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松山→北宇和島→窪川

DSC00311.jpg 青春18きっぷ3日分を使った旅の2日目は、松山駅6:05発の普通列車からスタートです。

 3両編成の先頭に真っ赤なディーゼルカーがくっついていて、松山発車前にJR四国の制服を着た方が3人ほど珍しそうに車内のフィギュア陳列ケースを見ていましたよ。

 ……これは予土線で走っている「海洋堂ホビートレイン」で、時刻表によるとこのあと北宇和島駅で乗り継ぐ予土線の列車がこの車両で運行のはずですが、、、

DSC00347.jpg あとで分かったことですが、9/6に定期検査があった模様で、6、7日の予土線は一般車両で運行しますという掲示が駅にありました。

 ……この日の朝の宇和島行きに連結されていたのは、松山の車両基地で検査が終わって予土線へ戻る「送り込み」だったわけですね。

 道理で、松山駅にいたJR社員の方が珍しそうに見ていたわけです。……この車両が定期検査で松山入りするのはおよそ3ヶ月に1回(のはず)ですから。


DSC00377.jpg 松山から3時間半ほど揺られたのち、北宇和島で予土線に乗り換えます。

 写真の江川崎駅には側線があるものの、信号の類は「入換標識」しかありません。

 入換標識で構内入換をするには運転士のほかに誘導する係が必要ですが……無人駅なので、もう夜間滞泊・入換はないのだろうか、もう使われることがない設備なのだろうか、と思って時刻表を見ると夜間に江川崎止まりが2本、早朝の江川崎始発が1本あります。


yodosen.jpg これは何ぞ……と時刻表をもう一度よーく見てみると、夜の1本と朝の1本だけ、予土線なのに列車番号が4000番台ではありません。ははぁ、なるほど。

 JR四国は列車番号4000番台がワンマン列車を意味するので、おそらくは、

・夜、車掌を乗せた列車(832D列車)が江川崎に着いたら車掌の誘導で側線に滞泊→運転士・車掌も就寝
・その約1時間半後の終列車はホームに滞泊。

……そして朝になったら、再び車掌が側線から車両を誘導してホーム上の車両と連結して朝の列車を仕立てるのですね。きっと。

 全列車ワンマンカーだと思い込んでいたら、江川崎駅で構内入換をやるために宇和島から車掌を送り込むツーマン列車が予土線にあるのかぁ。……そんなところばかり見てニヤニヤしているのですよ。ええ。


DSC00384.jpg さて、途中の江川崎駅からは1974年に開業した(ローカル線としては)新線で、特に土佐大正駅までの区間は蛇行する四万十川をトンネルと鉄橋でガンガン直線に貫いてすっ飛ばします。

 トンネルこそ増えるものの景色がよいのはこの区間で、江川崎からはJR西日本(日本旅行)「ジパング倶楽部」の団体が乗ってきました。……添乗員さんが「さっそく一つ目の沈下橋が見えますよ〜」と窓の外を指差すと、、、、なんと橋が落ちてるじゃないですかっ!!

 先日の台風12号の影響でしょうか??


DSC00387.jpg あと、予土線といえば「はげ駅」。

 (確か)高校1年のときの記憶を頼りに、ホームは進行右側だったはずッ! と周囲の方に断って窓を開けたら、まさに駅名標が目の前に!

 Wikipediaによると、この地名は平家の落人が「平」の横棒を1本ずらして名前を変え、この地で追っ手を逃れたのが由来……とか?

 そうかー落人もハゲだもんねー(何を言いやがる)

 ちなみにJRには「増毛」駅もあるんですけれども北海道の駅なので、「ハゲから増毛ゆき」の片道キップは「goo乗換案内」によれば21660円(予讃・山陽・北陸・羽越・奥羽・千歳線経由)です。……おまじないで買うにはちょっと、、、

 またハゲ駅へ戻ってくる往復キップは4万円超ということになります。誰か買いませんか。
author by よんなん
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