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アメ横の「ダミ声」

 日曜の帰り、アメ横へ立ち寄りました。

 「アメ横」の名前の由来とは裏腹に魚屋が多く、海なし県の群馬ではなかなかお目にかかれない品が目立ちます。

 千葉で生まれ育った身には、浦安や船橋の魚市場とか、あるいは築地の場外市場のほうがモノがいいような気もしますが、そういうところは値段もよかったりしますので。


 このときは御徒町で買い物をしたあとで、上野駅までただ歩くだけのつもりだったんですが、ついつい、鮭のカマなんか買ってしまったり。(トースターで焼いてお弁当に入れようと思います)

 この部分は、要は切り身にした残り(と思われる)で、形は不ぞろいですが値段も手ごろなうえ変な切り身の部分なんかよりずっとおいしいので、私は好きです。
 浦安だとスーパーでも早い時間に行くと売っているんですが、群馬では切り身になっているものを仕入れているのかどうか、見たことがありません。


  で、「10切2000円」と札に書かれているものが「ハイ、これ900円でいいよ」とかお客を呼び込む声があちこちから耳に入るなか、独特の「ダミ声」も聞こえてきます。

音声ファイル(23.2KB)←後半の「ハイいらっしゃい、マグロ1000円で〜」の声


 以前、年末の「ズームイン!!朝!」でアメ横に中継が入ると、福澤朗アナウンサーが何度も話題にしていたのが、このダミ声。


 いわゆるアナウンサーの発声法を身に付けた人にとって、この声の出し方は却ってむずかしいのかもしれません。


 アメ横の人たちにとってもあれは高度な技なのかどうか、御徒町駅から上野駅まで歩いてこの「ダミ声」を出していたのはせいぜい2〜3人だったように思います。

 そのうち、重要無形文化財に……なんていったら大げさですかね。
author by よんなん
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