<< ごはん日記 2011/6/2 | TOP | ごはん日記 2011/6/3 >>

遺産

 といっても、ありがちな血なまぐさい話ではなく。


 きょうは父親の誕生会で実家近くのレストランへ行きました。

 料理もおいしく、お土産の誕生ケーキまでもらってご満悦でひとまず実家へ帰宅……したあとに始まったのが、面倒な家族会議でした。。。orz


 遺産は遺産でも、「バブルの遺産」があるんですね我が家には……。


 父親はよくも働いて働いて着々と返し続けてすごいものだと思うのですけれども、母親はどうも納得がいかない様子です。

 定年のない自営業だから父親の歳になっても働いて返せるというのはある一方、サラリーマンのような有給休暇なんかないので、この歳になっても父親に休む暇はありません。

 母親は、もうこの歳だし心のゆとりがほしい、なんでバブルなんかに踊らされたのか、それさえなければ今ごろは、的なことを主張。
(実際はもっと大人な言い方ですけど趣旨はこんな感じ)


 いや、あの時代に土地つき一戸建てのマイホームをすでに持っていて、本業以外の副収入も特にないなか、銀行と証券会社の営業を頑なに突っぱねられたら、それは相当すごい人だと思います。

 バブル破綻から20年あまり、銀行に家を取られなかっただけ立派なんじゃないかと思うのですが、、、庭は取られてしまったので、その時点で母親は「恥ずかしくて外を歩けない」と思っているようです。

 確かに、庭が人手に渡ってそこに塀ができて他人の家が建ち始めた時は「すごいねー、何作るの?」といろんな人から聞かれて返事に困りましたし、事実が知れ渡るにつれ周囲の我が家を見る目も急に変わって母親はその矢面に立たされてきたことでしょう。


 こればっかりは、いま渦中のとある会社がどれだけ謝っても許してくれる人なんかいないのと同じ……といっては被害に遭われた方に失礼かも分かりませんが、

「なんで発電所なんか建てたんだ……」
「発電所さえなければ今ごろは……」

と現地の方に言われては、もう誰も何も言い返せません。


 我が家の中に関しては、銀行に返すお金は決まっている(=ゴールが見えない道のりではない)のですし、もうちょっと建設的な話ができないか、、、といったところです。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析