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障害者手帳はもらえないらしい

 主治医の先生から「アスペルガー症候群」という診断名をもらいましたが、発達障害には障害者手帳がありません。

 二次障害として「うつ病」を発症したので、精神障害者の手帳をもらおうと主治医の先生に診断書を書いてもらい、申請書とともに保健所に提出しました。


 が、保健所から先生に照会があったらしく、「精神障害を認めるが、日常生活及び社会生活は普通にできる」程度では手帳は発給できない、とか。

 実際、会社で仕事ができなくて傷病手当金で生活している状態なのは事実ですし「精神障害を認め、日常生活又は社会生活に一定の制限を受ける」程度ではないかという気もしますが、

1.適切な食事摂取 →自発的にできる
2.身辺の清潔保持・規則正しい生活 →自発的にできる
3.金銭管理と買い物 →適切にできる
4.通院と服薬 →適切にできる
5.他人との意思伝達・対人関係 →おおむねできるが援助が必要
6.身辺の安全保持・危機対応 →適切にできる
7.社会手続や公共施設の利用 →適切にできる
8.趣味・娯楽への関心、文化的社会活動への参加 →適切にできる

1〜8のなかで、「5」以外に「おおむねできるが援助が必要」「援助があればできる」「できない」に該当するものがありません。

 強いて言えば「2」……といっても、鼻毛を手入れする習慣がないとか寝ぐせがそのままとか私服のセンスが悪いとか休みの日は生活リズムがgdgdとかその程度で、「援助が必要」にマルはつきません。


 当てはまるレベルなら障害を隠さず堂々と手帳をもらって、会社から必要なサポートを受けたり、税金の障害者控除や市中の障害者割引サービスの恩恵にあずかるつもりでしたが、当てはまらないのに診断書を細工してまでもらうつもりはなく、診断書の内容に変更はないと返事してもらうことにしました。

 ……まぁ、精神障害者の手帳を持っていると、新しい運転免許証を取るのに医師の診断書が必要だったり資格マニアには面倒なところもあったりして(いずれ二輪の免許は取りたいと思っている)、メリットばかりではないのも事実です。。


 とはいえ、手帳もらえないレベルなら気の持ちようだ、健常者と同じように扱うから、サポートはしない、自分でがんばって空気読め、対人コミュニケーションでトラブル起こすな、と言われるようなら心外なのですが……。

 発達障害者支援法に基づく手帳がなくて、かといって精神障害者には該当しない、というだけで、中長期的な対人関係をうまく築けないことが多くて困っているのは確かです。
author by よんなん
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