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大型二種の教習所に入りました

 新前橋駅近くにある「群馬県自動車教習所」へ入所してきました。

 大型二種免許が教習所で取れるようになったのは2002年からで、それまでは「一発試験」しか手段がなかったからか、いまでも教習所に通う人は少ないようです。

 Web上で「大型二種」などを検索しても、出てくるのは一発試験の体験記ばかりです。

 また、バス会社の求人広告を見ると会社で二種取得の面倒を見てくれるところが多いです。……本当に大型二種を仕事で使いたい人は、さっさとバス会社に契約社員だろうがなんだろうが入社してしまうのがおりこうさんでしょう。


 ちなみに教習料金は、延長なしで420,200円。(8t中型所持の場合)
 教習時間は、学科教習19時限・技能教習29時限です。(1時限=50分)

 一発試験だと10〜20万円そこそこで取得しているケースが大半です。


 ですが、今回の教習所の技能教習料金は1時限あたり9500円で、練習所で練習するのと大して変わらないんですよ。

 一発試験が安上がりなのは、要領よく少ない練習時間でさっさと受かってしまうからでしょう。(あと、学科教習を受けずに済むというのもあるんでしょうが)


 ここで、今後の人生を想像するに、プライベートであの大型路線バスを運転できる機会はまずなさそうです。

 マイクロバス程度ならもしかしたらあるかもしれませんけど。

 あとは、勤務先を不用意に飛び出してしまって職に困ったとき……くらいですかね。


 で、1コマあたりの料金が同じなら、乗れる機会が多いほうがいいじゃないですか。

 順序立てて教えてもらえるうえ、卒業検定(=技能試験)は教習所で受けられるのですし。


 幸い、30歳・独身・その他諸々の修行のおかげで、このくらいの教習料金は魔法を使って(笑)どうにか用立てられるようになりました。

 結婚なんかしてたらこんなこと絶対無理だよね! あーっはっは!! (ぉぃ)


 さて、きょうは14:50から「入所説明」・「適性検査」・「学科教習1」でした。
 月に2回しかない入所日が今回たまたま休みでしたが、今日の入所者は私を含めて2人。

 教習所というと、学生時代に普通免許(今の8t限定中型)を取得した教習所の、必ずしも楽しいことばかりではない思い出がありました。

 今回は二種免許=旅客営業用ですから、もっと厳しいんだろうか、さっそく初日から怒鳴られるんだろうか…とガクブルしながら行ったんですけど、全然そんなことはなく、これなら楽しく続けられそうです。

 まぁ、普通免許と違って自腹で来ている人が大半ですから、怒鳴らなくても教習生のモチベーションは高いに違いないです。

 入所説明の先生は「60歳過ぎ」と言ってましたから、この教習所が交通安全協会の直営なのを考えると、定年になった元おまわりさんなんでしょうか?

 その割には、先日の免許更新講習の講師とは全然雰囲気が違って、好印象です。……千葉と群馬の県民性の違いなのかどうかは分かりませんけれども。

 教習車の予約方法を教わりましたが、ネット上やロビーの機械でセルフサービスで予約できる普通車と違って、配車係に申し出るよう言われます。……教習用の大型バスは1台しかないんだそうで。

 それだけ大型二種は教習生も少ないんでしょう。


 さて「適性検査」と聞くと、私の場合は足し算を延々とやる公文式のような某テストを思い浮かべるんですが、パソコンを使ってSPIの交通版ようなものをやりました。…教習所の事務員と思しきおねーさんが親切に応対してくれます。

 「学科教習1」は、なんと適性検査のときのおねーさんがジャージ+ウインブレ姿で登場! まじっすか!(こら)

 ……そんなことはともかく、二種免許の概要について習います。
 てっきり、緑ナンバーのクルマは貨物も含めて全部二種なのかと思っていたら、旅客営業だけなんですね。二種が必要なのは。(←そんなことも知らずに免許を取ろうとした人)

 まぁ確かに、クロネコヤマトのセールスドライバーの求人広告に「普通二種」が必要とは書いてないですし……。。。

 また、「大特二種」「けん引二種」は大型二種では運転できないことも判明。
(教習所でも取得できない)

 大特二種は雪上車の旅客営業(スキー場でたまに見かける)に必要ですが、けん引二種は必要とする車両が現存せず、まさしく趣味の領域みたいです。
(連接バスは、けん引ではなく大型で運転可能の模様)


 17:40に「学科教習1」が終わって、一応きょうのスケジュールは終わりですが、私は夕飯を済ませて19:00〜の「学科教習7」も受けて帰りました。

 ……こちらは、また別の教習生といっしょでしたが、やはり私を含めて2人。
(指導員も別の人でしたが、やはりさわやかな方でした)

 二種の学科教習(普通から大型まで共通)は月に2回しかないので、逃すと半月先(それも勤務や私用とかぶらないとは限らない)という少なさですが、普通二種・中型二種を含めても教習生の数も少ないんですね。

 「学科教習7」は「身体障害者などへの対応」で、車椅子に乗ったりアイマスクや酔客体験ゴーグルを着用して歩いてみたり。

 冒頭で見たビデオのロケ地がなんと浦安市内で、あ、あれは京葉線の高架で猫実川沿いの道で後ろに写ってるのは美浜中学校(or 入船北小学校)じゃん! とかどうでもいいところでニヤニヤしてしまいました。

(指導員からは、何を考えているのかと思われたに違いない…orz)

 酔っ払い体験ゴーグルは(不謹慎ながら)結構面白いけどさすがに口には出せないよなぁと思っていたら、もう一人の教習生(♀)が「おもしろーい! これかけて運転してみたいです」とか言いつつ立ち上がって歩き始めた途端に前後不覚で机にぶつかったり、少人数ならではの和気あいあいとした雰囲気の教習でした。
(指導員はいつケガするだろうかとずいぶんヒヤヒヤしている様子でしたが…)

 ちなみにこのゴーグル、昼用・夜用あわせて58000円だそうです。。。

 たまに、交通安全を取り上げるテレビ番組で、レポーターがこれを着用して教習所などのテストコースを走り、飲酒運転の危険性を伝える様子が放映されたりするようです。


 次回は火曜日、「学科教習3」と技能教習の1回目です。
author by よんなん
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