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「笑点」の席順とか放送作家とか

 かれこれ30年以上「笑点」を見ていて、司会は2回変わり、回答者は小遊三と好楽以外全員入れ替わり、2022年には席順も変わりました。

 いっときはマンネリも感じていましたが、一之輔と晴の輔が出るようになってから急に面白くなったように思っています。

 そうはいっても、出演者のキャラクターというか役割は、5代目円楽が司会のころに通じるものがあるように思っています。

 まずおバカキャラ。木久扇が引退した後は好楽がその位置についているようです。……もともと好楽といえば、バカというより晴の輔のようなうまいことを言う回答者じゃなかったか、と思うのですが、働きアリ理論みたいなものなのでしょうか。

 そして桂宮治。平成以降に登場したメンバーのなかでは、面白いというよりやや強引な回答が気になる存在です。声も大きいし。

 三平がクビになった次は宮治なんじゃ……いや、これってこん平の立ち位置なんじゃあるまいか。そう考えると席順もかつてのこん平と同じ右端です。

 そう思っていたら4月放送の冒頭のあいさつで、各地からイチゴをもらったのでほかの生産地からも届くのを待ってます、とおねだりをするような話をしていました。これって、まさにこん平の「私のかばんにはまだ若干の余裕がございます」というあいさつと同じじゃないですか。

 こん平の後継といえばその弟子でもあるたい平ですが、番組内の役割は宮治が継いでいるようです。

 三平がクビになったのは答えが面白くないからではなく、テレビ番組として司会と6人の回答者の中で立ち振る舞う役割が明確にならなかった、ということなのでありましょうか。

 さて、笑点といえば「答えは放送作家が考えたものを回答者が読んでいるだけ」という俗説を耳にしたことがあります。信じてはいませんが。

 もちろん問題(出題)はテレビ局の放送作家が作っているのでしょう。

 しかし、答えまで放送作家が用意しているのは本当だろうか、という視点で番組を視聴していると、たとえば

「○○な仕草をしてください。私(司会)が『△△』と言いますから、さらに続けてください」

こんな問題ばかりが続くと、果たして放送作家は問題を作るだけで仕事をしているといえるのか、いくらなんでも(番組を面白くする仕事を)回答者にぶん投げ過ぎじゃないのか、とは思います。

 そんなだったら、放送作家は答えも用意しなきゃ仕事をしていると言えないだろうなぁ、と生意気にも思ったり思わなかったり。

 どうでもよいですが、4月からオープニングがさらに短くなり、冒頭あいさつで山田隆夫は名乗るだけになりましたね。そのぶん本編が長くなったのかな。
author by よんなん
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