<< クルマのリース考 | TOP | 変体仮名! >>

意識してなかったお金

 復職して、任されている仕事の一つが「会社の収入状況を掲示する」ことです。

 日々、本社営業部から前日までの営業収入概況が自分宛に届くので、フロアの一角にあるホワイトボードに書き出します。今年度累計収入額、前年度比(%)、増減収額です。

 誰が見てくれてるんだろ……とは思わないでもない(といっても自分のために作られた仕事ではなく、もともとは当番で毎日誰かがやってた業務)ですが、自分の手で毎日書いていると意識してなかったお金に気づきます。


 我が勤務先も昨年度に比べて減収が続いています。

 小学生でも分かる算数の話ですが、毎日収入があって「年度累計」の収入額は増えるので「前年度比**%」の数字が同じなら「減収額」も増える一方なんですね。

 ざっと計算すると、いまのところ社員1人あたり90万円弱の減収ってところです。

 乱暴な言い方をすれば「社員1人につき約100万円の減収」ですよ!


 もちろん、日々コストダウンをしているので、減収がそのまま減益へ直結するわけではない(→だから労働組合も定期昇給は当然としてベースアップまで要求している)のですけれども。

 それと、年度累計ではとんでもない減収でも、月単位で区切ると収入は徐々に回復基調にあります。

 ……株価は掲示する以前に新聞で毎日チェックしてましたが、自分が復職してから急に上がってるな、と思ったら「復興銘柄」なんだとか。世間からはそんなふうに見られているのですね。

 確かに、(何か大きな経済変動や事件事故がなければ)来月以降は、昨年の反動でとんでもない比率の「対前年同月比増収」という数字がドカーンと出るでしょう。(特に3月と4月)


 ただ、会社の経営陣が何かにつけて比較対象にするのはバブル景気前後に一番儲かっていた頃なので、対前年比いくら、というよりは「対平成*年度比」で数字を掲示したほうがよいかもしれません。(提案してみようかな…)


 意識してなかったお金といえば、休職中の住民税や社会保険料は、(給料0円だから)給料天引きではなくコンビニへ行って(傷病手当金を受け取った中から)現金で払っていました。……それで、あれ、9月から厚生年金の保険料が上がったぞ? などなどそんなことに気がついたのに似ているでしょうか。

 厚生年金の保険料は2004年から2017年まで13年かけて毎年少しずつ上がることが決まっていて、実は毎年9月に上がってたんですが……社会人になって以来、全然気づいてませんでした。
(給料が増えたから保険料が増えたのではなく、保険料「率」が上がっていた)
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析