<< 手動トラックバック | TOP | 帰宅電車は上野行き >>

静かにマイクを置く方々

 私が中学2年〜大学4年のころ、日本テレビのあさ6時台に「ジパングあさ6」という情報番組がありました。
(中1のころは「ルンルンあさ6生情報」)

 中学・高校のときは朝7時ごろには家を出て通学していましたから、「ズームイン!!朝!」よりなじみがありました。


 日本テレビは、アナウンサーの異動がここ数年よくあり、ラジオ日本へ出向したり、アナウンサーだった人が記者になったり、違う部署へ異動して画面からは姿を消してしまったり。

 「ジパングあさ6」を担当されていたアナウンサーでも、角田久美子アナウンサーや山王丸和恵アナウンサー、スポーツコーナーの多昌博志アナウンサーが、すでにアナウンス部を離れ、社内で違う仕事をされているようです。

 意外にも、フリーになる人は少なくて、魚住りえアナウンサーや永井美奈子アナウンサーくらいでしょうか。


 テレビ局の社員でいる限り、定年までの仕事とそれなりの年収はほぼ保証されるのですから、そちらを選ぶほうが賢明、ということなのでしょうか。

 多昌アナウンサーの「挨拶」には

> 自分の夢を追うことよりも、妻と娘の笑顔を最大の宝物にして、
> 静かにマイクを置くことを決めました。

とあり、きっとそういうことなんだろうなぁ、と推測するわけです。


 これから、多チャンネル化、多メディア化が進むにともない、コンテンツとなる番組も多く制作されるのは容易に想像され、「フリーアナウンサー」という職業の人もわんさか現れると思います。

 それにともなって、当然“安売り”に走る人も出てくるのでしょうから、全体としての「アナウンサー」という職業の平均的な収入水準も、きっと右下がりに向かうのでしょうか。
(ごく一部の本当の実力派の人はともかく)

 逆に、一部のコミュニティ放送局のように、学生時代の私のような市民でも(ノーギャラであれば)番組を担当できたり、そんな時代はすでに始まっているのかもしれません。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析