<< ごはん日記 2010/10/27 | TOP | 休職へ向けた準備 >>

精神科・心療内科の診察(9)

 先週の帰り際「朝一番で」ときょうの予約をして、クリニックへやってきました。

 9時の診療時間開始時点で待合室にはすでに3人の患者です。

……完全予約制なのに、というか、予約制だからむしろ「12月下旬の陽気」だという天気でも開店休業を心配しなくてよい点は、実家が予約不要の内科診療所という立場ではうらやましいものです。


 で、9時になり、先生が診察室から顔を出して

「……さん、どうぞお入りください」 (←「……」の部分が聞き取れなかった)

という声とともに立ち上がる患者が同時に2名。


 私と、もう一人の患者、そして受付係が目を互いに合わせ、受付係は「△△さんです」と私と違う名前を告げました。


 10分後、「高橋さんどうぞ」と診察室へ呼ばれ

高橋「先ほどは失礼いたしました」
先生「だいぶあせっていらっしゃいますか?」
高橋「…んー、というより、『朝一番』で予約をしてきたものですから」
先生「診察券に(時間が)書いてあるでしょう」(軽く説教ムード)

……カチン。

 確かに、診察券には「9:10」と書いてありましたよ。

 ハーおめぇ、午後の診察なんかガラガラで2〜30分の前倒しつったってザラじゃねぇか。次に午後の診察で早く呼ばれたって返事しねーぞ、ハァおぃこの医者ン坊がぁ。

 と、5年半の群馬暮らしで身につけたエセ上州弁が頭を駆け巡ります。


 おいこらタカハシ、旧七帝大医学部出身でプライドだけが高い医者、こんな程度の低い口論を吹っかけられて応ずるに値しないぞ。

 早慶戦に負けたときに歌う学生歌「えんじの唄」で

「♪おーとーーこーはー こーこーーろーでーー なーみーだーをーー なーがーーしーてーー こーみーーーあーーげーるーーもーのーー かーみーーーしーーめーんー」

と歌うじゃないか。勝ったときの歌こそ用意してあれど、負けたときの歌まで用意してある、実務と経験に基づいた歴史のある大学はこっちだぞ。
(七帝大の各大学にも、あの東大に野球でボコボコに打ち負かされたときの歌があるのかもしれませんが)



高橋「…………(手をひざについて頭を下げ)申し訳ありませんでした」




 診察そのものは滞りなく終わり、受付で次回診察予約です。


受付「次回は11月4日の木曜日でよろしいですかー?」
高橋「はい、朝 い ち ば ん で お願いします」
受付「では9時20分からとなりま〜す」
高橋「い  ち  ば  ん  でお願いします」(穏やかに)
受付「朝一番は空いておりませんので、9時20分からとなります」
高橋「あらかじめそう言っていただければ分かるのです」(冷静に)



受付「………はい」



やった!! はじめてこの受付係に「勝った!」と思いましたね!!! とガッツポーズをしながらの帰途となりました。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析