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クルマを締め出して賑わう街

IMGP4112.jpg 有楽町へ行きました。

 1時間ほどヒマができたので東急ハンズやイトシアへ行ってみると、有楽町駅からイトシアまでの一帯から道路が取り払われて、全部歩道(というか、歩行者用の広場)になっていました。

 ここに路面電車さえ走っていれば、まるでヨーロッパの中心市街地であるかのようです。
(東京なので、JRの高架電車やら地下鉄はあるんですけど)

 ようやく日本もここまできたかー、と思うわけです。


 学生時代の主な研究テーマは、都市中心部に流入するクルマを抑制して公共交通と歩行者で賑わいのあるまちを取り戻す、ような話(←機械工学科なのに)でした。

 が、当時の東京周辺にはこのような具体的な事例がなくて、海外の先進的な事例を(資料で)見てもピンと来なかったんですよね。


 もちろん、電車の駅とクルマが来ない歩行者専用の広場があれば賑わうのかといえば大ウソで、ここにはイトシア、さらにその向こうには銀座という魅力的なコンテンツがあるからなんですけど。

 群馬で似たようなことをやるには、もはや高校生しか来なくなった駅周辺に、どうやって商業的に成立するコンテンツを持ってくるのか、というのが大きな課題になりそうです。

 たぶん、ニワトリが先かタマゴが先かの話で一向に進まないんだろうと思いますけど。

 まぁ少なくとも、高崎駅の中に吉野家とマツモトキヨシとマクドナルドとゲームセンターくらいしかないんじゃ、もっとお金を落としてくれる層は電車に乗って来てくれないでしょう。

 逆に、高校生しか来ないからそういう店を置くしかない、という事情もあるに違いないです。


 それでも、高崎駅周辺にマンションが次々と建って(売れているのかどうか謎ですが)、駅周辺に住む人が増えそうな予兆があるのは、客層の広がりによい影響があるに違いないです。

 …それに、今年の6月にヤマダ電機の都市型店舗が高崎駅東口にオープンすると同時に、大ペデストリアンデッキと高速バスターミナルができるので、期待を寄せてみたいものです。
(本来の繁華街は西口なんですけども)
author by よんなん
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