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塩尻大門

DSC02609.jpg 塩尻駅で1時間20分ほどの待ち時間があったので「塩尻大門」へ来てみました。

 昭和57年まで塩尻駅があった場所です。

 塩尻駅は、現在でいうところの秋田新幹線の大曲駅のように、駅の配線と特急の運行系統(=旅客流動)が合っておらず、大阪・名古屋〜松本・長野の特急「しなの」は塩尻駅で向きを変えなくてはいけない構造でした。

 中央本線としては東京〜塩尻〜名古屋で、その方向へ列車が走るには折り返しをしなくてもよい構造でしたが、そんな直通列車はもはや設定されていなかったのに、です。

 そこで、新宿〜松本方面の特急「あずさ」のほか、大阪・名古屋〜松本・長野方面の特急「しなの」もスルー運転できるように配線を変えて駅を移転したのが昭和57年のことです。


 で、いまでも運転取扱上の駅の機能は残っていて貨物列車が元の塩尻駅を使っている、と聞いて様子を見に来たのですが、さすがに敷地外からの観察ではなかなか詳しくは見られません。

 ……せめて旧ホーム(写真手前)へ上がれればなぁ。


 それはそうと現在も塩尻市の中心部はこちらで、現在の塩尻駅は町はずれという印象を受けます。

 秋田新幹線の大曲駅は秋田〜大曲〜山形〜福島の奥羽本線がまっすぐ直通できる構造で、秋田〜大曲〜盛岡と走る秋田新幹線は全列車が向きを変えているのですが、新幹線がスルーできるように駅を移転する……のは、どうなんでしょうねぇ。
author by よんなん
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