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捨てたこと自体は正しかったのだけど

 研修で、前の前の職場での資料と同じものが配られました。

 次の仕事で使う機器の設計図です。
(次の仕事は、機器を使う側で、2つ前の仕事は機器をメンテナンスする側でした)

 設計図はパッと見ただけでは見づらいので、主要な配線に蛍光ペン(昔の人は色エンピツ)で色を塗っておきます。

 おそらく、来週の授業で塗り方を習うでしょう。

 でも、2つ前の職場にいたときに、すでに全部塗ったのを持ってたんですよ。

 で、去年仕事が変わったときにダンボールに詰めて寮の部屋に積んであったんですが、あまりに部屋が散らかってきたのと、1年経って1度も見なかったのと、また使うときはもらうだろう…と、何か月か前に捨ててしまったのでした。


 実際、今回の研修で配布されたわけですし、色の塗り方も再度習います。

 実務上、何ら困ることはありません。


 が、27人のクラスに営業系職場しか経験のない人が25人、機器のメンテナンスを経験しているのが私を含めてたった2人。

 マイ設計図をすでに持っている(いた)のは、経験者ならではです。

 ……現場で使ううちに破れたりガムテープで補修したりところどころ真っ黒に汚れた、そんな思い入れのある設計図を持っているのは、経験者の「特権」でしょう。


 現に、もう一人の経験者はきちんと取っておいてあるといいます。

 繰り返しですが、確かに、再配布されましたし、再度色を塗るのですし、実務上は困りません。
 取って置いたって、寮の部屋はそんなに広くありませんし、浦安の家も帰るたびに片付けろと言われるばかりです。

 そんななか、1年以上見ることのなかった資料を捨てたのは、間違いではなかったはずです。

 ……でもなぁ、、と、妙に複雑な気分になるのです。
author by よんなん
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