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風呂敷を広げすぎないこと

 仕事で散々気まずい思いをしました。

 仕事を引き受ける段階で風呂敷を広げてしまい、結果がそれからずいぶんスケールダウンしてしまったのです。

 当然、頼んだ側は、期待したのとぜんぜん違う結果にあきれ果てるわけです。


 引き受けるときばかりか、途中でも「こういうふうにしたら?」とアドバイスされると、私の頭の中では「こういうふうにしないと認めない」と言われているのと同じに受け取ってしまい、できもしないくせに「やります」なんて言ってしまうからこうなったわけで。


 小学生が親から「次にテストで100点取らないと、欲しい物を買ってあげない」と言われて約束しないわけにもいかずに約束してしまって、結局60点くらいしか取れなくて「約束と違う」と怒られるのと同じですね。


 誰だったか、「サラリーマンは、3時間でできる仕事を『5時間でやります』と引き受けて4時間で出すもの」と言っていましたっけ。


 それを言葉どおりに実践するのがよいことかどうかは別として、できそうになければハッキリ「できません」と言って身の丈にあった仕事にしてもらうのも、社会人として必要なんだなと思ったわけです。


……気付くまで入社から1年と2ヵ月半、、、というか、生まれてから26年と半年かかりました。
author by よんなん
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