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『まじめな時間 1』

DSC03411.jpg 「表紙買い」でした。(Amazon

 女子高校生が主人公の作品を表紙買いするのは「それ町」以来でしょうか。たぶん。


 この表紙の女の子(主人公)は第1話の冒頭でクルマに撥ねられて死んでしまいます。

 幽霊のお話です。


 ……といっても、おどろおどろしい話ではなく、ノリとしては「それ町」第2巻「それでも町は廻っている(前編)(後編)」の回でやはり主人公がクルマに轢かれて死んでしまっても相変わらずドタバタやっているのに近いです。
(ドタバタしか中身がない作品ではありませんが……)


 主人公が幽霊というフィクションならではの設定ではあるものの、どこにでもいそうな人が、誰もが考えそうなことをやっていて、こういう作品は好きです。


 さて、この作者の作品は初めて読むなと思ってましたが、調べたら『秒速5センチメートル』のコミカライズ版を描いた人でした。……読んでたよ。。。

 『秒速〜』(あれは新海誠のアニメが原作ですが)に引き続いて基本的にかわいい子を描く作風ではあるものの、こちらでは脇役の絵柄がたまーに山本直樹っぽくなります。……気のせいかな、、、


 「清家雪子」という名前でgoogle先生に聞いても過去の代表的な作品は『秒速〜』くらいしかない(あれは原作がすでにあった作品)みたいなのに、いきなりこんな作品が描けるものなのか、今まで何やってた人なんだろう(それこそ山本直樹のアシスタント?)、と気になりました。

 帯で谷口ジローが「さすが四季賞」と紹介しているのでそちらから調べたら、2000年に「アフタヌーン四季賞」を受賞したときには「銀峰瑞穂」という名前で描いていたそうです。

 過去の作品を掘り起こして読んでみようという気は今のところないものの、ただのコミカライズ担当(失礼)から少し気になる作家さんになりました。


 あ、この作品は1巻完結ではありません。連載は今年始まったばかりみたいで、続きが出たら買います。たぶん。
author by よんなん
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