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棚下不動の滝

IMGP1992.jpg 前項の永井食堂を出て北上、渋川市と沼田市の境辺りにくると、ようやく対岸に渡る橋(綾戸橋)があります。

 津久田駅から永井食堂へ行くには、ここまで来るか、敷島駅付近まで戻る必要があります。


 さて、橋を渡ると、「日本の滝100選 棚下不動の滝 →」という看板が目に入り、寄り道して行ってみることにします。

 山間に突如現れる棚下の集落を抜けて、再び山間の道に入りかけたところに駐車場があり、そこから棚下不動への急坂を上っていきます。


 途中にお寺のお堂があって、さらに奥の石段を登ると滝があるのですけど、

「落石の危険がありますので ここから先への立入りは ご遠慮願います 赤城村」
「台風8号の影響により 落石が予想されますので 滝壷に近寄らないで下さい 赤城村」

なんて看板が立っています。

 せっかく登ってきたのに、こんなところで足止めですか。


 「赤城村」という時点で古い看板ですし、台風8号って、いつの台風8号なんだか、、、という気がするものの、軽い気持ちで無視して入って事故に遭ってもバカみたいなので、躊躇してしまいます。

 幸い、近くで土木工事をやっていたので、昼休み中のおじさんに「あのぅ、この先ってやっぱり危ないんでしょうか」と尋ねてみると、返ってきた答えは

「あぶなくなんかねーよぉ。昨日なんか、滝に打たれてる人がいたもの」

なーんだ、と安心して、滝の近くまで侵入。


 おお、……これは間近で見ないとまったく意味がありませんね。

 あまりに見事なので、ムービーデジカメを持ってこなかったのが非常に悔やまれます。


 写真では、手前の木が邪魔ですが、もっと近づいて裏側から眺められる(というか、滝の裏に棚下不動の「奥の院」はある)ほか、おじさんの言うとおり滝壷にも降りることが可能です。

 写真に洞窟のように暗い場所が写っていますが、奥行きはそんなになく、まさしく天然の「棚」のような感じです。そこに不動明王が飾ってあり、あ、「棚下」「不動」ってのは、こういうことか、と。

 日ごろ悪行ばかり働いている私には岩のひとつくらい本当に落ちてきそうで、おっかないですけど。
author by よんなん
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