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草津栗生郵便局

IMGP5336.jpg 朝6時半に寮を出てクルマで草津へ向かいました。

 1局目の草津栗生郵便局に、午前9時5分前に到着です。

 郵便局は9時からなので、局活動をするのに非常に理想的です。


 この郵便局は「国立療養所栗生楽泉園」の敷地に入って、福祉棟にありました。


 名前でピンと来る方がいらっしゃるか分かりませんが、国立ハンセン病療養所です。

 今でこそ自由に訪問でき、見学も受け付けているようですが、平成8年までは「療養所」「楽泉園」といった名前とは裏腹の強制隔離施設だったという場所で、敷地内をくわしく歩くと「特別病室」という名の重監房の跡があったりする……とか。


 草津の温泉街から3キロほどの距離でクルマなら数分です……が、敷地の隣にはごみの処理施設や火葬場など、群馬県内だとたいていは人里離れた山の中で見かけることが多い施設が並んでいたりすると、やはり複雑な気分になったりしないでもないです。


 今回は郵便局を履修するだけでさっさと次へ向かったので敷地内はざっと見ただけですが、こうした郵便局や町役場の出張所のほかにも「栗生ショッピングセンター」なるスーパーマーケット的な店舗やら町内会の集会所のような建物まで一通りそろっています。

 長屋のような形の住居棟や、山中に立地していることも合わせて、北海道に跡地が点在する炭鉱集落の現役時代を見ているかのような感覚になりました。


 帰宅して、敷地の広さを公式サイトやWikipediaで調べると、私の勤務先の研修センターのおよそ1.5倍ありました。

 定員は分かりませんが、ピーク時(昭和20年ごろ)はおよそ1300人が暮らしていたとかで、これは研修センターの定員とほぼ同じです。


 あの研修センターの敷地がさらに5割増し!
 で、定員はほぼ同じ!

#私の勤務先とその研修センターをご存知の方にしか分からない比較対象ですみません。


 ただ、そういう点では、一歩も外へ出ることが許されなかったとはいえ、一定の生活環境・生活水準は確保されていた(のかもしれない)、というふうにも思えましたが、どうでしょうか。


 どうでもいいですが、療養所の名前はふりがなが「くりゅう」、郵便局の名前は「くりう」になってます。。。なんでですかね?
author by よんなん
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