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千住

 ふと思い立って、夕方から北千住へ行きました。
 上野駅から常磐線で10分ほど。

 北千住〜南千住界隈は、大学院1年生のとき、橋本梁司先生の「農村社会学」のエクスカージョン(=遠足)で訪れて以来です。(当時の日記

 北千住の宿場町、南千住のドヤ街というイメージが、私の頭には強く残っていました。
 南千住は江戸の果てで小塚原処刑場があり、隅田川を渡った北千住は江戸の入口で日光街道の最初の宿場町、という歴史もあわせて南北で対照的なまちだったのを思い出します。


 さて、上野から乗った常磐線の電車が南千住を出ると、まず右手の車窓に何やら大きなショッピングセンターが見え、あんなのあったっけ、と衝撃を受けます。

 「LaLaテラス」というネオンサインが見えたので、後で調べると、貨物駅の敷地の一部を再開発して2004年4月にオープンしたんだとか。
 リブレ京成や、高崎にもある角上魚類といったテナントが入っているようで、便利そうです。


 電車を北千住で降り、今回は日が暮れたあとだったこともあって駅からは出ず、前回は訪れなかった駅ビルの北千住ルミネへ。

 6階のユニクロで1990円のジーンズを買い、裾上げをしてもらっているあいだ、隣の丸善をぶらぶら。
 ……ユニクロの隣に本屋を並べるなんて、犯罪的行為です。待ち時間15分の間に、あれこれ本を手に取ってしまい、みるみるうちに3007円もお買い上げ。(←あほ)

 ルミネの担当者のセンスに脱帽です。

 それはともかく、丸善店内の一角に千住に関する本を集めたコーナーがあり、「町雑誌 千住」という小冊子が目に留まりました。


 パラパラめくってみると、「地域雑誌 谷中根津千駄木(谷根千)」と似たようなノリです。
 地域にずっと住んでいる人だからこそ知っている千住のまちというものが伝わってきそうで、もし千住に住むとしたらバイブルになりそうな冊子です。

 #ちなみに、「谷根千」のほうは早稲田大学図書館に全号が揃っており、
 #中央図書館の雑誌コーナーで読むことができます。


 LaLaテラスという新しいショッピングセンターの存在、「町雑誌 千住」という地域誌の存在、前回来たときに歩いた千住宿に広がる商店街の存在、それに加えて電車でのアクセスも、北千住駅には常磐線、千代田線、日比谷線、東武線、半蔵門線につくばエクスプレス、千住大橋駅には京成線、少し離れますが三ノ輪橋駅からは都電、と、実は千住というのはなかなかあなどれない「まち」に感じられました。

 学生時代の「ワセダニアン・ナッツ」以来お付き合いをさせていただいている「めがね」さんが、南千住への引越しも考えていらっしゃるようで、いいところへ目をつけられたかもなぁ、と思います。

……ただ、同じことを考える人は大勢いるようで、めがねさんによれば南千住の家賃はやはり高めなんだとか。
author by よんなん
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