<< 避難食 | TOP | 我が社なりの、クールビズ >>

高校2年→26歳、小学1年→高校2年。

 近所のセブンイレブンを出たら、高校生の男女がガードレールに腰掛けてしゃべってました。

 5年くらい前なら石投げてやろうかなどと思っていたところですが、少しうらやましくなりました。


 高校生をやっていられることがです。


 私は、出身校が男子校で予備校にも行っていなかったので↑みたいなのとは無縁でしたけどね。『海がきこえる』の世界が憧れの世界に見えました。
 で、高校3年生のときはすでに受験体制でしたから、実質的に高校生活を謳歌したのは高校2年生のときです。

 鉄道研究部の部長をやって、生徒会の会計委員長をやって、学園祭の実行委員もやって、他校の学園祭にもあちこち顔を出しましたねぇ。

(…何の因果か、私の先代の部長と同じ会社に入りましたが)

 無差別テロ事件を起こした集団がワイドショーで連日取り上げられていた頃でもあり、青山の総本部ビルや秋葉原のパソコンショップなんかも見に行ったりして。


 さて、あれから10年経ったわけです。

 あのとき小学1年生だった子が、中学すら卒業して、ちょうど高校2年生ですよ。


 いったい自分はどこを成長したんだろうか、と、思います。

 小学1年から高校2年になるまでと同じ時間を経て、どれだけ成長したんだ、と。


 大学でも鉄道研究会の幹事長をやって、そのほかにも新生早稲田祭の立ち上げには関わったもののそちらでは別に主導的な立場にいたわけでもなく、就職活動でも花形の職業に就けたわけでもなく。

 だいいち、大学1年のときに機械工学科の同期から「高橋君は某社に就職するんでしょ?」と言われて必死に否定していた会社に入ってしまいましたし。

 それって、大学在学中にどこも成長しなかった証拠じゃないの、と。

 1年生のときはすっかり某社に入るような人だと思っていたら、あんな職業についちゃったのか高橋君は、と(いい意味で)言われるくらいになりたかったんじゃなかったのかと。


 入社してからも、特に最近は肩身の狭い思いをしてばかりですし。
 (仕事の出来が悪いのは身から出た錆ですが)

 『海がきこえる』であこがれた一人暮らしが実現したと思えば、社員寮ですし、都会の華やかさとも無縁ですし。
(高校生の頃は、京都で一人暮らしがしたいなどと妄想していました)


 唯一、冒頭のような光景を見ても石を投げようなどとは思わなくなったのが、成長したところといえばそうなのかなぁ、なんて。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析