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窪川にて

DSC00415.jpg 高知県四万十町の窪川駅で予土線から土讃線の普通列車に乗り継ぐのに1時間20分ほど待ち時間がありました。

 予土線から10分の待ち合わせで連絡する特急「南風16号」は青春18きっぷでは乗れないので、乗車券・特急券を買って「ワープ」する選択肢もあるものの、せっかくなのでのんびり待つことにします。

 ちょうどお昼時だったので、四万十へ来たことですし昼食はうなぎ屋へ(詳細は「ごはん日記」に)。……ついでに、窪川駅から近い四国八十八箇所の一つ「岩本寺」にも立ち寄ってみました。

 「スタンプラリー」的なものは私のようなマニアを引き寄せるものがあり、境内の売店で「納経帳」も売られていましたが、「納経」の仕組みもよく分からず、信心もないのに手を出せばバチが当たりそうだったので境内を眺めておみくじを引いて帰りました。

 おみくじはめでたく「大吉」を引き当てましたが、それによると……

>病気 精神の安定第一

と、ズバリその通り。(なんと!)


DSC00417.jpg さて、窪川駅周辺は四万十町の中心部のわりに信号機はほとんど点いておらず(写真では消えていますが、自動車用は黄色の点滅)、なんとも平和な場所でありました。

 ところで、この写真に写っているNTTの建物には日本生命の支所が入居していましたよ。

 NTTは電話局の営業窓口をどんどん閉めているものの、建物にある電話交換の機能がそのまま残っているのか、市街地のど真ん中で見た目がまるで巨大な空き店舗のようなNTTの建物をよく見るのですが、テナントが入居しているケースもあるのですね。……自分ははじめて見ました。

 建物には「NTT窪川電話交換所」の看板も出ているものの、NTTの窓口はないようです。


DSC00422.jpg さらに駅へ戻る途中にJR四国窪川自動車営業所の跡地があります。

 窪川自動車営業所は1994年に廃止されており、写真のような駐車場に看板が残っていて「窪川自動車営業所」の上には「四国旅客鉄道」の「旅」の字だけが見えるのですが、さらによく目を凝らすと……「日本国有鉄道」の文字をはがした跡が見えますよ!

 「日本国有鉄道 窪川自動車営業所」! 東京から1000km近く離れたこの地のバス路線まで、国鉄の全国路線ネットワークとして東京の本社で面倒を見ていたわけですか。……もちろん四国総局を間にはさんでいたとはいえ、いまとなっては隔世の感があります。
(四国には鉄道管理局がなくて総局直轄だった)

 その後、JRでは最後までバスを直営していたJR四国の自動車部門も、2004年に再分割されて「ジェイアール四国バス」(JR四国の100%子会社)となり、独自の経営をしています。
author by よんなん
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