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おとなのビラ配り

DSC03840.jpg 我らが母校で「稲門祭」(ホームカミングデー)というイベントがありました。

 創立記念日にあわせてOBOGをキャンパスに呼び、(建前上は)お酒がご法度なはずのキャンパス内はおろか大隈庭園で(!)じゃんじゃんお酒を振舞い、酔っ払ったOBOGから寄付金をせしめる、、と書いたら事実でない部分があるのかどうか知りませんが、そんなようなイベントで、とにかくOBOGがたくさん来ます。
(写真はキャンパス内の賑わいの様子で、この模擬店はトンカツを売っている以外に何かをふんだくっているのではありません)


 で、このイベントに便乗してキャンパス内でビラ配りをしようと稲門鉄研(早大鉄研のOBOG会)の先輩が言い出して、手伝ってきました。

 告知の内容は、12月9日に早大鉄研・稲門鉄研が会の60周年で走らせるSL貸切列車。

 我々だけで貸切分の運賃を支払うのは荷が重いので 定員に余裕があるので、みなさんもワセダで貸し切るSLに乗りませんか? というものです。


 さて、この大学でビラ配りといえば、何百枚とか何千枚という量を刷ってとにかく配りまくる(持って帰ってもらえるか捨てられるかはお構いなしな)イメージなので、人手が要るに違いない……というつもりで行ったら、先輩が持ってきたのはチラシを5部ずつ入れた手提げ袋がたったの30袋。

 はい? と思って先輩のあとについていったら、「○○稲門会」とのぼりを立てて学園祭の模擬店のように食べ物やら飲み物やら振舞っているテントに飛び込んで行って、えらそうな人を探して直接営業です。

 模擬店を出している地域稲門会にしてみれば、モノを買わないどころか、逆に売り込みに来られてさぞかし迷惑がられるのでは……と思っちゃうのですが、営業歴の長い先輩は手慣れたもので、小一時間で配り終えてしまいました。


 てっきり、膨大な量をのべつまくなしに配りまくるのかと思ってました、と聞いたら、見てもらえない率が高い配り方よりは、えらい人のところへ行って話をつけたほうが効率的、とのことで、なるほどこれが「おとなのビラ配り」かと思いました。


 それはそうと、キャンパス内を赤い顔してうろついているおじさん方は、実社会でどれだけ活躍しているのかはさておき早稲田大学卒なわけで、(招待状が要らないイベントなので違うのも紛れ込んでいるかもですが)そういう層にモノを売りたいと考える人っていると思うんですよね。

 こう言っちゃなんですが、(大金持ちではないけど)そこそこお金持ってて妙な悪徳商法の餌食になってくれそうな獲物がいっぱい歩いてるわけです。

#大学当局が一枚かんでいるクレジットカードの勧誘もやってましたし
(一応このカードの手数料収入は給付奨学金になるらしいんですが)


 そんなところで勝手に営業活動まがいのことをして、いつ当局の人に見つかってつまみ出されるか、内心ひやひやものでしたよ……って、考えすぎかしらん。
author by よんなん
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