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千葉県議選船橋市選挙区の考察(2023年統一地方選)

 事前の私の予想に反して、まさかの斉藤守氏の落選、中村実氏最下位当選に終わった2023年の千葉県議選(船橋市選挙区)でした。(NHK

 今回は、定数7のところ

・現職7人のうち6人が出馬
・立憲民主党は現職2のところ1人しか出馬しない
・前回2人出馬して2人落選した共産党は候補を1人に絞った

というところで、共産党候補は固定票が入れば当選はほぼ確実とみていました。

 そこへ、

・2019年の市議選トップ当選の方が出馬
 (しかも著名プロゴルファーと読みが同姓同名)
・2019年の市議選で5位当選の自民党市議が無所属で出馬

となり、市議選トップ当選の経歴をお持ちの方も当選は堅い……となると、現職6人のうち誰かが追い落とされる構図だと私には思えました。

 そうすると、押し出されるのは誰だろう……というと2019年県議選の結果(NHK)での下位から順番に鈴木ひろ子氏ではないかと思っていました。
(大崎氏は今回出馬せず)

 ところが、ふたを開けてみたら立憲民主の野田剛彦氏がトップ、無所属の石川亮氏が2位、公明の仲村秀明氏が3位当選は順当でしたが、その他の保守系候補の順番が2019年の結果とは大きく変わる結果となりました。

 前回の自民党公認候補は得票順に中村実、斉藤守、鈴木ひろ子各氏が当選したのが今回は入れ替わって、鈴木ひろ子、中村実、斉藤守各氏の順となり、石川亮氏に押し出されて落選したのは斉藤守氏、という結果に終わりました。

 しかも、中村実氏は最下位当選、斉藤守氏は次点で、その差は166票(!)と、どちらが落選してもおかしくなかったレベルでした。

 中村実氏と言えば、選挙があろうとなかろうと毎週朝の駅頭あいさつを欠かさない方で、こういう方はなんやかやいって強いのだろうと思っていたのがとんでもなかったです。

 意外とみなさん、駅頭で近所迷惑にならない程度の音量でも延々と何を言っているのか (実は中身がないのを) しっかり聞いているものなんでしょうか。

 駅頭は欠かさないけど実は中身がない保守系候補といえば無所属の西尾憲一氏もそうだと私は思っているのですが、中村氏に600票ほど差をつけての当選で、なぜだかこの人は強いなぁと思っております。


 さて、自民党公認の市議から今回無所属で県議選へ転じた長野春信氏は8,606票での落選で、自民党支持層の票が1,000でも1,500でも中村氏や斉藤氏に流れていれば、落選するのは西尾氏だったはずです。

 40代半ばの私には、今回は70歳の斉藤氏は引退して自民党からは50歳前後の鈴木、中村、長野の3氏で行くべきだったんじゃないかと思えますが、候補者調整がうまくいかなかった背景には何があったのでしょうか。

 ……で、ジジイはさっさと引退しろ、などと思っていると、あと選挙が4回もあれば私は60歳になり、その頃には我々世代が「お前らさっさと後進に道を譲れ」と言われる年代になってしまう事実を、少し恐ろしく思ってしまったりします。

 何か社会的にやりたいことがあるのなら、私達の世代に残された時間は実は短くなってきているようです。
author by よんなん
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