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アスペルガー症候群

 この発達障害の名前そのものは、4年前にマンガで読んで知りました。

 2007年に週刊少年マガジンに載った「15の夜 いじめられているきみへ」という作品で、転校してきたアスペルガー症候群のクラスメートが周囲とあつれきを起こし、いじめに遭ってしまうという内容です。

 ……自分もこの子と多少似ているところがあるなとは思いましたが、作中のエピソードほどのできごとはなく、精神科とも無縁な生活だったのでそのままでした。


 さて、昨年うつ病を発症して仕事から離れ、ようやく落ち着いてきたはよいものの、復職してもまた発症してしまうのではないかと不安でたまりません。


 入社してほぼ1年おきに職場を転々としてきたものの、わざわざ振り返らずとも、思い出されるのは次々と人間関係を悪くしてきたことばかりです。

 もちろん、会社で知り合った人みんながそうか、どの職場でもそうか、といえばそんなことはないんですけれども、うまくいっている(と少なくとも自分は思っている)ほうが少ないのです。

「空気が読めない」
「人をばかにしている」
「自己主張ばかり」
「聞く耳を持たない」

 空気ってどうやったら読めるのかいまだに分からず、場違いなことを言ってしまいます。……場違いな言動だった、ということそのものが、他人から指摘されるまで分からないのです。

 人をばかにしている……そんなつもりはないのですが、そう受け取られることがしばしばです。

 自己主張……って、自分が自分の考えや意見を持つことが、そんなにいけませんか。

 聞く耳を持たない……これは自分でも分かるのですが、耳から入ってくる言葉がなかなか理解できません。あるいは「頑固者」という意味で言われているのかもしれませんが。。。


 新入社員の頃はまだ指摘してくれる先輩が(少し)いましたが、年を重ねるにしたがって当然そんなこと教えてくれる人は減ってきて、代わりに、

・話しかけても返事をしてくれなくなる
・仕事を教えてもらえなくなる
・集まりに呼んでもらえない

ことが目立つようになりました。

 たとえば、入社同期(技術系)の結婚式には二次会を含めて誰からも呼ばれていません。
(もっと重大なエピソードがありますが、とても書けないです)


 そんななか、上野の東京障害者職業センターで復職のためのリハビリが始まり、徐々に「自主課題」の日も増えてきました。

 センターの本棚には精神障害や発達障害の本がたくさん置いてあるのでそういったのに目を通していると……

「これ、まさに自分のことではなかろうか」

と思えて仕方がないのが「大人のアスペルガー症候群」に関する本でした。(特にこの本

「よくも悪くも目立つ、三つの特性」
●コミュニケーションの特性
 ・思った通りのことを口にする
 ・興味のあることについては、どんどん発言する
 ・たとえ話を本気にとる
 ・人の話を聞けない。聞いて理解するのが苦手
 ・表情や身振りに鈍感。他人の意図を読み取れない
●社会性の特性
 ・天真爛漫な生き方をしている
 ・行動力がある。やりたいことに向かって一直線
 ・人に流されない。ひとりでも怖がらずに行動できる
 ・友達ができない。それをさびしいとも思わない
 ・人と共感しない。人の気持ちに興味がもてない
 ・社会常識やマナーが、なかなか身につかない
●想像力の特性
 ・一定の作業を正確に、緻密にこなせる
 ・好きなことには、優れた集中力を発揮する
 ・反復作業、単純作業をいとわない
 ・興味のかたよりが強く、頑固な面がある
 ・臨機応変な対応ができない、予定通りを好む
 ・決まりを守りたがる。融通がきかない

そのほかにも……

・友達ができない、仕事ができない
・会話ができているようで、できていない
・社会性がなく、失礼な言動をする
・少数の友達とだけ、仲がよかった
・余計なことを言って、浮いた存在に
・興味のないイベントは楽しめない
・作業の同時進行ができない
・融通がきかず、ひんしゅくをかう
・お詫びやお礼がすぐに言えない
・趣味の鉄道の話をはじめると止まらなかったが、子どものうちは「かわいい」と言われた
 (↑本当に本に書いてあった!)
・怒らせる気はないが、言っていることは失礼(気持ちと言動があっていない)
・相手が怒りのサインを出しても無言のアピールには気づけない
・批難され続けて劣等感や絶望を抱く、自分を不良品だと考え始める
・うつ病を発症することも

などなど。

 これとほぼ同時期に、主治医の先生から「もしかするとご自身でもお気づきかもしれませんが」と告げられたのが、「アスペルガー症候群」でした。。。


 ズバリ書いちゃえば「発達障害者のレッテルを貼られた」わけですが、自分としては

「なんで自分は社会的におかしいんだろう、しかも自分で分からないなんて」
「こんなんじゃ、もう社会に戻る場所なんてない」

と思っていたのが、

「そういうことだったのか」
「適切なサポートさえ受ければやっていける」

と分かってホッとした、というのが(いまのところの)正直な気持ちです。


 このことは会社にも告知することになりましたが、もしも「障害があるなら一定水準以上の仕事は任せられない」だとか、逆に「障害があるなら何でも許されると思ってる」と受け取られるとしたら心外です。

 勤務先の採用ホームページに

**社では、障がいのある多くの社員がさまざまな業務において活躍しています。

当社の基本的な考え方は、必要な配慮・サポートを行いつつ、
仕事では障がいのある社員も障がいのない社員も同等というものです。
したがって、処遇・待遇は障がいの有無にかかわらずすべて同じです。

**社では障がいの有無にかかわらず、
自ら考え主体的に行動できる方、何事にも積極的に挑戦できる方のご応募をお待ちしております。

と書いてある通りのことを期待したいですし、自分も休職前に引き続き挑戦してゆきたいと思います。

 そんな世の中きれいごとでまわっちゃいないよ、って、この会社はそれこそ障害のあるなしに関係なく、「何事にも(=不本意な異動でも)積極的に挑戦してね☆」と言う会社ですから……「お前は定年までこのままだ」という位置づけにさえならなければ(←重要)、やりますとも。
author by よんなん
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