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パソコン生活を振り返る

 旧知の知人のRISCさんが、ブログにこれまで使っていたPCの話を書いていたので、つられて私も書いてみることにします。(RISCさんの記事

1台目:ツクモ電機ショップブランド
CPU: Intel PentiumII 350MHz Mem:64MB
 大学1年生の12月に、4月からのバイト代を吹っ飛ばして買いました。
 本体価格が確か16万円、モニタが19インチCRTで10万円、プリンターが3万、MOドライブが3万、だった記憶があります。
 当時はリムーバブルメディアとしてはフロッピーかMOドライブしかなく、大学の端末室がMOドライブを搭載していたので自宅のPCにも入れました。230MBのMOは容量としては充分なのですが、人とやり取りをすると640MBのメディアを渡されるケースが増え、せっかくドライブを持っているのに(中身が230MB以下だとしても)読めないのが、今となっては難点です。
 2台目を導入してからしばらく部屋の隅で眠っていましたが、現在は自宅サーバーとして復活し、このブログをはじめとした「よんなん総研」のコンテンツの一部を配信しつづけています。
 モニタは、17インチが主流で値段も手ごろだったなか、大学の課題でCADをやるのにRISCさんから「画面は大きい方がいい」と強くアドバイスされて大奮発したものです。結局は、大学の製図室のパソコンが17インチだったりして拍子抜けに終わりましたが、今でも満足して使っています。……液晶全盛の今になってCRT、しかも19インチとあっては場所を取って仕方がないのが玉にキズですけども。

2台目:自作
CPU: Intel PentiumIII 600MHz Mem:192MB ->256MB
 もう一台を作った、というより、RISCさんから不要なパーツを譲り受けるなどして1台目の内部を徐々に換装していき、最終的にはケースも取り替えて出来上がった一台。
 現在でも、SCSI接続のスキャナやMOドライブを活用するときのためにサブマシンとして取って置いてあります。ただ、ほとんど使わないのでビデオキャプチャやHDDを増設してHDDレコーダのような遊び方をしてみようかなと画策中です。

3台目:Victor InterLink MP-C303
CPU:MIPS VR4122 180MHz Mem:32MB
 大学院に進学したら、割り当てられた机にはパソコンがなく、パソコンは自分で用意して、などと言われたものの、当時のノートパソコンは20万円以上したのでとても手が出ずに、WindowsCE機を購入しました。7万5000円くらいだったでしょうか。
 研究室のパソコンは、ひと悶着の末に買ってもらえることになり、こちらはHDDのないCE機特有の起動と終了の速さを活かして、行き帰りの電車の中や出先で日記をつけたりエントリーシートの下書きをするのに大活躍しました。
 ただ、CE機にしては大きめの画面とはいえ、7インチ。大学に入ってPCを使うようになってから徐々に悪くなっていた視力が、このときからガクーンと落ちました。

4台目:自作(今のメインマシン)
CPU:Intel Celeron 1.0GHz Mem:256MB
 就職活動本格化を目前に控えた大学院1年の冬、2台目マシンが突如不安定になってしまい、急遽組むことになった一台。
 やはりこちらも一台作ったというより、不安定の原因が分からずに、マザーを交換したり電源を交換したり、あれこれしているうちにPCの中身がほぼ入れ替わったような状況になったもの。(結局、原因は電源ユニットだったようで、2台目そのものは今でも使っています)
 急な出費だったので、スペック的には2台目とほぼ変わらない程度に、手ごろな値段で手に入り、なおかつ安定性で評判のあるパーツを組み合わせました。おかげで、今なお順調に動いてくれています。
 今となっては2GHz超のCPUなんて当たり前ですし、最近は動作の緩慢さを感じたり、メモリを増設しようにもSDRAMはほとんど生産されなくなって値段も高くなってしまったり、そうした不自由さは感じています。
 とはいえ、メールやインターネットやワープロ、表計算、ちょっとした動画再生程度なら問題なく使えています。

5台目:SOTEC Winbook WL7160C
CPU:AMD Athlon(TM) XP-M 1600+ Mem:256MB
 修士論文の最終締切と卒業旅行のかねあいから、旅行先でも執筆をする必要に駆られ、InterLinkでは力不足となって結局買うことになったノートパソコン。この頃には、安いものなら10万円前後で手に入るようになっていました。
 ……とはいえ、締切が3月6日で、これを買ったのは2月18日。今思い返せばものすごいギリギリの進行で、よく大学院を無事に出られたものです。この時点で論文の発表会(審査)はすでに終わっており、当初の目論見では余裕で旅行に行っているはずだったのですが、大幅な加筆を要求されたのが想定外でした。
 なんだかんだいって、入社後しばらくの間、研修センターにいる間や、急に配属先を言い渡されて身の回りのものだけ持ってとりあえず赴任した高崎では大活躍。
 悪評だけは高かったメーカーでしたが、さいわい、1年以上経っても何のトラブルもなく動いてくれています。
 今は、浦安へ帰るときや、ちょっとした旅行先には必携ですし、たまには職場にも持ち込んで仕事に使ったりして、すっかりサブノートとして活用しています。これを買った後、InterLinkは知人へ譲りました。
 1.99kgという重さは外出時に持ち運べるギリギリの重さで、できればもう少し軽いほうがよかったという気はしますが、もちろんそれに比例して値段も上がるので、まぁ身の丈に合った選択だったかなと。
 実は、手持ちのパソコンの中ではもっともハイスペックで、メインのデスクトップ機が少し遅く感じられるのはこれを使い出したせいかもしれません。


 これまで5台のPCを使ってきましたが、InterLinkを知人に譲った以外はすべて手元にあって活用しつづけているのが特徴的でしょうか。

 仮に新しいPCを導入して古いのを捨てるとなれば、一番古い1台目を手放すことになるでしょう。が、今はパソコンを捨てるには費用がかかりますし、かといって中古パソコンとして売りに出すにはスペックが低すぎて引き取ってもらえそうにありません。
 大学に入って最初のアルバイト代をはたいて買ったものですし、なにしろ6年半近く経った今も自宅サーバーとしてサクサク動いてくれていますから、捨てるにはちょっとなぁと思います。
 24時間稼動させているのでファンの音が気になるのと、ブレーカーが落ちると(当然ですが)自宅サーバーも落ちてしまうのが困りもので、静かで消費電力も少なくバッテリーもあるノートPCで適当なのがあればなぁという考えはあります。が、遊びでやっている自宅サーバーですし、わざわざ投資してまで、ということはないでしょう。

 それに、今のメインマシンも、特に不安定な様子はありませんし、よほどのことがなければ当分はこの布陣で行くことになりそうです。
author by よんなん
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