<< ごはん日記 2010/11/2 | TOP | ごはん日記 2010/11/3 >>

株式会社ミクシィの誤算

 個人的な話ですが、mixiにログインする回数が激減しました。

 株式会社ミクシィは上場してからというもの、「西部警察」の地方ロケ協力スポンサー並みにコンテンツ内で露骨な商売っ気を出し過ぎです。

 ……「西部警察」は、スポンサーのおかげであの楽しいドラマが見られるわけで、
・峰竜太が「うわーワシントンホテル! ワシントンホテル! さすがだなぁ」と連呼したり、
・峰竜太の「ああっ! カトキチー!」という言葉とともに加ト吉の冷凍トラックが群をなして登場して西部署の刑事達の危機を救ったり、
・石原裕次郎が「新潟鉄道管理局が協力してくれることになった」とハッキリ実在組織の固有名詞を言う
程度のことは許容範囲ですけれども。


 mixiって、一時期は自分のようなネット素人にとって非常に便利だなぁと思ってたんです。

 Webブラウザの「RSS」機能が何なのか分からなくても、友人の日記が更新されればmixi上で分かるのは大きかったです。

 「サンシャイン牧場」も、去年の今ごろは夢中になって虫をばら撒いたり水をやったりしていました。


 が、最近のmixiはちょっとひどいと思うようになりましたですね。

 ユーザーがmixiを使うのではなく、株式会社ミクシィがユーザーを使うツールになってます。……確かに、ユーザーにページを見てもらって広告枠を売るビジネスは全部そうだと言ったって、mixiは露骨過ぎです。


 まず、つまんないアプリ(ゲーム)。

 インチキtwitter機能である「つぶやき」上で、アプリが自動的に投稿している(と思われる)ヘンテコなつぶやきが増えました。

 たとえば

「毎日ログインして花火ゲット!このリンクでも先着5人に花火がもらえる」
「まちの建設のサポートをお願い!小判GETできるよ!」

別に花火も小判もいらないです。いくらニート生活とはいえ、お付き合いしているヒマはありません。……そういうのが、「本当のつぶやき」に混じって表示されるのが悪質です。


 次いでガッカリするのは、mixiのトップページに表示される「mixiニュース」。

 ニュース提供元が増えるにつれ、東スポもびっくりの「見出しと中身がまるで違う」ものが増えすぎました。

 マウスポインタを当てて表示されるURL中で「id=2」が毎日新聞、「id=20」が読売新聞ですが、番号が増えるにつれてTBSの「クイズ100人に聞きました」をフジテレビがパロディにした「クイズ5、6人に聞きました」レベルの記事が増えます。

 ……ページビューの数で広告枠を売っているなら、ユーザーが「こんな記事を読みたくてクリックしたんじゃない」と思っても、株式会社ミクシィとしてはそれで十分なんですよね。

 番号が大きくても見て「損した」と思わないのは、せいぜい「id=88」の日テレNEWS24くらいです。


 で、見出しを見てからいちいちそんなことを考えながらクリックするなんて疲れるだけなのは明らかです。……そりゃ、こちとら精神をすり減らしてビョーキになるわけだ。(違)

#却って、新聞のニュースを取捨選択する能力がいかに重要か認識する結果となりました


 さらに、今度は「チェック」などという、よく分からない機能まで登場して、

「△△さんがローソン××店にチェックインしました」

だから何? もうついていけません。


 さて、1年ほど前にアカウントだけ作って放置状態だったtwitterを本格的に始めました。

 mixiの「つぶやき」機能がいかにインチキ品であるか、やっと分かりました。


 友人知人の日記の更新状況も、先方がブログで書いていればブラウザのRSS機能で分かるんですよね。

 mixiで日記の公開範囲を限定したい人はいいですけど、こちらはブログもツイートも全世界の日本語フォントが入っている(←重要)パソコンへ垂れ流していますので、別にmixi独特の機能は必要としません。


 ……以前は、ヒマさえあればmixiにログインしていましたが、今後はだんだんと見向きもしなくなるのだろうなぁと思います。

 笠原健治君は、いまのうちにミクシィ株を全部売っちゃったほうが、のちのち楽ですよ。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析