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公的機関の社宅

DSC04755.jpg 今回訪ねた大学鉄研の同期君は某特殊法人に勤めていて、その社宅に泊まりました。

 古い公団住宅や公務員住宅、あるいはNTTやJRの社宅によくある5階建てエレベータ無しの物件です。

 船橋市内にもこのような物件はあって、外から見たり、リフォーム済みの物件(公団住宅)を内覧した(参照)ことはありますが、“オリジナル”の状態の物件に入れてもらうのは初めてです。


 バランス釜キター!!

 我が家の購入時点でも風呂釜がこれだったのですが、売主曰く壊れているとのことで購入後のリフォーム時にベランダに置けるセミオートタイプにしたので、使うのは初体験です。

 できれば種火をつけるところからやりたかったですが、この季節は、常時つけっぱなしにするのだとか。


 浴槽は、まさに体育座りをして入る大きさです。巻尺を持ってくればよかったです。

 京都の観月橋団地再生プロジェクトで、「かつての日本人はこんなに小さかったのだろうか。」と書かれている、あの浴槽はきっとこのくらいのサイズです。


DSC04748.jpg もう一つ衝撃を受けたのは配電盤で、電灯契約が20Aです。

 私が高崎の寮にいたころ個室のブレーカーが15Aで、こちらはそれより容量が大きいとはいえ3LDKの面倒を見なければいけないのですから、20Aは明らかに小さいです。

 ただ、高崎の寮は火気厳禁で暖房もエアコンでまかなっていた一方、この社宅にはエアコンがなく暖房はストーブやファンヒーターなので、そのぶん20Aで事足りる……のだとか。(それでも滞在中に一回落ちましたが)

 ちなみに、東北電力の従量電灯B・20Aで契約すると、毎月の基本料金は630円です。我が家(東京電力の「おトクなナイト10」)の半額です。


 週刊「モーニング」に昭和時代の国鉄(の主によかったと思えた点)を描いた作品がありますが、当時の国鉄マンはこのような住宅に住んでいたわけです。
(とはいえ国鉄の社宅に住んでいる登場人物がほとんど出てきませんが)


 そして、現在の公務員住宅も仕様は同じようなものでしょう。(推測)

 しばしば「民間住宅なら家賃がこのくらいなのに公務員住宅は…」という報道がありますが、同仕様のUR住宅や公営住宅と比較したほうがよいと思います。


 最近はUR住宅(賃貸)もリフォームしてきれいになっているようですが。


 バランス釜だって、現在は壁貫通タイプのスリムな給湯器で置き換えられると思うのですが、この特殊法人では、なぜかバランス釜でしか更新しないようです。……壁貫通タイプは値段が高いからでしょうか。

 ……そういえば我が勤務先の社宅もそうであるように聞いています。
author by よんなん
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