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不完全燃焼なんじゃないですか

 久しぶりに主治医の先生の診察のことを備忘録的に書きます。

 毎日8時間寝ても満足に寝た気がしなくて、月曜から木曜にかけて疲れが溜まる一方であること、きょうは会社を休んだので9時間寝られてようやく満足に寝た気がしたことをお話ししました。

 8時間は寝過ぎだと指摘され、「それでも寝足りないということは、毎日の過ごし方で何か心当たりはありませんか、不完全燃焼だったりしませんか」と言われました。

 不完全燃焼と言われても、何がどうなっていれば完全燃焼=望ましい状態なのかが分からず、分からないで話をしているのですから当然ながらその後の会話は要領を得ないまま診察が終わりました。


 完全燃焼ってどういう状態のことを言うのですか、と聞いてから話をすれば要領を得ない話をして先生を困らせないで済んだのかもしれない、と帰り道に思いましたが、予想外のことを聞かれるとその場で必ず混乱するのは毎度のことで、こればっかりは直らないです。


 ブログにまとめようとすれば日々の暮らしで何がもやもやしているのか少しは整理できるか、と、あれこれ書いては消し書いては消し推敲してみましたが、自分でもわけが分からなくなってきました。


 先週お会いした本社の課長と今回主治医の先生がおっしゃった共通の言葉は「先のことがハッキリしないのがつらいのですね」ということで、まったく関係のない二人の人から同じことを聞くと信じてしまうのも昔からの習性です。


 先のことといっても……自分がこれからどんなふうに復調してどんなふうに段階を踏んで少しずつ本格的に復帰していけるかなど、自分は精神科の専門家でも労務管理の専門家でもありませんから他の事例もよく知りません。

 他人に聞いても口を揃えて返ってくる言葉は「それはタカハシさん次第です」。


 一方、元職場に復帰して、担務も持たずに一日自席に座って職場備え付けの読み物(幸いにも業務資料ばっかりは面白いのが多い)に目を通して勤務時間中さえ職場にいれば正社員の月給が出るのですからありがたいことですが、周囲がバリバリ仕事をしているのにいいのかな、という気もします。

 何か具体的な成果を生み出すような仕事はコピー取り程度しかしてないので、全員出席する定例の会議こそ出て話を聞いてますが、その他の打ち合わせ類は全部スルーされています。

 ……いや、混ぜてもらったって内容を適切に理解できるはずもないのは自分でも分かってますし、先月末のことだったか、それこそ自分は何を勘違いしたのか定例の会議その他でうっかり手を挙げてしまい、まったく的を外した発言に白い目で見られ(たような気がし)てからというもの現事務所の業務に首を突っ込んでいる場合ではないと思い知りました。


 飲み会の類もすべてお断りしている(=翌日きちんと会社に出てくるのが最優先だから)ものの、そろそろ歓送迎会のシーズンです。

 水曜日にあった、異動される先輩の送別会は形式的なものではなく職場の内外から大勢の人が駆けつけた本当の壮行会のようなものだったのに、そういう送別会だとも知ら(され)ずに欠席で返事をしてしまい、当日続々と人が集まってくるなか「自分は帰ります」と言うのはバツが悪かったです。

 ……有給休暇は余っていてあれこれ理由をつけてじゃんじゃん休んでいるくせに、そうかこの壮行会には出ないんだ、と思われても仕方がないです。


 決まりなので元の職場にいったん戻りましたが、あれこれレベルの高すぎることに気を遣わないで済む職場に移りたい……業務も、しばらくの間は、指示されたこと以上の付加価値を要求(期待)される「仕事」ではなく、言われたことを決められた手順通りにきちんとやる「作業」をこなすところからやり直したい。。。


 でも、お前それでも本社採用か自覚あんのか私傷病を隠れ蓑に怠けようとしてるんだろ、って絶対に言われるんだろうな。

 仮に言われなくたって、そう思われるんだろうな。自分のいないところでタカハシはこんな奴だと吹聴されるんだろうな、人事台帳にもそう書かれてずっと残るんだろうな。

 本当に面と向かって言ってくる人に限って「タカハシのために言っているんだ、お前の本当の能力はそんなもんじゃないはずだ、そういうことをきちんと言ってくれる人を大切にするもんだ」って言うんだよな……。


 なるほど夜も満足に眠れないわけだ。
author by よんなん
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