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20歳代は仕事漬け

 勤務先の会社は、いったん入社したが最後、人材をほかで通用しないレベルにしてしまうことに社内では定評があります。

 そんななか、書店で「日経ビジネスアソシエ」増刊『仕事の手本』を書店で見かけて驚きました。

 ワタミの社長に始まる今をときめくビジネスマンパーソン11人について取り上げた本に、私の勤務先の人(肩書きは出向先ですが)が載っているじゃないですか。

 こうして社外の人の手本になるような取り上げ方をされているなんて。

 思わず買ってしまいました。

 まぁ、その方は新規事業部門の人なので、私が採用された従来からの事業部門とは雰囲気や人事運用も違うのでしょうけれど。
 「社内の昇進試験に落ちたことも何度もある」というのも極めて意外でしたし。


 そんなことはともかく、11人のうちたいてい共通して述べているのが2つあって

「20代は徹底的に仕事をすべき」
「ほしい人材は、コミュニケーションをとるのをいとわない人」

ということです。
 後者はさておくとして、前者が特に印象に残りました。


 私生活との両立云々を考えるのは30歳からでいい、むしろ、20代で夜も土日もなく仕事をした経験がなければそうしたペース配分すら身につかない、と。

 入社早々、人事課長から「休みの日と言えど、支社の営業エリアから一歩も出てはいかん」と言われた意味がようやく分かった気がします。(ぜんぜん守ってませんでしたが)

 私にとってちょっと心強いのは、「30歳を過ぎてから結婚すればいい」という言葉。
 同級生や同期が次々と結婚してゆくなか、「自分は仕事が恋人!」などとバカなことを言っては周囲を呆れさせていますので。

 さて、私の場合、社会に出るのが通常より3年遅くて25歳になってからでした。
 大学入るのに1年浪人して、さらに大学には6年間いましたから。……いや、院卒でしょあなた、と言われそうですが、このご時世、飛び入学制度を活用すれば22歳で国内の修士課程を修了することも可能です。

 受け取りようによっては、3年の遅れを30歳までに挽回する必要がありそうにもとれますし、逆に33歳まで結婚なんか気にせず仕事(≒趣味)に没頭してよい猶予があるようにも解釈できます。


 ここは都合よく解釈して……だめですかねぇ。
author by よんなん
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