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節度のあるわがまま

DSC05407.jpg 「わがまま」に節度も何もあるか、というのはさておき。

 宿の夕飯です。

 比較的値の張る旅館というと、部屋食のイメージですが、食堂(掘りごたつ式の個室)でもお召し上がりになれます、とのことでした。

 仲居さんから希望を聞かれて、父親が「そちらの都合のよいほうにしますよ」などとぶっきらぼうに答えていたので、自分はチェックインからずっと同じ部屋に引きこもりっぱなしもつまらないですし、何より掘りごたつ式(=足が楽)と聞いて、話に割り込んで食堂にしてもらいました。

 「わがまま」といえば、お造りでボタンエビが出てきたのを下げてもらうとき、仲居さんに「頭を焼いてもらえますか?」とお願いしてみたら快くやってくれました。
(刺身のエビで頭を焼いてもらう程度は当たり前、かもしれないけど)


DSC05409.jpg 締めのごはんものは松島の穴子めしで、例によって食べきれないほどおひつに入っています。

 足りなきゃ足りないで不満に思うわけで、これは仕方がないです。

 全部食べたいのは山々だけども……となるわけですが、なんと仲居さんから「のちほどおにぎりにしてお持ちしましょうか?」と言われましたよ。

 もちろん、ぜひぜひ! とお願いしました。

 こういうのって、食中毒のこともあって「その場で食べてもらわなきゃだめです」というお店なり旅館が多い気がするのですけれども、こういうわがままを聞いてもらえるのは嬉しい話です。
author by よんなん
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