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VineLinuxで無線LAN

 両親のインターネット専用マシンとして古いdynabookにVineLinux5.1を入れたはいいものの、有線LAN経由で接続していました。

 Linuxにしてサクサク動くようになったものの、リビングの床にLANケーブルが這っていたのでは見栄えも悪いうえ、つまづく危険もあります。それに、せっかくのノートPCなのに茶の間や父の書斎で使えないのも不便です。

#茶の間は、うんと長いLANケーブルを買ってくる方法もありますが…

 なぜ有線かというと、WindowsXP環境で使っていたバッファローの無線LANカード(WLI-CB-G300HP)をVineLinuxが認識してくれないんですよ。

 VineLinux5.1には比較的新しい製品のドライバは入っていないみたいです。

 googleで検索してみても、Windows版のドライバを自分でリビルドして…とか(自分には無理!)、同じLinuxでもVineLinuxではなくUbuntuで…とか(クリーンインストールからやり直し?)、そんな話ばっかりです。

 最後の頼みの綱、バッファローのFAQには一言「非対応です」……って、そんなぁー!

 困ったなぁ…と、自分の“パソコン師匠”であるO君に聞いたら、

>対応するアダプタを買ってきたらどうなのかと小一時間……

そりゃぁ、自分も考えたけど無線LANカードとかって決して安くないじゃーん。↑の製品でも価格.comの最安値が4836円(執筆日=9月9日現在)って、約5000円でしょう? ……なにしろ手元には無線LANカードがすでにあるのに。

 とはいえ、型番を絞らずにgoogle検索しなおしたところ、このページがヒットしました。

 OS「Vine Seed」がI/Oデータの「WN-G54/CB3L」を挿すだけで認識した、とあるじゃないですか。こりゃぁいい!

 メーカーの公式ページで「対応OS」にLinuxが入っていないのはバッファロー製品と同じですが、使えた前例があるというなら心強い話です。

 「VineSeed」は、VineLinuxのβ版(開発中の試用品)のことで、↑のページの最終更新日が「2005/01/08」とありましたから、現在のVineLinux5.1にはきちんとドライバが入っていると考えてよさそうです。

 5年前の記事なので「WN-G54/CB3L」ってまだ売ってるのかなぁ、と思ったら、ちゃーんと価格.comでありました。

 最安値ではないけれど、amazonで2394円(購入した8月26日現在)。まぁこのくらいなら、と(自分には)思える額です。

 さらにamazonの「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」欄には、もっと安い無線LANカードがならんでいます。……へぇ、無線LAN製品ってこんなに安くなったんだぁ。。。

 むむむ……、と心を動かされつつも、人柱になっている余裕はないんだ! と、2394円の製品で会計ボタンをポチッとな。


 待つこと2日、日も暮れて夕飯を済ませた頃にようやく届きました。

 ……amazonの配送センターって、ウチから電車で1駅の市川塩浜にあるんですよねぇ? 

 宅配会社はカトーレックですが、確か、勤務先の社内報で子会社がセンターの業務を受注した、って読んだことがあったようななかったような……使えねぇ○○物流社! だから万年赤字(らしい…真偽は謎)なんだ!
(↑「お急ぎ便」を頼まずにこんなこと言う人)


 それはともかく、さっそくdynabookに挿しこんで起動。ランプはついてますが、それはバッファローのWLI-CB-G300HPも同じです。

 ↑のページの見よう見まねでコマンドライン端末に「ifconfig」→「Enter」と入力すると……おお! 出た出たー!

 一旦電源を落とし、バッファローのを挿して同じことをやっても出てきません。……やはりI/Oデータの方は使えるようです。

 続く設定は、↑のページでは「eth0 の設定ファイル( ifcfg-eth0 )をコピーして」うんたらかんたら……ひとまず見ながらやってみたものの、初心者の私にはうまくできません。

 結局、参考にしたページには「面倒」と書かれていた、設定を一からやることにしました。

「システム」→「設定」→「インターネットとネットワーク」→「ネットワーク接続」→「無線」タブ→「追加」ボタンで、あとはWindowsとほぼ同じ(のはず)です。

 ただ、Windowsとの大きな違いは、アクセスポイントを自動的に探してくれない、という点で、そこは有線でつないだまま「192.168.11.1」(我が家のルータの場合)へアクセスして、そこに書いてあるSSIDをコピー&ペーストして入力します。

 よく分からなかった「モード」はデフォルトで出ていた「インフラストラクチャー」、「BSSID」はひとまず空欄に。

 そしてセキュリティは「WPA & WPA2パーソナル」で、無事つながりましたよ! ひゃっほーい!

#環境によっては「WPA & WPA2エンタープライズ」を選び、ルータの設定も変えないとつながらないケースがある模様です。

 あと、何か「キーリングの生成」とかいう妙な画面が出ましたが空欄のまま「生成する」を押したら、以後出なくなりました。


 しかし、どういうわけかroot権限で設定しただけでは、一般ユーザーでログインし直すと使えず、どうやらユーザーごとに同じ設定が必要の模様です。

 まぁ、このマシンは自分(root)と親用の2ユーザーしかいないので、たいした手間ではありませんでしたけれども。


 そしてついに、我が家のリビングから目障りなLANケーブルは姿を消し、おまけに家中どこでも使えるようになりました。

 もちろん、有線に比べれば多少は遅くなった気もしなくはありませんが、両親が動画サイトなどを次々と見るような使い方をするとは思えず、御の字です。

 ありがとう、ご自身の経験をWebページに残してくださった田添さん。おかげさまで、我が家に平和が訪れました。(おおげさ?)
author by よんなん
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