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備後落合駅

DSC00665.jpg 備後落合駅は、越後川口駅と並んで私が好きな駅の一つです。

 何がどう好きなのか、と言われても「なんとなく印象に残った乗り継ぎ駅だから」としか答えが見つからないのですが、曲がりなりにも木次線と芸備線のターミナル駅なのに駅周辺に何もなさすぎる、ひなびている、というのは大きな特徴だと思います。

 いまや木次線も芸備線もローカル線になって、この駅から木次方面と新見方面へは1日3本しか列車がありません。

 大学生の頃までは急行「ちどり」が広島から備後落合まで走っていましたし、私が初めて降りた高校生の頃は有人駅で、さらに昔はホームに「おでんうどん」が名物のうどん屋も営業していた(と本で読んだことがある)のですが。

#急行「ちどり」は松江城の別名「千鳥城」が列車名の由来で、1990年までは木次線を経由して松江・米子まで走っていた


DSC00655.jpg 駅前の坂を下って橋を渡ると、簡易郵便局がまだ営業していました。

 ……とっくに廃局になったもんだと思い込んでいました。ごめんなさい。前回来たのが土曜だか日曜日だったのでしょうか。

 今回来た14時ごろは、三次方面・新見方面・木次方面の列車が着いて、備後落合駅が一番賑わう時間帯のはずなのに、どうやら自分以外に郵便局へ誰かが来た様子が見受けられません。

 鉄道マニアもだいぶ裾野が広がって「旅行貯金」の類を楽しむ人の割合も低くなったのでしょうか。……確かに、週末を中心に鉄道旅行を楽しむ人には、平日昼しか営業していない郵便局の貯金窓口は無縁な存在に違いないです。


DSC00663.jpg ホームの柱には、こんな掲示と押しボタンが残っていましたよ。

 「通票よいか」「信号よいか」「旅客よいか」でボタンを押す、ということは……出発指示合図器だ!

 うおおお! こんな駅(失礼)にこんな設備があったのか!

 現在でも津軽線三厩駅や山田線の一部の駅で、ローカル線なのにわざわざ駅長がホームへ出てきて車掌へ出発指示合図を出す体制が残っている例は見かけますが、合図器なんて設備はなくて旗や合図灯が使われます。

 備後落合駅は無人駅なのはもちろん、発着する列車もワンマン列車がほとんどで(実は木次鉄道部には車掌が配置されている)、もはや使われることはないでしょう。
author by よんなん
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