。

(指導員からは、何を考えているのかと思われたに違いない…orz)

 酔っ払い体験ゴーグルは(不謹慎ながら)結構面白いけどさすがに口には出せないよなぁと思っていたら、もう一人の教習生(♀)が「おもしろーい! これかけて運転してみたいです」とか言いつつ立ち上がって歩き始めた途端に前後不覚で机にぶつかったり、少人数ならではの和気あいあいとした雰囲気の教習でした。
(指導員はいつケガするだろうかとずいぶんヒヤヒヤしている様子でしたが…)

 ちなみにこのゴーグル、昼用・夜用あわせて58000円だそうです。。。

 たまに、交通安全を取り上げるテレビ番組で、レポーターがこれを着用して教習所などのテストコースを走り、飲酒運転の危険性を伝える様子が放映されたりするようです。


 次回は火曜日、「学科教習3」と技能教習の1回目です。
author by よんなん
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