NHK科学文化部の果たすべき役割
2011.04.12 Tuesday | よんなん的戯言
「全体から部分へ」
物事を口頭で説明する際の基本中の基本です。アナウンス教室で真っ先に習います。
NHKの科学文化部は、今回の原発事故の解説でこの原則を全然守れませんでしたね。
「ベント」という言葉が出てきたとき、山崎記者はフラスコのような「格納容器」のイラストだけを描いたパネルで説明しました。
そのあと、建屋が水素爆発で吹っ飛びました。
東大かどこかの学者が、もうちょっと詳しいイラストのパネルを持ってきました。
それから、燃料棒の損傷だとか溶融だとか、次から次へと「新しいこと」が起こって、解説が後手後手に回って、すっかり市中の人を不安に陥れてしまいました。
いまさらではありますが、NHKという音声と映像で伝えるメディアに従事するのであれば、最初に解説すべきは「5つの壁」だったと思います。
原子力発電所は放射性物質の漏洩を防ぐために5重の防護をしていることを、今回google先生に聞いて初めて知りました。
1.燃料ペレット
2.燃料被覆管(燃料棒)
3.原子炉圧力容器
4.原子炉格納容器
5.原子炉建屋
全体像を知ってはじめて、「なぜ圧力容器や格納容器を守るためにベントをするのか」「爆発したのに官房長官が平然としているのはどういうことか」あるいは「こうなると本当に危ない状況だ」「安定するまで長い時間がかかりそうだ」ということを「より正確に」理解できるというものです。
昨今、枝野官房長官の次に寝ていないのは、NHK科学文化部の山崎淑行記者だとかどうとか……本当かは分かりませんが。
NHK科学文化部は自他ともに認める「オタク集団」だそうで(NHK科学文化部onTwitter)、出世欲がないのは結構ですけれども、もしも「使えない人たちの集まり」だとしたら困ったものです。(←他人のこと言えた口か)
ちなみに山崎記者っててっきり理系かと思ったら、経済学部出身なんですね。(参照)
大学受験で「文転」する人もいるので、学部の4年間が文系だったからといって科学に関心がない人かどうかは決めつけられませんが。
どちらにせよ、新聞社の科学部も含め日本の科学ジャーナリズムは本当に未熟です。
物事を口頭で説明する際の基本中の基本です。アナウンス教室で真っ先に習います。
NHKの科学文化部は、今回の原発事故の解説でこの原則を全然守れませんでしたね。
「ベント」という言葉が出てきたとき、山崎記者はフラスコのような「格納容器」のイラストだけを描いたパネルで説明しました。
そのあと、建屋が水素爆発で吹っ飛びました。
東大かどこかの学者が、もうちょっと詳しいイラストのパネルを持ってきました。
それから、燃料棒の損傷だとか溶融だとか、次から次へと「新しいこと」が起こって、解説が後手後手に回って、すっかり市中の人を不安に陥れてしまいました。
いまさらではありますが、NHKという音声と映像で伝えるメディアに従事するのであれば、最初に解説すべきは「5つの壁」だったと思います。
原子力発電所は放射性物質の漏洩を防ぐために5重の防護をしていることを、今回google先生に聞いて初めて知りました。
1.燃料ペレット
2.燃料被覆管(燃料棒)
3.原子炉圧力容器
4.原子炉格納容器
5.原子炉建屋
全体像を知ってはじめて、「なぜ圧力容器や格納容器を守るためにベントをするのか」「爆発したのに官房長官が平然としているのはどういうことか」あるいは「こうなると本当に危ない状況だ」「安定するまで長い時間がかかりそうだ」ということを「より正確に」理解できるというものです。
昨今、枝野官房長官の次に寝ていないのは、NHK科学文化部の山崎淑行記者だとかどうとか……本当かは分かりませんが。
NHK科学文化部は自他ともに認める「オタク集団」だそうで(NHK科学文化部onTwitter)、出世欲がないのは結構ですけれども、もしも「使えない人たちの集まり」だとしたら困ったものです。(←他人のこと言えた口か)
ちなみに山崎記者っててっきり理系かと思ったら、経済学部出身なんですね。(参照)
大学受験で「文転」する人もいるので、学部の4年間が文系だったからといって科学に関心がない人かどうかは決めつけられませんが。
どちらにせよ、新聞社の科学部も含め日本の科学ジャーナリズムは本当に未熟です。