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心根が屈折している

 昨晩書いた話を、今朝になって読み返して、そう思いました。

 先月の「ビッグコミックオリジナル」12月20日号に載っていた「浮浪雲」という作品で、店の次期番頭について相談している旦那様と番頭の会話そのままだと思います。

番頭
「ならば旦那様。達三にしようと?」

旦那
「達三は出世なんぞに執着しない男ですよねぇ。
 それは、次期番頭を望めないと考えているからだと思いますよ。
 望めないから望まない。
 あきらめてると……ゆえに執着してないということで。
 そういうものはあれです。実は心根が屈折しているもんです。
 やがて人の悪口を言い、そしてののしり。長たる私までも、裏切るやもしれません。」

 まさに、人の悪口を言い、そしてののしりましたね、きのうの自分は。

 まぁ、30過ぎたら性格なんてものはそうそう直らないでしょうから、そんな自分がこれからの人生で置かれるであろう境遇と、死ぬまでうまく付き合っていくしかないんですけれども。
author by よんなん
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