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いけない金融商品の買い方

 勤務先で、財形貯蓄の申し込みが先月あったので始めました。

 財形貯蓄そのものは以前からやろうと思っていました。

 ただ、allaboutなどで調べてみると、取り扱い金融機関は会社が選ぶので従業員に選択の余地はないことがほとんど、なんて話なの……に、勤務先では44もの金融機関の財形貯蓄を取り扱っていて、どれを選んだらいいんだ、、、というので困りました。


 そんななか、職場のレターケース(=社内報などが配布される)に、勤務先のグループ会社が作ったらしい財形貯蓄のパンフレットが置いてあって、損保会社の財形貯蓄がもっとも有利だという内容でした。

 そうはいっても私自身は、銀行ではなく保険商品で貯蓄ってどういうこと? ……という知識レベルなので、これは誰かに聞かねばなりません。


・保険ということは掛け捨てになる掛け金があるはずだが……?
・「予定利率は1.5%」とか言って、38か月以内に解約すると元本割れ、って、じゃぁ実質的な利率は??
・「保険期間」「満期」とか書いてあるけど、どう設定するの?
・保険会社が破綻したら?


 いちかわエフエムの某元パーソナリティーさんがフィナンシャルプランナーの資格を持っていたはず……だけど連絡先が分からん、、と思いながら日は経つ一方で、申し込み締め切りが近づいてしまいました。

 勤務先では、財形の申し込みが10月と5月なので、次は7か月も後なんですよね。


 先日のクルマの保険で苦い思いをしたばかりですが、パンフレット記載の、グループ会社の保険代理店を訪れました。

 パンフには「ご不明な点がありましたら、上記の各代理店にお問い合わせ下さい」って書いてあるのに、前回と同じ担当者から開口一番「そのパンフレット以上のことは分かりませんよ」と先制パンチを見舞われ、少しでも期待をした私がバカだった、と思い知らされるに終わりました。

 仕方がないので、勤務先が取り扱う損保会社4社にそれぞれ電話してみると、貯蓄額から一定の掛け金を差し引く(貯蓄が前提だけどあくまで保険商品だから、ケガで死亡or重度後遺障害になったときだけ保険金が出る)ので利息がその一定額を超えるまでは元本割れになる、ただし、その掛け金は明らかにできない、というほぼ同じ回答でした。


「掛け金は明らかにできない」


 なんだそりゃ、とは思いましたが、どうやら勤務先の会社ごとにリスク計算をして掛け金を変えているらしく、そりゃぁ明らかにしたら週刊誌か何かに「大手保険会社認定 ケガ人の多い会社ワースト100!」とか載っちゃって怒る人たちも出てくるのだろうな、という気はしますが。

 まぁ、毎月1万円を積み立てた場合のシミュレーションがパンフレットに載っているので、計算すれば出せそうだとは思うのですが、私はもう少し多めに積み立てる予定で、積み立て額が変わると差し引き額がどう変わるのかは分かりません。


 結局そのまま締切当日になってしまったので、よく分からない点があるまま、4社のうち唯一、私の勤務先担当の部署から折り返し電話をくれて別にパンフレットも送ってくれた、損保ジャパンで申し込んでしまいました。

 よく分からない点があるまま、3年以上も元本割れの状態が続くような金融商品を買ってしまうってどうなの、「勤務先で取り扱っているから」だけで信用しちゃっていいのか、とは思いつつ。
(しかもあんな担当者で)


 とはいえ、すでに銀行にまとまった額の預金があるので、元本割れする38か月間は財形貯蓄の積み立てに手をつけることは(おそらく)ないでしょうし、あとは損保ジャパンが破綻さえしなければよいのです。

 それに一般財形(住宅財形の非課税制度など今の金利ではほとんど意味がありませんし、住宅融資などは一般財形でも受けられます)なので、なんとなれば他の財形も契約できますし、まぁいいか、と思うことにしています。
author by よんなん
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