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新聞屋さんをコロコロ変える気持ち

 自動車の任意保険の更新が近づいたので、勤務先のグループ会社がやっている保険代理店へ出向きました。

 一昨年の担当の方は、いくつかの保険会社の見積もりを出して、実際の保険金支払い場面での各社の様子などあれこれ比較するなど、親身にやってくれました。

 去年の担当の方も、各社の支払事情までは詳しくなかったようですが、何社かの見積もりを出して比較してくれたのは同じでした。


 で、今回出てきた担当者は、私が来意を告げると

担当:「あー、先日お送りした継続書類の、ココとココに判子押してください」
高橋:「あの、前回とは年齢も変わりましたし、他の保険会社の料金も知りたいんです」
担当:「大して変わりませんよ」
高橋:「だいいち、契約内容が同じなのに保険料が高くなってるのはどういうことですか」
担当:「あー、(書類を一瞥して)ここの『料率クラス』が去年の『5』から『6』に変わってるでしょう、お客さんの車種がこの一年でいっぱい事故起こしたんでしょうね」
(だーかーらー、その料率のつけ方が保険会社で違うから見積もってほしいんじゃないか!)

 まぁ、こんな調子で、前任者のように端末に向かって各社の見積もりを計算してくれるそぶりはまったくありません。

高橋:「で、今回は車両保険もつけようと思うんですが、いくらですか?」
担当:「おおむね、車対車は1.5倍、一般で2倍になると思ってください」
高橋:「だから、具体的にいくらなんですか?」
担当:「新車なら車両保険つけるのをお勧めしますけどねぇ」

 ようやく席を立って端末に向かい、それらしい用紙を持ってきます。

担当:「いちおう30万円で計算しておきましたが、保険会社に問い合わせれば変わると思います」

 だからそれを知りたいんでしょうが!


 私がまだ客だった頃の、10年か20年前の某社の商品発売窓口を彷彿とさせてくれるような担当者です。

 とても一般のお客さまの前に出せないので関係者向けの窓口にいる、ということなんでしょうか。それでもクビにはならないんですから、私もある意味安心して働けるというものです。


 それはさておくとして、きっと担当者がこういう態度なのは、継続の客だからというのもあるんでしょう。

 他の保険屋から乗り換えます、となれば、もう少し違う態度を見せてくれるんではなかろうか、と淡い期待を少しは抱くのです。


 新聞屋がいっぱいサービスしてくれるので購読紙を定期的に変えている、と言っている人は、きっとこんな気持ちに近いのだろうか、と思うわけです。


 ちょうど、ネット上で外資系保険会社の見積もりを出したら、現在の保険料と大差なかったので、残念ながら今回はそっちにしようと思いつつあります。

 本当は、大差ないならグループ会社にお金を落とすのがサラリーマンというものかと思うのですけれども。
author by よんなん
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